①の続き
ところで、正東レコードの最古参といえば
ケリー・チャン。デビューのときからずっと所属が変わっていないので、コンサートでも扱いは別。オープニングとエンディングを含めて三回衣装を変えて四回ステージに上がっていました。日本ではクールビューティで通っていますが、香港の自分のコンサートでは宝塚顔負けの派手派手ステージ!今回の衣装は普通でしたけど、小春と踊る姿が可愛かったです。
なかでも印象に残ってるのが、1996年のヒット曲「風花雪」(実は日本語でも歌ってたりする)とフェイの「愛輿痛的辺縁」を歌ったとき!
ケリーのデビュー当時はフェイの全盛期。ケリーもフェイのフォロワー的に扱われていたのです(顔も似てるし)。そんなケリーも今や香港を代表する明星に。フェイの1994年コンサートのときのPV(懐かしい!)をバックに歌うケリーに感慨ひとしおでした。
他には小春がフェイの「玩具」をポップに編曲して歌ってたり、孫耀威(エリック・ソン)だったかな?メイビス・ファンの「眼涙」を歌ったり。「眼涙」はジャッキーもカバーしてたよなぁ、と思うと向かいの客席から「友」の応援板が上がっていました。
陳奕迅(イーソン・チャン)だったと思うんですが、張国栄(レスリー・チャン)のPVをバックに歌っていました。レスリーの曲を私はほとんどロックレコード時代しかしらないので歌自体は分からなかったんですがスクリーンに映る少し若いレスリーの姿を見て今いるここがレスリーが生まれ育ち、そして亡くなった地なのだと思い知り一人しんみり。
他には許茹芸の曲なども(彼女もフェイのフォロワーと言われてた)。
コンサートも10時を過ぎてでてきたのは中国の歌手林苑(ジア・リン)。2曲目が「我真的受傷了」で、これジャッキーが歌ってたなぁ、と(私も)熱唱してたら曲の中盤に舞台に現れたのが待ちに待った
張学友(ジャッキー・チョン)!!!!!
会場中、割れんばかりの拍手と「ほっやうー!」という呼び声(学友は、北京語では“しゅえよう”ですが、広東語では“ほっやう”)。
しかし、ジャッキー微妙な服装。上も下も同じねずみ色だからつなぎを着てるのかと思っちゃいました。あいかわらずスレンダーで、歌ってる姿が嬉しそう!
新聞記事はここら
イーソンも出てきて、場内爆笑のトーク。どっかん、どっかん、と沸いてました。意味はまったく分からないけど楽しそうなジャッキーやジャッキーの姿に喜ぶ会場の人たちを見てるだけで幸せな気分になり言葉が分からない疎外感はまったく感じませんでした。
後はイーソンと二人で熱唱。レスリーの曲などをしていたそうです。やっぱり、会場の盛り上がりは最高潮。ジャッキーって本当に愛されてるんだなぁ、としみじみしました。
11時過ぎにみんなが出てきてフィナーレ。ジャッキーは客席の人から花束をもらっていました。私も1階席ならなにか渡したかったです。
来年の夏には、単独コンサートがあるらしいので私も再渡航を検討中。
夢のような時間が終わり終演したのは11時15分。ついつい出待ちをしてしまい、ホテルに戻ったのが12時前でございました。
撮影:faye-y 香港ではコンサートへのカメラの持ち込みOKなのです!
※帰りの飛行機で映画「四大天王」を見ましたがジャッキーも出ていました^^