天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

初春文楽公演2

2020-01-07 21:42:00 | 観劇
第2部 午後4時開演 
加賀見山旧錦絵(かがみやまこきょうのにしきえ)
  草履打の段
  廊下の段
  長局の段
  奥庭の段

明烏六花曙(あけがらすゆきのあけぼの)
  山名屋の段






昼の部は人死にがでず、ほのぼのとした雰囲気もありましたがやはりそこは文楽。夜はしっかり毒を盛ります。
「加賀見山旧錦絵」は女忠臣蔵ともいわれる作品で忠義もの。烈女ものといったほうがいいかな。
主要登場者は全部女。なので悪役も女。憎たらしそうな悪役面の人形です。遣うのは玉助さんなので大きく演じられます。
草履でしばかれ侮辱からお家転覆を狙う密書を下女に託して自死し、下女がその仇を討つという勧善懲悪もの。

続く「明烏六花曙」は先述のHPによると24年ぶりの上演とか。
落語「明烏」はそのもとの新内から派生したいわば二次創作ものらしい。うむ、あれだけ聞いてるとのんきな噺ですが。なるほど身を持ち崩す若旦那ってああいうことかと。
こちらは、その身を持ち崩した時次郎がでてきますが…わりとなにもしない。いらっ。
その間に太夫とその子は折檻されるし。いらっ。
狂言まわし的に横恋慕していた手代に助けられるんですが、そっちのほうがいいのでは?と思うほど。
しかし、手代のお金を奪い親子三人で逃亡して幕引きです。

今回夜の部は、手ぬぐいをとりたかったから一番前の席にしました。とれなかったけど。そして、買ったけど。
一番前だと、字幕、床の順で見えにくい。
のですが、下手側だったので簾内の鳴り物・笛がよく聞こえ、なにより人形の繊細な動きよ。
途中、火を使う場面があったんですが、舞台に火の粉のようなものが飛んでいて、
え?ほんまに火なん?
でもそれ、前じゃないと分からないし、電球でもできる演出やのに、とか。前じゃないとこれは気づかないけど、ここまでやつてるのかと感心しました。





コメント
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