昨夜、NHK+で配信された掲題の演奏会を視聴した。
7年振りの登場となったマエストロ シャルル・デュトワの指揮で、聴きごたえのするすばらしい演奏会となった。
プログラム
ラヴェル 組曲「ラ・メール・ロア」(眠れる森の美女のパヴァーヌ/親指小僧/パゴダの女王レドロネット/美女と野獣の対話/妖精の園)
ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 Op.18
ストラヴィンスキー バレエ音楽「春の祭典」
ラヴェルの組曲は、元々、知人の二人の子供のために書かれた5曲から成るピアノ連弾曲の由。演奏されたのは管弦楽版だが、珠玉のファンタジーであった。
2曲目のラフマニノフは、有名な第2番の協奏曲。ソリストは、ロシアのピアニスト ニコライ・ルガンスキーで、情感豊かな演奏でとても良かった。
ストラヴィンスキーは、マエストロ自身、今回の演奏で最後になると述べたほどの難曲。出来はもうひとつの感が残ったが、N響の実力を示したと言えよう。
それにしても、見逃し配信でこうした演奏会を楽しめるのはとても良いと思った。