天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

錦秋喜劇特別公演太夫(こったい)さん

2024-10-21 22:01:00 | 観劇
秋の南座は喜劇~。去年、藤山直美公演を南座で見て以来毎年行こうと心に決めていたので今年も。

戦後すぐの京都島原遊郭を舞台にした人情喜劇。

主役は三林京子演じる遊郭の女将なんじゃないかと。

男に騙されて遊郭に置き去りにされたおきみ、子どもを産んだ後は遊郭に置かれることになる。
不器用でてんかん持ちのおきみを愛情深くかわいがる女将。
戦後かわりゆく時代(ストライキのこととか東京ブギウギなど時代が分かるフレーズがでてくる)遊郭も以前とは同じようにはいかない。
そんな華やかな世界の舞台裏である座敷と台所を中心に話が進められ、人情味のある細やかな心の機微が描かれて、女将とおきみが抱き合うときには涙がでた。

そして、結末は…現代の感覚ではその男はあかん…のやけどまあ芝居やからな。最後はハッピーエンドであっさり終わった。




 

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文楽夏休み公演

2024-08-13 18:20:00 | 観劇
8/12の千秋楽に駆け込み鑑賞。

夏休み文楽特別公演

第1部 【親子劇場】午前10時30分開演
桐竹勘十郎=作・演出 鶴澤清介=作曲
ひょうたん池の大なまず

解説 文楽ってなあに?

山田庄一=作 竹澤團七=作曲 望月太明藏=作調
西遊記
 五行山の段
 一つ家の段

第2部 【名作劇場】午後1時30分開演
生写朝顔話
 宇治川蛍狩の段
 明石浦船別れの段
 浜松小屋の段
 嶋田宿笑い薬の段
 宿屋の段
 大井川の段


第3部 【サマーレイトショー】午後6時開演
近松門左衛門没後300年
女殺油地獄
 野澤松之輔=作曲
 徳庵堤の段
 野澤松之輔=作曲
 河内屋内の段
 八世竹本綱太夫、十世竹澤弥七=作曲
 豊島屋油店の段






子ども劇場、満席。
第二部までの間にロビーで見ていたら、記念写真を撮る長蛇の列。喜ばしいかぎり。
二部と三部もまずまずの客入り。外国人旅行者の人たちの姿も多い。

朝顔日記(生写朝顔話)
思い詰めすぎなお嬢様の大胆な逃避行(身も蓋もない言い方)
一目惚れした相手を追いかけて旅をする間に盲人になり、再会するも気付かず離れていく。
ドラマチックな元祖すれ違い。
大井川の段は「軒付け」にでてくる浄瑠璃。

「女殺油地獄」今年の夏の夜はこれ。
ダメ男河内家与兵衛が同業者の嫁を手にかけるはなし。その殺戮の場面、油屋の中で油にまみれながら人を殺める、ための前振りがその後を知ってるだけに恐ろしい…。人の業とは。




今回も浪花弁当をいただく。
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千秋楽に

2024-08-12 23:03:00 | 観劇
駆け込み鑑賞。
感想はまた後日。





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七月大歌舞伎夜の部

2024-07-15 23:58:00 | 観劇
仁左衛門のいがみの権太が見たかったので、夜の部へ。 


浄瑠璃を歌舞伎に置き換えてるので床ありでセリフや動きも浄瑠璃っぽい。
仁左衛門様は御年80歳。前回見た時、病み上がりで弱々しかったけど動きが80とは思えん。三階桟敷席ながら表情まではっきり見えてまあ見事。惜しいのは細いこと。おみ足、太ももまでさらけるのでよけいに気になる。いがみの権太を観れるのは最後か。権太への解像度が高くなった。

汐汲、舞踊もの。どうして歌舞伎の海女は振袖なのか。腰にまいてるタヒチアンみたいなのはなんなのか。そんなことは気にしてはいけない。立ち回りもあって面白かった。

八重桐廓噺は、文楽でも歌舞伎でもはじめてだと思う。後半いきなりの超次元展開。近松こんなのも書いてたのか。襲名披露なので主役を立てる大立ち回り。愉快痛快。スカッと終わって気持ちよく席を立った。


一、義経千本桜

木の実
小金吾討死
すし屋

二、汐汲

六代目中村時蔵 襲名披露狂言
近松門左衛門 作
三、八重桐廓噺

 

