坂東玉三郎主演「シネマ歌舞伎ふるあめりかに袖はぬらさじ」を見てきました。
3時間近い上演時間に10分の休憩。長くて、おまけに疲れもありちょっとうとうとしてしまいましたが、とても面白く余韻の残る物語でした。
●みどころ
有吉佐和子の手になる本作は、昭和47年名古屋中日劇場の文学座公演で、杉村春子のお園ほかの配役で初演されました。昭和63年には杉村春子の当たり役であったお園役を坂東玉三郎が受け継ぎ、以後、繰り返し上演されて来た名作舞台です。 そして、平成19年12月歌舞伎座公演では、ついに歌舞伎として初上演され、玉三郎渾身の演技(九度目の芸者・お園)、豪華キャスト競演で大評判となりました。
●あらすじ
時は幕末、開港まもない横浜の遊郭「岩亀楼(がんきろう)」で、ひとりの遊女が自ら命を絶ちます。おりから吹き荒れる尊王攘夷の嵐の中、「攘夷女郎」の伝説にいやおうなく一役買っていくお園 …。
(松竹サイトより)
玉三郎さんのインタビューはこちら。
幕末の遊郭を舞台にしているだけあって女形の着物が綺麗~。私はお園さんの最後の着物、白地に灰色で龍?が描かれているものに惹かれました。目の保養にはなるんだけど、着物が欲しくなってしまう。ある意味、目の毒。でも、私の持ってるのより数倍上のランクなんでしょうから買いたいと悩んでいるものなんて比較もできませんが。
さて、本題。遊女でありながら純粋無垢だった亀遊(きゆう)は自らの運命に耐え切れず死を選ぶ。その悲恋は物語のきっかけではあるんですが、様々な人間のたくましさが描かれていました。烈女自害の語り部になるお園さん、亀遊さんの恋人だった藤吉は志の通りアメリカに向かい、遊郭の旦那は商魂たくましい。それぞれ喜劇的に描かれているんですけど、哀しくもあり、切なくもあり。
ともかく、玉三郎さんには圧巻。こんなに笑わせてくれるだなんて。それに、おウワサはかねがね聞いておりましたが、仕草がしなやかで美しい…。すごいもんを見た…。
3時間近い上演時間に10分の休憩。長くて、おまけに疲れもありちょっとうとうとしてしまいましたが、とても面白く余韻の残る物語でした。
●みどころ
有吉佐和子の手になる本作は、昭和47年名古屋中日劇場の文学座公演で、杉村春子のお園ほかの配役で初演されました。昭和63年には杉村春子の当たり役であったお園役を坂東玉三郎が受け継ぎ、以後、繰り返し上演されて来た名作舞台です。 そして、平成19年12月歌舞伎座公演では、ついに歌舞伎として初上演され、玉三郎渾身の演技(九度目の芸者・お園)、豪華キャスト競演で大評判となりました。
●あらすじ
時は幕末、開港まもない横浜の遊郭「岩亀楼(がんきろう)」で、ひとりの遊女が自ら命を絶ちます。おりから吹き荒れる尊王攘夷の嵐の中、「攘夷女郎」の伝説にいやおうなく一役買っていくお園 …。
(松竹サイトより)
玉三郎さんのインタビューはこちら。
幕末の遊郭を舞台にしているだけあって女形の着物が綺麗~。私はお園さんの最後の着物、白地に灰色で龍?が描かれているものに惹かれました。目の保養にはなるんだけど、着物が欲しくなってしまう。ある意味、目の毒。でも、私の持ってるのより数倍上のランクなんでしょうから買いたいと悩んでいるものなんて比較もできませんが。
さて、本題。遊女でありながら純粋無垢だった亀遊(きゆう)は自らの運命に耐え切れず死を選ぶ。その悲恋は物語のきっかけではあるんですが、様々な人間のたくましさが描かれていました。烈女自害の語り部になるお園さん、亀遊さんの恋人だった藤吉は志の通りアメリカに向かい、遊郭の旦那は商魂たくましい。それぞれ喜劇的に描かれているんですけど、哀しくもあり、切なくもあり。
ともかく、玉三郎さんには圧巻。こんなに笑わせてくれるだなんて。それに、おウワサはかねがね聞いておりましたが、仕草がしなやかで美しい…。すごいもんを見た…。