和歌山駅から約30分、田園地帯をのんびりといちご電車は走ります。ゆったりとした電車の旅を楽しんで終点貴志駅に着くと、この旅のメインイベント!貴志駅の駅長さんに会うために電車を飛び降りました。
そう、この貴志駅の駅長さんはねこのたまさん(8)。ニュースなどでも紹介された和歌山一の有名にゃんこ。いまどき珍しい立派な三毛猫です。もちろん女の子(オスねこの三毛は遺伝上あんまり現れないのです)。
貴志駅は無人駅で、隣接されている売店の飼い猫たまさんが駅長に任命されたのです。
駅長の帽子を被り、折り返しに始発和歌山駅に向かういちご電車を見送りにホームへ(抱いているのは売店のお母さん)。電車が着いた途端、観光客らしき人たち、およそ乗客の半数は口々に「たまちゃん、たま駅長はどこ?」と言いながら下車されていたのでホームはあっという間に撮影会です。
そして、たまさんは少し疲れ気味。日曜はお休みなので、会いに行かれるときはお気をつけて。
こちらはたまちゃんのお母さんのみーこさん。同居ねこのちびさんともども助役として任命されていますが、ご覧のようにのびのび暮らしています。
せっかく貴志駅まできたからぶらりとしてみようかと駅に置いてあったチラシのカフェを目指して歩きました。貴志駅近くの観光名所はいちご狩りなのですが、うちは自宅でいちごを作っているので、こちらはパス。でも、いちご電車との相乗効果で今年は大幅に観光客が増えているそうです。ずいぶん歩いて(遠回りしたので20分くらい?)カフェに到着。アイスコーヒーを飲んでとんぼ帰りです。なぜなら次のいちご電車(1時間に1本、他の電車は普通の車両)に乗りたかったから。
駅に着くと、たまさんは陽だまりでごろりんとしていました。
いってみれば普通の三毛猫さんなのですが、社長自ら「駅長に任命しよう!」と決断したことはすごいことです。ニュースに流れ、特別な広告宣伝費を使わずに全国にいちご電車を宣伝することに成功したのだからアイディアの勝利ですね。ポストカードセット(400円)と缶バッチ(200円)が飛ぶように売れていました(私も買ったけど)。
小さな体で地元の人たちの期待を背負うたま駅長。長生きして元気な姿をこれからも見せてほしいものです。
さて、全国的なねこ界のアイドルといえば、ご存知はっちゃん。和歌山から帰って向かった先は阪神百貨店の催事。現在、はっちゃんの写真展が開催中なのです。さすが、カメラマン八二一(はにはじめ)さんの撮るはっちゃんはラブリーかつ面白い☆
二大ねこ界のアイドルを拝見して帰宅するとうちののらっちさんは爆睡中でした。