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ロミオとジュリエット

2024-07-07 23:42:00 | 観劇
タカラヅカ版は2回、花詩歌タカラヅカ版も見た←数に入れるな)フランス版ロックオペラ「ロミオとジュリエット」のホリプロ制作、つまり男女混合ミュージカルを見てきた。

曲が抜群にいい。あとタカラヅカ版では舞台の転換もいい。

筋はいわずと知れた古典。
タカラヅカ版との違いはキャストは若手の登竜門的な位置になっていること。タカラヅカはスターありきだから。
そしてなぜか設定が現代?(近未来というはなしも)スマホやパソコンがでてくる。これは正直いるのか?
家との対決とか大公とか親が決めた許嫁とか追放というところを変えずに現代にしても説得力がない。衣装や舞台の装置が現代風なのは全然いいのに。

そこ以外は若さがあふれ、実際の設定に違い年齢層の若者たちが配役されていて脇を固める役者たちとの関係性にもリアリティがあってよかった。何より歌がうまい。わたしが見た日は乃木坂の18歳の女の子がジュリエット、近くで見ていた人がタカラヅカより実年齢に近いやんと言っていた。確かにそうだ。

筋は改めて追うと…浄瑠璃の世話物やがなこれ。心中ものやん。おいおいという展開に感情移入はしないけども、乳母の歌うジュリエットへの愛の歌はやはり泣く。ここは泣いてる人も多かった。

死を象徴するダンサーが不気味で前半のスーツきてる姿から女性かと思っていた。が、後半で半裸になり、男だったのか?!デュエットダンスのロミオにまといつく死の影とか不気味すぎて美しかった。そう、タカラヅカには半裸の人はいないのだ(ロミオも半裸になっていた)。
乳母の歌と双璧がラストの「エメ」の母親たちの和解、ここもベテランがきっちり聞かせ、エンディングへと向かっていく。

「世界の王」を鼻歌歌いながら帰途につく。





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4月文楽公演

2024-04-22 22:37:41 | 観劇
国立文楽劇場開場40周年記念
4月文楽公演

第1部 午前11時開演
絵本太功記
 二条城配膳の段
 鶴澤清治=補曲 
 千本通光秀館の段
 夕顔棚の段
 尼ヶ崎の段

第2部 午後2時30分開演
団子売
豊竹呂太夫改め十一代目豊竹若太夫  襲名披露口上
襲名披露狂言
和田合戦女舞鶴
 市若初陣の段
楳茂都陸平=振付
釣女

第3部 午後6時15分開演
御所桜堀川夜討
 弁慶上使の段
増補大江山
 戻り橋の段

二日に分けて全公演観劇。
今回は若大夫襲名披露という華やかな2部がやはり目玉。
主要幹部、お弟子さんが並ぶ口上は圧巻。
文楽は襲名の時は主役はしゃべらない。
というのは人形だけかと思ってたら太夫もでした、はい。

呂勢さんの司会というのがよい。なんとなくしっかりした噺家さんのようみ見えてします。
幹部のみなさんはお祝いで笑いをとろうとする。これは文楽だからか。
ともかくもおめでとうございます。

1部に好きな太夫さんがそろっていたので満足。パッション!
千歳さんが若干おとなしく感じたと思ったら1日休業されていたとか。

「和田合戦女舞鶴」
最初が84年ぶり、切場が57年ぶりだとか。若太夫にちなんだ演目とのこと。
人物相関がわかりにくいものの、2幕あるのでなんとなくは分かるのと、身代わりもので情の部分がわかりやすい。
そして、2部は満席。うむ、素晴らしい。
身代わりで死んで終わりにならならいように最後は「釣女」。幕開きが「団子売り」で「釣女」で締め。めでたいからいいのか。

”堀川夜討”は、どんでん返しがすぎるぞ。弁慶若かりし頃のおいたが因果につながるという…。
”大江山”はスペクタクルもので血沸き肉躍る感じの終わり方でよかった。
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劇団四季「ライオンキング」

2024-03-21 22:05:33 | 観劇
そして、見たかった舞台「ライオンキング」へ。(銀座からの~有明)
この日のために先月からボーカルトレーニングは「サークルオブライフ」でレッスン。まあ全然完成してはいけないけど、手に入れたCDを何回も聞いた。






席はネット上の評判を聞いた上で一階通路側を。三ヶ月前のチケット予約でもすでに一階通路側は数席だったので決断が早くてよかった。
さて、なぜ通路側がいいかというとそこを通るパフォーマンスがあるから。

