金沢大学角間キャンパス(200㌶)は昔から金沢市民の里山として親しまれてきました。アベマキ、コナラ、スギ、モウソウチクが茂るほか、多くの動植物が生息しています。かつて金沢大学は「お城の中にある大学」と呼ばれましたが、移転後は「里山の中にある大学」と言えます。大学ではこの自然を教育・研究のフィールドとして利用するだけでなく、地域住民や子どもたちの自然体験の場として開放するため1999年に「角間の里山自然学校」をスタートさせました。そしてこの春、里山自然学校の活動の拠点として、築280年の古民家を旧・白峰村から移築し、創立五十周年記念館「角間の里」をつくったのです。きょうはその活動の一端を紹介します。
畑のある風景
写真を見てください。竹林で採れたタケノコです。グッと反り返った姿がエビに似ているので、自然学校のスタッフが「えび竹」と名付けました。なぜこれほどまでに「エビ反り」しているのか。実は竹林が荒れているのです。竹が密生し根が地下で縦横に絡まっているため、このタケノコは身を反らしながらようやく頭を地上に出したのです。竹林を整備中のボランティアが「努力して地上に這い上がってきたが、潜伏期間が長い分ひねていて(味は)まずいだろう」と苦笑していました。というわけで、観賞用として「角間の里」で展示されています。
きのう14日、里山自然学校のボランティアの人たちが「角間の里」の前の空き地を耕し、サツマイモやトウモロコシの苗を植えました。なるべく農薬を使わず栽培しようとの申し合わせです。来週は大学付属養護学校の子どもたちも苗植えをします。おそらく今後、水やりや害虫などさまざまな問題がこの畑をめぐって生じることでしょう。それを一つ一つ知恵を出し合って解決していくのです。
⇒15日(日)午前・金沢の天気
畑のある風景
写真を見てください。竹林で採れたタケノコです。グッと反り返った姿がエビに似ているので、自然学校のスタッフが「えび竹」と名付けました。なぜこれほどまでに「エビ反り」しているのか。実は竹林が荒れているのです。竹が密生し根が地下で縦横に絡まっているため、このタケノコは身を反らしながらようやく頭を地上に出したのです。竹林を整備中のボランティアが「努力して地上に這い上がってきたが、潜伏期間が長い分ひねていて(味は)まずいだろう」と苦笑していました。というわけで、観賞用として「角間の里」で展示されています。
きのう14日、里山自然学校のボランティアの人たちが「角間の里」の前の空き地を耕し、サツマイモやトウモロコシの苗を植えました。なるべく農薬を使わず栽培しようとの申し合わせです。来週は大学付属養護学校の子どもたちも苗植えをします。おそらく今後、水やりや害虫などさまざまな問題がこの畑をめぐって生じることでしょう。それを一つ一つ知恵を出し合って解決していくのです。
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