南魚沼~わが故郷から~

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天地人 第45回 「大阪の陣へ」

2009年11月08日 | 天地人
大河「天地人」も今回を含めて、あと3回を残すのみとなった。

「怒れ 怒れ 怒れ」・・投げやりなフレーズがサブ・タイトルの今回。
              演出 野田雄介

少し皮肉っぽくいうと、徳川家が豊臣家から権力を奪い取ることが決定的な展開の中で、上杉家が
米沢30万石への移封受け入れた段階で、上杉が徳川に従う事は決定的で、今さら豊臣か上杉か、という
段階ではない。
もっと前をみれば、上杉が豊臣秀吉への服従を決めた段階で、既に上杉の進む道は決まっていた。
上杉景勝の考えは、武力をもって天下を平定するという考えよりも、自らの領地・領民を守ること、
それが「第一義」だったのだろうということだ。
史実がどうかはわからないが、もはや謙信と信玄が川中島で争ったような時代は終わっているので、
この考えは賢明だと思える。

さて今回のMVPは、仙桃院(仙洞院)。
 なぜか今回は、仙桃院の臨終のシーンで、景勝や兼続、お船に残した言葉に感動した。
 我が子景勝と兼続を結びつけたのがこの人であったし、景勝の上杉家継承を謙信の遺言としたのも
 この人であった。
 ドラマの重要な部分で、常に仙桃院が絡んでいたことを改めて思った。

第2位 高台院
 淀の方に、豊臣家を残すために徳川家康に従うよう諭すシーンは印象的だった。
 富司純子さんの演技が素晴らしかったと思う。

第3位 徳川家康
 松方弘樹さんの演じる徳川家康は本当に毎回楽しませてくれる。
 同じくブラック遠山康光との「国家安康」「君臣豊楽」の意味を巡るやり取りや、それを大阪城を
 攻める口実にしようと転げ回って喜ぶあたり、楽しませてくれます。

 最終回には、また八海山も画面にそびえる。
 
その前に 第46回 「大阪城炎上」を楽しもう。