ところで会場ついてそうそう、シークレットチャームを購入。ちっちゃなチャームのベビーシンバ狙いやったけど出たのは絵の中のシンバだった。いや、ねいぐるみのはいいや、と席につく。

はじまった。
通路を動物たちが通って舞台へ。
これは想像の何倍も興奮して、観劇した。
象はわたしの頭をかすめて(実際に何かが頭に当たっていた)中にひとが入っているのが見える(隠しているわけではない)けどかえってそれも感動で、気が付いたら涙が頬を伝わっていた。

サークル・オブ・ライフ

祝祭感がたまらない。
「ライオンキング」は動物たちの物語なので、演じる人たちの肉体の動きが獣。子どもキャストも主役クラスなので、感心。
ところで、大人になってからのシンバもキーが高い。これはまだ若い雄を表しているのかな。
そして、動物たちの造形も見事で芸術的だった。
最後でまた泣かされて、最後の最後はスタンディングオベーション。






会場を出てすぐ売店で、ベビーシンバのミニを買って持ち替える。
ああ、大阪でやってたときに出会っていたら何回も通えたのに。
まあそれも運命さ。ハクナマタタ!






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宝塚歌劇星組公演『RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~』 『VIOLETOPIA』

2024-02-04 23:05:31 | 観劇
あのインド映画「RRR」が宝塚で世界初舞台化をするというニュースを聞いたときに

ぜ、絶対に行く!!!

と意欲満々。ぴあの先行で取れなかったときのために旅行会社からの手配の旅行プランで行こうとメール会員にまでなったら、

当たった。ぴあの貸し切り公演。

運を使い果たした

と思ったら、

働き方改革で直前に公演がなくなった…。

運、使い果たしてなかった。

旅行プランもすでに終了。
もう、ライブビューイングにかけるしかない。

というわけでそちらも無事当選して本日、映画館で鑑賞。

元ネタ3時間を1時間半で。
これが見事。
あ、あのシーンやるんや、の連続。
もちろん、アレンジあり、概念をダンスで表現するなどあり。
それが…タカラヅカ!
オープニングの少女の歌からオリジナルを踏襲し、それでいて日本語。
ナートゥは劇場で見れた人が羨ましかった。たぶん号泣してたと思う。
エンディングまで!
今回はビームが主役の話なので、終盤からは映画版とは違うコンパクト展開&あ、それ宝塚脚色ですよね。うんでもいい!それいい!

RRRファンもおおかた満足しているようだ。
レビューも堪能。
ああ、終わったと思ったらそこから今回退団される方のセレモニー。千秋楽なんて行ったことなかったら知らなかった。退団される方のコメントにぐっときた。
13時から16時40分頃までたっぷり!

ああ、劇場で見たかった~、けど見れてよかった~。

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11月文楽公演2部

2023-11-08 22:31:30 | 観劇
奥州安達原(おうしゅうあだちがはら)
 二代野澤喜左衛門=作曲
 朱雀堤の段
 敷妙使者の段
 矢の根の段
 袖萩祭文の段
 貞任物語の段

このところ、文楽に行くときには声をかけてという友達がいるので前日に声をかけると旅行をキャンセルしたところというところのグットタイミング。
それって初心者向け?と言われたが、たぶん違うと思う…。
ともあれ友達と休憩事に話の確認。
実は◎◎というのはよくある設定ながら、初心者に説明は難しい。

袖萩祭文の段
呂勢大夫
貞任物語の段
錣大夫
と、物語の設定が難しくてもエモーショナルな大夫が大事な段にでてきたので多少の設定のややこしさははおいておいても、そのときそのときの切なさは共有できた、と思う。

河原のおんぼろ小屋で暮らしてる母と娘。おんぼろが過ぎる。実は旦那はどっかに行ったままで、実は侍。そして実は実の父親が目の前にいたのに目が見えなくなっていたから分からないという、大映ドラマもびっくりよ。
挙句に娘を連れて実家に行って絶望のあまり死を選ぶ。
娘お君がけなげで切ない。
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11月文楽公演3部

2023-11-06 22:10:22 | 観劇
近松門左衛門300回忌
冥途の飛脚(めいどのひきゃく)
 淡路町の段
 封印切の段
  野澤松之輔=作曲 澤村龍之介=振付
 道行相合かご

