南魚沼市は、584k㎡と広大な中に12の地域がある。
南魚沼市では、合併特例債で創設した基金の預金利息などを使い、地域コミュニティ創設に向けたパイロット事業を平成19年、20年と実施する予定である。
この事業では合併前の旧町の各4地域から1地域をパイロット地区として、自治組織による
軽微なインフラ整備・維持や自治組織創設活動に資金を交付し実施してもらおうというものである。旧大和町では大崎地区、旧六日町では大巻地区が手を挙げ、旧塩沢町では3地区が手を挙げている。インフラ関連に130万円、自治組織活動に70万円が交付される。
そんな折、次のニュースに目がとまった。
毎日・地方自治大賞:飯南町に奨励賞 「町職員全員が地区に入り対話」評価 /島根
◇主体的に合併後の町づくり、「よいとこさがし」でコミュニティー再生へ
05年1月に旧赤来町と旧頓原町が合併して誕生した飯南町は、町域のほとんどが山間地で高齢化率は県平均を上回る37%。厳しい財政に改善のめどは立たない。経済圏や文化圏の微妙な違いも抱えており、住民のコミュニティーをいかにつくり上げるかが合併直後からの緊急課題だった。
飯南町では合併時に、約90人の行政職員全員が町内の22自治区のいずれかの担当になる「町職員地区担当制度」を始めた。休日や夜間に自分の担当地区に入り、住民からさまざまな意見や要望を吸い上げる一方、住民提案を事業として実現できないか検討。一昨年の大雪ではそれぞれの地区に応じたきめ細かい対応ができた。
飯南町はこの地区担当制度を活用し、町内にどんな団体がどのような活動をしていて、どんな成果を挙げているかを調べる「地域のよいとこさがし」に乗り出した。新しい町づくりの基礎的なデータとし、町職員と住民の議論の広がりを狙った。1年間で集まった「よいとこ」は170例。自治会や婦人会、文化サークル、趣味の会などのさまざまな活動が挙げられ、今まで知られていなかった地域資源が見事に掘り起こされた。
調査結果は「地域のよいとこさがし事例集」としてまとめられ、シンポジウムも開催されて新しい町づくりの土台になっている。事例集をまとめた同町自治振興課は「調査の成果を踏まえて、地域資源を使ったコミュニティービジネスの立ち上げを助成するなど支援を始めている。これからも貴重な地域資源の発掘を続けたい」と話している。
(2/16 毎日)
自治体の規模は違うが、南魚沼市にとって参考となる事例ではないだろうか。
南魚沼市では、合併特例債で創設した基金の預金利息などを使い、地域コミュニティ創設に向けたパイロット事業を平成19年、20年と実施する予定である。
この事業では合併前の旧町の各4地域から1地域をパイロット地区として、自治組織による
軽微なインフラ整備・維持や自治組織創設活動に資金を交付し実施してもらおうというものである。旧大和町では大崎地区、旧六日町では大巻地区が手を挙げ、旧塩沢町では3地区が手を挙げている。インフラ関連に130万円、自治組織活動に70万円が交付される。
そんな折、次のニュースに目がとまった。
毎日・地方自治大賞:飯南町に奨励賞 「町職員全員が地区に入り対話」評価 /島根
◇主体的に合併後の町づくり、「よいとこさがし」でコミュニティー再生へ
05年1月に旧赤来町と旧頓原町が合併して誕生した飯南町は、町域のほとんどが山間地で高齢化率は県平均を上回る37%。厳しい財政に改善のめどは立たない。経済圏や文化圏の微妙な違いも抱えており、住民のコミュニティーをいかにつくり上げるかが合併直後からの緊急課題だった。
飯南町では合併時に、約90人の行政職員全員が町内の22自治区のいずれかの担当になる「町職員地区担当制度」を始めた。休日や夜間に自分の担当地区に入り、住民からさまざまな意見や要望を吸い上げる一方、住民提案を事業として実現できないか検討。一昨年の大雪ではそれぞれの地区に応じたきめ細かい対応ができた。
飯南町はこの地区担当制度を活用し、町内にどんな団体がどのような活動をしていて、どんな成果を挙げているかを調べる「地域のよいとこさがし」に乗り出した。新しい町づくりの基礎的なデータとし、町職員と住民の議論の広がりを狙った。1年間で集まった「よいとこ」は170例。自治会や婦人会、文化サークル、趣味の会などのさまざまな活動が挙げられ、今まで知られていなかった地域資源が見事に掘り起こされた。
調査結果は「地域のよいとこさがし事例集」としてまとめられ、シンポジウムも開催されて新しい町づくりの土台になっている。事例集をまとめた同町自治振興課は「調査の成果を踏まえて、地域資源を使ったコミュニティービジネスの立ち上げを助成するなど支援を始めている。これからも貴重な地域資源の発掘を続けたい」と話している。
(2/16 毎日)
自治体の規模は違うが、南魚沼市にとって参考となる事例ではないだろうか。