花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

夏、白色の花々(1)

2019-08-09 | 植物 花

夏は、白色の花が似合います、最初は、「トケイソウ」から、他の白色の花を順次挙げてみます。

<「トケイソウ」(時計草)>

「トケイソウ」とは、トケイソウ科、トケイソウ属に分類する植物の総称とかで

種の数も多いようですが、日本で代表的な「トケイソウ」 (Passiflora caerulea) を最初に挙げてみました。

「パッシフロラ・カエルレア」は、もっぱら、観賞用ですが、他に、果実(パッションフルーツ)を目的の

*「クダモノトケイソウ」(果物時計草)の「パッシフロラ・エドリス」 (Passiflora edulis)

*「パッシフロラ・アラタ」 (P.alata)、別名「ブラジルトケイソウ」

*「パッシフロラ・クアドラングラリス」(P.quadrongularis) 、別名「オオミノトケイソウ」(大実時計草)

「オオナガミノクダモノトケイソウ」(大長実果物時計草)等種類が多いようです。

トケイソウ科、トケイソウ属、学名 Passiflora caerulea 、英名 Passion flower

常緑蔓性低木、中央、南アメリカ原産、“時計草” の由来は、分裂した雄蕊が時計の

長針、短針、花弁、萼、副花冠が文字盤に見えるからとのこと

尚、英名の Passion flower は、“キリスト受難の花” の意味で、昔、南アメリカで宣教師が此の花を

使ってキリストの受難に喩えて布教に役立てたとか

子房柱は、十字架に、雄蕊は、釘に、副花冠は、茨の冠に、五枚の花弁、五枚の萼は、十人の使徒に

蔓は、鞭に、葉は、槍に喩えたようです。

下図の様な「パッシフロラ・カエルレア」が多いのですが ・ ・ ・ 



下図の様に花弁や萼が、白い Passiflora caerulea ´Elliot`が有ります。


下図は、白色とは対称的な赤紫色の「ブラジルトケイソウ」 (Passiflora alata ) や

青紫色の「’アメジスト’」(P.amethyst') 等も

此等の色になると、涼しさより暑苦しい感じですが

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最後は、例によって過去の記事の再掲載です。

 
今が盛りのシソ科、キク科の穂状の花2種
今、白色が涼しげスイフヨウ(醉芙蓉、酔う前)ハマユウインドハマユウ ナツフジ    セイロンライティア白色のストケシアサ......
 

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シリーズ ”スズメウリを育てる” №8

実も一回り大きくなり、、縞模様がクッキリ現れてきました。


ゴマノハグサ科、クアツヅラ科の花

2019-08-02 | 植物 花

猛暑の中、「スイレン」(睡蓮)の花が涼しげです、「ハス」(蓮)とは違った趣です。

           *「睡蓮」スイレン科、学名 Nymphaea Hybrids、別名「ウオーターリリー」Water Lily

*「蓮」ハス科、学名 Nelumbo nucifera、別名「ハチス」、「ロータス」Lotus

両者似た花ですが、簡単な見分け方として、葉の形で区別ができます、葉に切込みが在るのが「スイレン」

切込みが、無いのが「ハス」です。

 

ゴマノハグサ科の花は、「ジキタリス」、「レイコフィルム・フルテスケンス」です。

<「ジキタリス」Digitalis >

ロゼット状の大きな根生葉から50cm位の花茎を伸ばして総状花序をだして

漏斗状の花を多数、横向きに咲かせます。

葉は、肉厚で白い毛が密生しています、ヨーロッパ、北アフリカ、中央アジアには、20種位品種が、有る様ですが

「ジキタリス・プルプレア」が、薬用(毒草)、観賞用には、一番多く栽育されているようです。

園芸品種も多くて、花色は、ピンク、青紫、赤、茶、黄、白、複色等多彩です。

花の内側の斑点が、濃い色で目立ちます。

Digitalis の由来は、ラテン語の<digitus>(指)から、花の形が指に似ているからとのこと

現代の用語<デジタル(Digital)>も此の<digitus(指)>からとか、”指で数を数える” ですね

ゴマノハグサ(オオバコ)科、ジキタリス属、耐寒性多年草、ヨーロッパ、中央アジア原産

学名 Digitalis purpurea 、英名 Foxglobe、別名「キツネノテブクロ」(狐の手袋)

因みに、英名に Foxglobe が付いた花には 、Chinese foxglobe 「レーマニア」(Rehmannia elata)

Wild foxglobe 、African foxglobe が付いた

「ケラトテカ・トリロバ」(Ceratotheca triloba) が有ります、似たような花です。

下図=「レーマニア」

 下図=「ケラトテカ・トリロバ」

 

過去の記事にゴマノハグサ科の花として「ブットレア」を載せていました。

 
ゴマノハグサ科の花(4)
緑道の休み処を過ぎると ・ ・ ・ 滝が現れます、滝風が爽やかです。今日のゴマノハグサ科の花は「ブットレア」です。<「ブットレア」Buddleja × ......
 

次のゴマノハグサ科の花は、「レイコフィルム・フルテスケン ス」です。

<「レイコフィルム・フルテスケンス」>

銀白色の葉と淡い桃紫色で唇型の花のコントラストを愛でます。

唇型の花の ”上唇” は、2裂、"下唇" は、3裂しています、蕾も形、色ともに美しいものです。

ゴマノハグサ科、レウコフィルム属、常緑低木、北アメリカ南部、メキシコ原産 

学名 Leucophyllum frutescens 、英名 Cenizo 、Texas sage

別名 「ニーオン」、「レウコフィルム・フルテッセンス」



 

次は、クマツヅラ科の花の「クレロデンドルム・ウガンデンセ」です。 

<「クレロデンドルム・ウガンデンセ」>

集散花序に蝶形の花を咲かせます、五枚の花弁の内、4枚は淡い空色で、一枚が濃い青紫色をしています。

仲間には、前回載せた「ボタンクサギ」や「ゲンペイクサギ」、「クラリンドウ」等が有ります。

クレロデンドルム属、非耐寒性半蔓性低木、アフリカ ウガンダ原産、学名 Clerodendrum ugandense

英名 Blue butterfly bush、他に、「ブルーウイング」(青い翼)、「ブルーエルフィン」(青い妖精)の名前が

付いていましたので、品種名かと思ったのですが、どうも、商品名のようです。

亦、フジウツギ科の「ブッドレア」(房藤空木)も「バタフライブッシュ」の名前が付いていました。



次の “夏、クマツヅラ科” は、「デュランタ・レペンス(エレクタ)」です。

紫色の花弁の縁が白色の改良種「デュランタ ´タカラズカ`」をよく見掛けますが

「デュランタ」と言えば、此の「デュランタ・レペンス」を指します。

濃厚な「デュランタ ´タカラズカ`」より清楚な感じがします。

クマツヅラ科、デュランタ属、南アメリカ原産、学名 Duranta repens (D.erecta)

別名 ハリマツリ、タイワンレンギョ

秋には、オレンジ色の小さな果実がみのります。

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何故か黄色い蝶が何時も蜜を吸いにきています。

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<各画像は、クリックで拡大します>