一番感想が書きやすいので「冥途の飛脚」から。
近松門左衛門300回忌、300年前に書かれた戯曲がいまも上演されているんだからたいしたもんだ。
「冥途の飛脚」は、のちに改作された作品とは違い敵役が出てこず、ただただ若旦那は自分の甘さ弱さで遊女梅川に入れあげてお金を使ってしまう。
最低やないか。
ところで、この日、前から2列目の真ん中が空いていたので常にないことに前で鑑賞。人形が近い。人形遣いも近い。
若旦那の友達八っつあんはええ奴や。話を合わせてくれたり、遊女らにこのままやとえらいことになるから若旦那を入れたらあかんでというてくれるのに、根っから恋にのぼせたこいつは横領の罪を犯してしまう。
梅川よ、どこがよくてこの男を…。
と思うものの繊細な人形の動きにさもありなんとも思ってしまう。
逃げるふたりは若旦那の実の親がいる新口村へ。ここもわたしがいやなのは梅川の親ではないのよね。どこまでも自分か!

このはなしも派生した改作も心中の場面は見せない。でも、ここまで来たらそれしかないよな、と刹那を生きた挙句に破滅の道行にざわざわする。

のだが、

史実では処刑された若旦那に対して梅川は勤め上げ、仏門に入りその後50年供養に生きたそうで、長生きでよかったと胸をなでおろす。
心中をにおわせた方が物語としては美しいのだ。知らんけど。
近松が「たちきれ」を書いたら二人とも死なせてたであろうし、現実は女の方が長生き。
いやはや、前から2列目で見ると恋の魔物という色気に充てられてしまった。
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錦秋喜劇特別公演@南座

2023-10-10 23:32:00 | 観劇
観光客がたくさんいるよ、と聞いたものの寒かったからなのかさほどではなかった河原町。
向かうは南座。


錦秋喜劇特別公演。喜劇と銘打たれたものを見るのははじめてかも。吉本新喜劇はあるけど。
とにかく、藤山直美が見たかったのだ。

ふたつのお芝居で、それぞれ京都と大阪が舞台。
「祇園小唄」は放蕩者の若旦那が舞妓の気持ちを試す話で、落語みたいやなぁ、と。鴈治郎さんはさすが。

「大阪ぎらい物語」藤山直美がでてきた瞬間の圧倒的な存在感に感動。船場の商家が舞台なので、仔猫の冒頭はこんな感じやったのかな、と。
変わり者の千代子は結婚に反対され、家なんか知らん!と車夫に。でも、最後は千夜子がみんなの心をほどいて…。
立ち振る舞い、セリフと目が離せない。ほんとに腹から笑ったし、切なくて泣けるし、藤山直美をいままで観てこなかったこと、松竹新喜劇を未履修なことを反省した。
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南座 怪談牡丹燈籠

2023-08-23 23:44:00 | 観劇



気がついたら全席完売になっていた南座。
劇場に問い合わせると、3階の両脇を舞台が見えないところがあるのを了承したら二等席価格で当日券で買えます、とのこと。


「朝イチで行かないと売り切れるとか?」
「いや、そこまでは」

念のためちょびっと早めに劇場に行く。
平日の河原町はひとも少なく、今日は暑さもマシでチケット発券してからは待ち歩き。
とかいいながら一番長くいたのは本屋だった。

さて、二等の三階は松竹座の三階の脇席(三等)よりも舞台近い。それが!二等やから!
そして、狭い。落ちそう!それが!南座!

この坂東玉三郎特別公演は14時から16時半のいちにち一回公演のみ。物語としては、少しコンパクト。ちょっとあれ?と思ったのは案外終わりがあっさりしてたから。

結局、ひとの「迷うた」がいちばん怖いし、思い詰めた恋するお露がいちばん怖い。ひとを巻き込むでない。

玉三郎様はなんてことないセリフでドカンドカンと笑いをとる。なんか勉強になった。そこか?
伴蔵が思うほどの悪人ではないので、最後はやはり心を入れ替えようとしてたのか?それでも、悪縁に翻弄されたということか。

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夏休み文楽特別公演2日目

2023-08-05 22:54:00 | 観劇
第1部 【親子劇場】 午前10時30分開演
小佐田定雄=作 鶴澤清介=作曲
桐竹勘十郎=演出 望月太明藏=作調
かみなり太鼓(かみなりだいこ)
解説 文楽ってなあに?
山田庄一=作 竹澤團七=作曲 望月太明藏=作調
西遊記(さいゆうき)
 閻魔王宮より釜煮の段

