気がついたときに上演が終わっていたけど、再上演があり見てきた。
これまた見れなかった「ハッピーアワー」の監督。ハッピーアワーは神戸でのワークショップから演技経験のない女性たちを描いた映画。5時間もあるので、見たいと思いつつタイミング合わなかて。
この映画も3時間。
だけど、無駄なところがなくて時間の長さを感じなかった。全て事細かに描くのではなく余白を残しながら描く。
村上春樹の短編の映画化。短編なのでプラスアルファの部分もきっと多いし、また村上春樹的な設定も。
圧巻はラスト。
カインとアベル
であるとか
原罪
とかを思った。
いや、この登場者は殺人は犯してないけど、どこか誰もが抱える罪であるとか。
それにしても主人公は家族に不幸が重なり過ぎている。
ほんとのラスト(以降ネタバレかも)、おそらく彼女があれを引き継いだのであろう、そして、主人公は歩き出しているのだろう、と
わたしは思った。