日本発のミュージカルをこれからどんどん作られてほしいと少し前のラジオで聞いて、あ、そうか、今度の見に行くのは日本発のミュージカルだ。
漫画「昭和元禄落語心中」のミュージカル化。ドラマ版でも演じていた山崎育三郎がミュージカル化を発案したとか。ドラマ版、録画したまままだ見ていないけど…。なお、漫画は単行本発売時に読んでいた。アニメも見ていない…。
あと、タカラヅカ退団後はじめて見に行く明日海りお。
ちょうど、「べらぼう」に出演していた古川雄大とこの三人がメイン。
演出は、あの小池修一郎←タカラヅカの多くの作品を演出。
落語とミュージカルってどんなんだろうと思っていたら、師匠役で中村梅雀出演決定。
さて、いつもながら三階席からの観劇。合いにくい視力も強い光と遠くを見る時間をへて徐々にピントが合ってくる。
物語は過去と現在のふたつの時の流れを描く。キャラクターが漫画からでてきたよう。三階席だったので舞台の奥が見てたけど、中村梅雀さんですら舞台をはけるときに小走りだった。
漫画で長く長く描かれたことを3時間の中に入れているので枝葉がなくすっきりと。でも、重要なところは描かれているし、それぞれの見せ場があるので楽しい。
ラストにすっきり終わらせるために、登場者それぞれの苦悩が伝わりやすいと思ったのはわたしだけ?ああ、そうか。と今更ながら納得したり。
初育三郎は声量すごかった。踊りも歌もみなさんうまかった。そりゃそうか。