アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

三島由紀夫著「夏子の冒険」

2025年02月24日 | 読書三昧

 

角川文庫、277頁。

日頃、三島由紀夫の著作を自ら手にすることは先ずない。

本書は、先に横浜から(娘と共に)遊びに来ていた長女が、近所の本屋で手にし、読了後置いていったもの。

長女には、良家のお嬢様の(北海道における)熊狩りの様子を綴ったという物語が興味を引いたらしいが、(小生も)面白く読んだ。

加えて、作家としての才能を感じさせる文章は、最近の作家に物足りなさを感じる身としては、「三島でも読んで勉強すれば・・・」とも思った。

その点で、あの自衛隊市ヶ谷駐屯地での事件は、何とももったいなかったなと思う。彼が大成していれば、どのような作家になったかと想像する。

 

 

 

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