●市政クラブ 政務活動報告 6月22日~24日
4.二戸市 宝を生かしたまちづくりについて(政策推進課)(要旨のみ)
(1)宝探しの意義
①市民参加の作業とすること
宝探しが市民一人ひとりの生きがい探しとなるよう、市民総参加によって宝を発掘再発見し、それを活用して二戸市を活性化していくこと。(全世帯アンケート実施)
②お年寄りの参加を促すこと
長年の生活の中で様々な文化を継承されてきたお年寄りを、宝という形で発掘し、その知恵を生かすため、まちづくりに参加して頂く機会とした。
③女性の参加なしに宝探しは進まない
郷土料理や織物などのように、女性が中心になり守り育ててきた生活文化は大切な地域の宝である。
④先人達の宝を生かしたまちづくりを発掘する
先人達の伝統技術、歴史や文化財、慣習、物産など多くの宝を発掘し、生かし、次世代の子ども達に継承するまちづくりを進めること
(2)経過と考え方
①楽しく美しいまちづくり推進委員会(平成4年7月)、市民30名と市職員29名で組織
固有の市の宝を発見するためにアンケート調査を実施。7,371件の回答。
②宝探しの分野を6分野とした。
ⅰ自然の宝 =共に生きる仲間さがし 気象、山、川、風景、動植物、湧き水など
ⅱ生活環境の宝 =生きるための知恵 料理、織物、郷土食材、地域振興など
ⅲ歴史文化の宝 =先人の足跡を辿る 文化財、歴史街道、年中行事、祭りなど
ⅳ産業の宝 =外部世界への発信 伝統技術、工芸品、特産品、食材など
ⅴ名人の宝 =二戸の知恵袋 芸能、郷土史、工芸、郷土料理、民話など
ⅵ要望の宝 =未来へのエネルギー 課題解決に向けた創造、宝の活用など
③「宝探し」から「地域づくり」への5段階
ⅰ宝を探す 地域固有の自然、歴史、文化、産業、人などの資源を地域住民自身が発掘・再発見する。
ⅱ宝を磨く 発掘・再発見された宝を保存・伝承・発展させるための活動
ⅲ宝を誇る 宝の価値を認識し、地域の中で価値認識を共有するための活動
ⅳ宝を伝える 地域の外に向かって、宝を発信するための活動
ⅴ宝を興す 宝を活用して産業に結びつけるための活動 にのへブランドへ
(3)効果と課題
①地域における効果
地域の住みよさへの気づき、地域の良さの再認識、地域に誇りを持つ、特産品開発、
宝自慢のイベントやツアーの開始
②市民意識、観光等への効果
ⅰ地域資源の保護活用への意識の高まり
ⅱ食の文化の若い世代への継承
ⅲ地域の良さを認め合うことによる元気
ⅳ地域行事の復活や見直し
ⅴ少額ながらも経済効果が生まれる
③現状における課題
ⅰ宝探し世代の高齢化、次世代の認識が低い
ⅱ知恵を持つ高齢者や名人の減少
ⅲツアーは歴史も浅く、知名度も低いため、安定的な集客に繋がっていない
ⅳガイドが高齢化、案内技術が低い
ⅴランドオペレータとなる組織が弱い
ⅵ案内板等の施設管理に手が行き届かない
20年の活動でわかったこと
宝探しは人づくりである。
(4)所感
アイデアが素晴らしいと感じた。
社会教育、生涯学習、産業振興の三分野にまたがる活動であることと、市民が主体的に参画し活動するところに
難しくも意義のある活動と感じた。
産業振興的に直ぐに効果が期待できるものではないが、長い取組によって地域資源の維持や様々な文化振興への効果が
期待できるものと思う。
締め括りにある『宝探しはひとづくりである』という一言に尽きると思う。
4.二戸市 宝を生かしたまちづくりについて(政策推進課)(要旨のみ)
(1)宝探しの意義
①市民参加の作業とすること
宝探しが市民一人ひとりの生きがい探しとなるよう、市民総参加によって宝を発掘再発見し、それを活用して二戸市を活性化していくこと。(全世帯アンケート実施)
②お年寄りの参加を促すこと
長年の生活の中で様々な文化を継承されてきたお年寄りを、宝という形で発掘し、その知恵を生かすため、まちづくりに参加して頂く機会とした。
③女性の参加なしに宝探しは進まない
郷土料理や織物などのように、女性が中心になり守り育ててきた生活文化は大切な地域の宝である。
④先人達の宝を生かしたまちづくりを発掘する
先人達の伝統技術、歴史や文化財、慣習、物産など多くの宝を発掘し、生かし、次世代の子ども達に継承するまちづくりを進めること
(2)経過と考え方
①楽しく美しいまちづくり推進委員会(平成4年7月)、市民30名と市職員29名で組織
固有の市の宝を発見するためにアンケート調査を実施。7,371件の回答。
②宝探しの分野を6分野とした。
ⅰ自然の宝 =共に生きる仲間さがし 気象、山、川、風景、動植物、湧き水など
ⅱ生活環境の宝 =生きるための知恵 料理、織物、郷土食材、地域振興など
ⅲ歴史文化の宝 =先人の足跡を辿る 文化財、歴史街道、年中行事、祭りなど
ⅳ産業の宝 =外部世界への発信 伝統技術、工芸品、特産品、食材など
ⅴ名人の宝 =二戸の知恵袋 芸能、郷土史、工芸、郷土料理、民話など
ⅵ要望の宝 =未来へのエネルギー 課題解決に向けた創造、宝の活用など
③「宝探し」から「地域づくり」への5段階
ⅰ宝を探す 地域固有の自然、歴史、文化、産業、人などの資源を地域住民自身が発掘・再発見する。
ⅱ宝を磨く 発掘・再発見された宝を保存・伝承・発展させるための活動
ⅲ宝を誇る 宝の価値を認識し、地域の中で価値認識を共有するための活動
ⅳ宝を伝える 地域の外に向かって、宝を発信するための活動
ⅴ宝を興す 宝を活用して産業に結びつけるための活動 にのへブランドへ
(3)効果と課題
①地域における効果
地域の住みよさへの気づき、地域の良さの再認識、地域に誇りを持つ、特産品開発、
宝自慢のイベントやツアーの開始
②市民意識、観光等への効果
ⅰ地域資源の保護活用への意識の高まり
ⅱ食の文化の若い世代への継承
ⅲ地域の良さを認め合うことによる元気
ⅳ地域行事の復活や見直し
ⅴ少額ながらも経済効果が生まれる
③現状における課題
ⅰ宝探し世代の高齢化、次世代の認識が低い
ⅱ知恵を持つ高齢者や名人の減少
ⅲツアーは歴史も浅く、知名度も低いため、安定的な集客に繋がっていない
ⅳガイドが高齢化、案内技術が低い
ⅴランドオペレータとなる組織が弱い
ⅵ案内板等の施設管理に手が行き届かない
20年の活動でわかったこと
宝探しは人づくりである。
(4)所感
アイデアが素晴らしいと感じた。
社会教育、生涯学習、産業振興の三分野にまたがる活動であることと、市民が主体的に参画し活動するところに
難しくも意義のある活動と感じた。
産業振興的に直ぐに効果が期待できるものではないが、長い取組によって地域資源の維持や様々な文化振興への効果が
期待できるものと思う。
締め括りにある『宝探しはひとづくりである』という一言に尽きると思う。