花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

秋、ピンク色

2018-10-13 | 植物 花

「オニユズ」、「カリン」、「タチバナ」、「フェジョア」

「チキュウカン」、「マルメロ」、「カラタチ」の実が色着いています。

 

”秋、ピンク色” に、「ルクリア・ピンセアナ」と「コルチカム」を挙げてみました。

<「ルクリア・ピンセアナ」(「アッサムニオイザクラ」>(昨年の記事から抜粋)

 「ルクリア・ピンセアナ」の花も今が開花期です。

香りが有り、ピンク色が「桜」のイメージで、アッサム地方原産なので、流通名が「アッサムニオイザクラ」とか

花弁は、五弁で、20輪位が球状に着けます。

園芸種も多いようで、花色は、白、ピンク、濃いピンク色が有ります。

アカネ科、ルクリア属、半耐寒性常緑低木、ヒマラヤ、中国原産、学名 Luculia pinceana

亀吉

次は、「コルチカム」の花です。

<「コルチカム」Colchicum Hybrids

ユリ科の「サフラン」や「クロッカス」に似た花を咲かせます。

60種位の原種が在る中から、園芸種が多く作出されているようが

基本種は、「イヌサフラン」の名前の「コルチカム・オータムナーレ」種 Colchicum autumnale

と「コルチカム・スペシオサム」種 C.speciosum とのこと、一重が主ですが、八重も

亦、花色は、ピンク、藤色が主ですが、白色、黄色も有ります。

春に披針形の葉を出しますが、夏には枯渇して無くなり、秋に球根から蕾を出して花を咲かせます。

似た花で同じ秋に咲く「サフラン」、「クロッカス」との違いは、ユリ科との違いとは別に

・花と葉が同時に着かない・糸状の赤く長い雌蘂が飛び出てない・等で区別出来ます。

イヌサフラン(ユリ)科、イヌサフラン(コルチカム)属、耐寒性球根

ヨーロッパ、北アフリカ、地中海沿に自生、学名 Colchicum Hybrids、英名 Autum crocus、Meadow saffron

別名「イヌサフラン」、「オータム・リリー」、「オータム・クロッカス」等々


八重や白色の品種も


似た花でユリ科の「サフラン」 Crocus sotivus は、花と同時に披針形の葉を着けます。

赤い糸状で長い雌蘂を伸ばします。

<各画像は、クリックで拡大表示します>


”鼠の顔” 、花

2018-10-10 | 植物 花

夏中、愉しんだ「クレマチス `ロウグチ’ 」(「クレマチス ‘篭口‘」)の花が終わって

種子が、白い綿毛に覆われてきました、種子から伸びる紐状のものが変化して、綿毛の様になります。


 

鼠の顔に喩えられる「クフェア・プルプレア `タイニーマイス`」が、咲いています。 

<「クフェア・プルプレア `タイニーマイス`」>

総状花序に筒状花を着けます、先端に大きな花弁の様な萼が目立ちます。

多くの種類が有るクフェア属間の交雑種とのこと、花色が、濃い紫色や白色の混在で

恰も、濃い紫色が鼠の顔、萼が耳、白色が鼠の歯に見立て

”小さな鼠” 「クフェア・プルプレア `タイニーマイス」Cuphea purupurea `Tiny Mice`

の学名が付いています、鼠の耳は、此の萼のように大きくないですが、ミッキーマウスの耳には似ています。

顔全体は、鼠より寧ろコウモリの顔に似ていると思います。

ミソハギ科、クフェア(タバコソウ)属、非耐寒性常緑低木、メキシコ、グァテマラ原産

他に似た花には、同科、同属の「クフェア・イグネア」が、有ります。

花の姿が、”火が点いたタバコ” の様に見えるので、「タナコソウ」(煙草草)の名前も付いています。

毛を生やした枝が、多数分枝します、花は、葉と葉の間に着いて咲きます。

花の筒状ものは、紅色が鮮やかな萼で、先端に濃い紫の輪と其の先端に白い輪が着きます。

ミソハギ科、クフェア(タバコソウ)属、半耐寒性常緑低木、メキシコ、グアテマラ原産

学名 Cuphea ignea 、英名 Cigar flower、Cigar plant、別名「タバコソウ」(煙草草)

