「前乗り」…予定のある日の前日(そのさらに前からも含む)から当地に移動し予定に備えること。
二日酔いのさわやかな目覚め。前乗りがための二日酔い。朝風呂に入り、近頃できたようなコメダ珈琲でモーニング。
サービスで着くハーフトーストでは物足りず、ホットドックも頂き、いろはさんと朝っぱらから1時間与太話。
宿に戻ると9時。
やっと気がつく二人。
「ネタ…稽古しとく?」
互いに壁に向かい部屋で稽古をする。
大阪からバスでやってくる一行は12時着。着付けの達者ないろはさんともども、早く行くと手伝えるようなこともあるかもしれないと10時には会場に入る。前乗りの意義はここの余裕。
そこで取り出したのは、12月の「第二回なでしこ寄席」のチラシ350枚。
出場者75名のうちなでしこ寄席出演者が12名、なでしこ寄席には出られないけどメンバーという人は17名ってえらいこっちゃじゃないですか。もちろん、知り合いはさらに各方面にいるので楽屋が楽しくて楽しくてしょうがない。
持ってきた裁縫箱も置いてまるでゆ乃月の部屋のよう。
とっとと着替えて余った時間で屋外にてネタくり。するも、一回でもうええやと思い、会場に戻っていると大阪一行がやってくる。
私の出番は早く4番目。のんきに開口一番、キャンセル待ち3番のしぶきさんを見ていたら、楽屋ではスタッフの方が私を探していたらしい。すんません。
本番になって高座に上がると場内には知り合いが沢山。京都からきてくれた落語教室のやよいさんのほかにも落語仲間が着物に着替えもせず見に来てくれて本当にありがたかったです。
高座は思う存分やれました。落選理由は構成の選択ミス、池田はそれを活かして構成を考え直します。
私もなるべく会場でみなさんの落語をみようと着替えが終わると会場に戻りました。
面識のあるなし関わらず、みなさんの落語は本当に面白かった。
審査員の先生方は大変でしょうが時間を感じませんでしたし、なんてみんなキラキラしてるんだと。
そして、私はやっぱり満足、大満足。
交流会、二次会、三次会と夜はふけ、床についたのは深夜2時半でした。
余談ですが、別のことに夢中になり自分の高座名の確認を怠り、鈴なりちゃんに指摘されやっと気がつくという。スタッフさんに訂正作業を突貫で行っていただき、私だけ高校書道部ではいところになびらを急ぎ発注していただきました。その説は…。