夏に盛りのナス科の花(1)として、「ニーレンベルギア」と「ブロワリア」を挙げてみます。
深い青紫色や白色の大きな花弁の花が、夏の暑さに涼味を添える花達です。
ナス科だけに、「ナス」(茄子)の花にも似ています。
「ニーレンベルギア」(イトバギキョウ/糸葉桔梗)Nierenbergia spp.
多品種の中から、立性のスコペリア種「ニーレンベルギア・スコペリア」N.scoparia
ドーム型に花を咲かせる「ニーレンベルギア・セルレア」N.caerulea を挙げてみました。
別名の「糸葉桔梗」は、名前の通り、葉が、細長い線状で、「桔梗」に似た花を咲かせるからとか
青紫色の花弁の中心が、黄色の「セルレア」が、一番多く栽育されていて
他にも、多くの園芸種が、作出されています。
ナス科、アマモドキ(ニーレンベルギア)属、メキシコ、南アメリカ原産
半耐寒性多年草、学名 Nierenbergia spp.、英名 Cup Flower 他の別名「アマモドキ」(亜麻擬)
下図は、立性の「ニーレンベルギア・スコペリア」
下図は、直立型の N.scoparia
下図は、這性の「ニーレンベルギア・セルレア」
次も夏の長い期間愉しめる「ブロワリア」です、涼しげな ”夏の花” です。
「ブロワリア」
筒状花の先端が五裂し、花径 5cm にもなる大きな花弁を持つ花です。
別名「タイリンルリマガリバナ」が付けられています、<マガリバナ>とは、妙な命名ですが
5枚の花弁が、全て同じ形で無いので、<マガリ/いびつ>の名前が、付いた由
最も、小さな花の Browallia viscosa 等の品種も有る様ですが
一般には、今日、載せる「ブロワリア スペシオサ」(B.speciosa)が、多いようです。
ナス科、ブロワリア属、非耐寒性一年草、コロンビア原産、学名 Browallia speciosa
英名 Bush violet、Sapphire flower、Lovely browallia
別名「タイリンルリマガリバナ」(大輪瑠璃歪花)
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