第2部 【名作劇場】 午後1時30分開演
通し狂言 妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)
 四段目 井戸替の段
  杉酒屋の段
  道行恋苧環
  鱶七使者の段
  姫戻りの段
  金殿の段
  入鹿誅伐の段








そして、二日目の文楽鑑賞はこちら。1部&2部連続。まずは子ども向けから。
今回から途中の子ども文楽人形遣いコーナーが復活。大人はいいなあ、と選ばれた子へ羨望のまなざし。大人もやりたいのよ。
「かみなり太鼓」も「西遊記」もちょっと驚きの仕掛けなんかもあり、お子たちも盛り上がる。
「妹背山婦女庭訓」は、春の公演とで通し。果たして通しといっていいのか。公演期間中にNHKeテレで春の公演を劇場中継+副音声付でしていた。これ見たあとなら文楽公演にも客足が!と思ったら、その後公演中止に(8/6から再開予定)。
合いも変わらずお三輪はひどい目にあう。文楽史上かわいそう度は一位か二位だ。ところで落語「軒付け」でわたしが語る一文も上演されていたが節回しは全然違う。まあ、そんなもんだ。
今回上演される「入鹿誅伐の段」は、文楽劇場開場以来初の上演で、いやそんなけやってないのは理由があるでしょ。ありました。まあ、その前の段が盛り上がるからでしょうな。結末のための段。すっきりはしたけど。
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夏休み文楽特別公演1日目

2023-08-04 21:18:00 | 観劇
第3部 【サマーレイトショー】 午後6時30分開演
夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)
野澤松之輔=補曲
 住吉鳥居前の段
 釣船三婦内の段
 長町裏の段






どうして、文楽夏公演は、夏祭、曾根崎、夏祭、曽根崎なんだろうかとわたしも思っていた時期がありました(実際には他の公演もあり)。
でも、いまなら分かる。それが文楽の夏、大坂の夏…。

特に「夏祭浪花鑑」は、そのものずばり夏のもんやし。祭りのお囃子の高揚感と殺人の高揚感とが合いまった

浪花の狂気

それに年端もいかない子どもがひどい目に合う話じゃないし。それだけで安心感がある(そうなのか?)。
そんなわけで今年も惨殺事件を目撃した。余談、この日の日中は「ファントム」でも惨殺を目撃。昼も夜も惨殺、めった刺し。

文楽2回目の友人を案内。
そのため、前で人形を見たいか?前回同様後方で全体を見たいかと聞いてところ「今度は人形を前で見たい」とのことだったのでわたしも久方ぶりの3列目真ん中。近っ!
やはり前で見ると人形の細やかさや大胆さが際立つ。床は見えにくいけど、声はめちゃくちゃ届くので、字幕なしでも理解が増すような気がした。
2023.7.29鑑賞
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ミュージカル「ファントム」

2023-07-30 22:49:00 | 観劇



ミュージカル「ファントム」鑑賞。
「ファントム」の原作は、「オペラ座の怪人」。そう、劇団四季でやったる「オペラ座の怪人」とストーリーは同じ。

花詩歌タカラヅカ、劇団四季とこのシリーズを見てきて、この「ファントム」がいちばん納得いった。
(花詩歌タカラヅカは宝塚版「ファントム」)
というのも、これまでのはファントム(怪人)の背景がいまいち分かりにくい。才能を開花させてくれたファントムに対してマスクを剥ぎ取るクリスティーヌが失礼すぎる(ここで友達からクリスティーヌはまだ年端がいかないから許してと言われた)。

ということもあり、現代的な感覚かもしれないがなんでファントムの性格がああなのか?なんで、でないにしても歪んだ精神性とか分かりやすかった。今までのファントムの中で一番幼い。良くも悪くも。
だから、父との愛というテーマがよりよく浮かぶあがるし同情する。

そして、わたしはダブルキャストと直前まで知らず、城田優がファントムかと思ったら途中で城田優がでてきて動揺した。
主役もクリスティーヌも歌上手いし(当たり前)、ダンス、舞台装置、衣装と見応えあった。城田優のファントムも見てみたいもんだ。しかし、演出も担当すると城田優恐るべし。
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