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祥伝社 |
エスコヤマに行ったとき、その現場に立った時にここで商売をはじめた人の本を読みたい!と思ってチョコと一緒に買った本。
ビジネス本、ということになっていますが、経営哲学というよりも小山進氏が他者をどうとらえているかということに尽きます。
人と違ったこと(都心から離れた場所での出店、支店を出さないことなど)の理由などは経営に関するものですがこれってマネしようと思ってもできない。それよりも小山さんが出会った人たちとのエピソードに熱意を持って物事をすすめることの源があるのだと思いました。銀行の支店長、そしてはじめて入った会社の社長。とくにこの社長のことは本当にお好きだったんだなと文章の隙間から伺い知ることができます。このような人と出会えたこと、自分の好きな人から愛されたことが礎になっているようです。
さて、小山氏が従業員の若い人たちへの指導として自分が毎日仕事の報告書を書いていたことから培った表現する、工夫する方法を会得することについて、
日々の仕事の中で、伝える力や、小さいことに気づく力を養う訓練をしている。命令してやらせるのが目的ではなく、自ら小さいことに心を配れるような「人」を育てたいのだ。
127頁
と書かれていました。
他にも人へ伝える気持ちがないと届かないという趣旨のことも書いてあり多いに納得。詳細は書けませんが(私にも生活ってものがあってだね)そうそうそうなのよ!と思うような出来事があり、まあ私の洞察力はあっていたなあと思ったのでした。
そして、ブログを毎日更新している理由が「毎日の中でいろんなことを見つけること」「文章を毎日書くこと」だったのでまさにこれ。普段人に伝えるのは?に活かされているといいなあ。