尚、別名に「ベニチョウジ」(紅丁字)の名前を付けていますが

「ケストルム・エレガンス」Cestrum elegans も「紅丁字」の名前なので此処では省きます。

現地では、200種以上の品種が有るとのこと、日本で見られる主なものは

「クフェア・ヒソップフォリア」(C.hyssopifolia)、「クフェア・ミクロペタラ」(C.micropetala)

<各画像は、クリックで拡大表示します>


「カンレンボク」の実

2018-10-06 | 植物 花

「アキグミ」(秋茱萸)Elaeagnus umbellata / Japanese silverberry が、赤く色着き始めました。

「茱萸」の実の形は、長楕円形が一般的ですが、「秋茱萸」は、径8m/m 位の球形です。

灰緑色の葉に赤が冴えます、落葉低木です。

6月頃に上図の様な白に淡茶色の斑点が在る花を咲かせます。

「カンレンボク」の実も色着いてきました。

<「カンレンボク」(旱蓮木)>

黄色や黄緑色の集合果が、バナナの房の様に撓わに垂れ下がります。

「ハンカチノキ」の仲間なので、葉の形や大きさが似ています、大きな葉です。

夏に、球形花序に小さな花が密生させます、最初は、雄蘂が目立ちますが

雄蘂が落ちた後に雌蘂が大きくなります。

「バナナ」の様な実を沢山着けるので、中国では、縁起の良い樹木として

「喜樹」の名前が着いています、「バナナ」程ではないのですが、ホンノリ甘い味がします。

オオギリ科、カンレンボク属、落葉低木、中国雲南省原産、別名「キジュ」(喜樹)

学名 Camptotheca acuminata、英名 Happy tree、Cancer tree(*)、Tree of life

(*)Cancer tree の名前は、以前は、抗癌剤の原料になったからとか

7~8月頃に球状花序に小さな花を多数咲かせます。

<各画像は、クリックで拡大表示します>

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「スズメウリ」を育てる №13

赤味が、増してきて見頃になりました。

 


花期も終わりに近い樹木花2種

2018-10-02 | 植物 花

黄色の樹木花「アラマンダ」、「ターネラ・ウルミフォリア」が、最後の輝きを見せます。

<「アラマンダ」>

初夏から此の時期迄、長い開花期間だった「アラマンダ」も最後の開花期を迎えます。

尤も、原産地の南米等では、周年開花するようです、蔓性ですが、一見、木本に見えます。

黄色い花で、花径は、約5~7cm位、葉には、光沢が有り、日本では、冬に落葉します、漏斗状の花の先端が、5裂します。

花径の大小や花色の違いの品種が有りますが、筒状で花弁に筋状の斑が入った姿が見事です。

キョウチクトウ科、アラマンダ属、非耐寒性低木、ブラジル原産、学名 Allamanda cathartica

英名 Common allamanda 、Golden trumpet、Yellow allamanda

別名「アリアケカズラ」(有明葛)、「ゴールデン トランペット」

他の品種には、花径が大きい(約10cm位)の「オオバナアリアケカズラ」A.cathartica 'hendersonii'

花径が、小さい(約3cm位)の「ヒメアラマンダー」A.neriifoia

花色が、紅紫色の「アラマンダ ビオラセア」A.violacea 等が有ります。


八重咲き(左図)や、紅紫色の「アラマンダ・ビオラセア」Allamanda violacea

 「ターネラ・ウルミフォリア」の開花期も終わります。

<「ターネラ・ウルミフォリア」>

温室では、周年視られる此の花も、露地では、終わりを迎えます。

一日花ですが、初夏から此の時期迄、次々と花を咲かせて愉しませてくれました。

花は、花径5cm位の黄色い五弁花、葉は、縁がギザギザの鋸歯、葉脈が目立つ光沢有る葉です。

濃緑の葉と輝く黄色のコントラストを愉しみます。

トケイソウ(ターネラ)科、ターネラ属、常緑小低木、メキシコ、西インド諸島原産

学名 Turnera ulmifolia、英名 sage rose、別名「キバナツルネラ」

下図は、白色の花弁の下部が黄色で基部に褐色の ”目” が在る「ターネラ・トリオニフロラ」T.trionifloraです。

<各画像は、クリックで拡大表示します>

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「スズメウリ」を育てる №12

赤味も着いて,縞模様もクッキリ