アーバンライフの愉しみ

北海道札幌近郊の暮らしの様子をお伝えしています。

大病院のケーキ店

2025年02月05日 | ギャラリー

 

右目の不調は相変わらずだが、一時よりは良くなっているので、最近はパソコンでテレビを見る機会がある。

過日、NHKの「ドキュメント72時間~聖夜、大病院のケーキ店」という番組を拝見し、とても感心した。

それは、12月24日の聖夜を含む72時間(3日間)、800を越える病床と50を越える診療科を持つ大病院(長崎大学付属病院)の中にあるケーキ屋さんを訪れる人々に密着取材したドキュメンタリー番組だったのだが、そこに集う人々のあまりにも等身大の人生にいたく共感したからである。

この高齢の男性はその場でケーキを試食していたが、理由を尋ねると、ガンの治療で味覚がほとんどなくなってしまったので、リベンジをすべくケーキで甘さと思い出し、味覚を取り戻そうしているのだと言う。

 

また、これから帰宅して家族でケーキを楽しむという女性が立ち寄ったが、彼女は、その病院で(長期入院)生活をする子供たちを教える先生なのだそうだ。

他方、ケーキを購入した小さい頃から難病とたたかう子供とその母親にも、インタビューを試みていた。

病院には、こうした人生のはざまを生き抜く人々の暮らしが無数にあるのだ、と実感させられた。

 

 

 

コメント