花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

「鶏頭」シリーズ(1)

2020-10-01 | 植物 花

「ケイトウ」(鶏頭)が、輝く季節になりました、”鶏頭シリーズ” と題して順次、「鶏頭」の花を挙げていきます。

シリーズの最初は、姿形が面白い「アマランサス」の一品種「ヒモゲイトウ」(紐鶏頭)と

「ハゲイトウ」(葉鶏頭)の花です。

一般に、「鶏頭」と言えば、「トサカケイトウ」(鶏冠鶏頭)が、頭に浮かびますが

他にも、ユニークな形の「鶏頭」が、有ります。

<「ヒモゲイトウ」>

「アマランサス」( Amaranthus ) は、ヒユ科、ヒユ(アマランサ)属の総称とのこと

中でも此の「ヒモゲイトウ」が、多く栽培されている由,古代から種子を食用として重宝していたようです。

現在では、ダイエットの為の食材として栽培されているようです。

紐状に長く連なる姿は、「鶏頭」のイメージとは少し懸け離れるますが ・ ・ ・ 

亦、次のシリーズで挙げるアマランサス属の「ハゲイトウ」(葉鶏頭)の花と同じで

花より穀物と言った方が、適切かと、次に挙げる予定の「ハゲイトウ」は、葉を愉しみますが

「アラマンサス」は、種を穀物として利用するので、”スーパーグレン” として、世界保健機構のお墨付きとか

ヒユ科、ヒユ(アマランサス)属、非耐寒性一年草、熱帯アメリカ原産、学名 Amaranthus caudatus

英名  Pigweed、Amaranth、別名「アマランス」、「センニンゴク」(仙人穀)


ネットで検索しても、食材、薬効、レシピの記事で、花自体の記事は、少ないのです。

古代インカでは、穀物として、食用に栽培していたと記されていました。

「アマランサス」の学名は、ギリシャ語(アマラントス)で ”花が、萎れない” 意味とか

萎れそうもない花の様子なのは、確かです。

尚、下図も「アマランサス」の一種  Amaranthus cruentus です。

<pstyle="line-height: 1.1;">次も「アマランサ」属の「ハゲイトウ」(葉鶏頭)です。

<「ハゲイトウ」(葉鶏頭)>

前回に載せた「ヒモケイトウ」と同じアマランサス属で、ケイトウ属の「ケイトウ」や

「ノゲイトウ」(「セロシア」) とは異なります。

花を愛でるより葉の色合いを愛でます、花は、葉の付け根辺りに集合して咲く花弁が無い花です。

反対に葉は、緑色一色の葉が夏の終わり頃には、赤、黄色、緑色が混在するものや

全体が赤色など、単色や復色の多彩な色合いを愉しめます。

最初は、幹に緑色の葉が、着き、徐々に先端の葉が、赤や黄色に色着くのです。

此の時季には、一層鮮やかに冴え渡ります。

鮮やかな色の葉を着けた草丈が、葯1M位に立ち上がりますので見応えが有ります。

ヒユ科、アマランサス(ヒユ)属、非耐寒性一年草、熱帯アジア原産、学名 Amaranthus tricolor

別名「ガンライコウ」(雁来紅)、「カマツカ」

別名の「ガンライコウ」(雁来紅)は、秋、雁が飛来する季節が、見頃になるからとか

英名 Joseph's coat 、旧約聖書に登場する<ヨセフ>が<ヤコブ>に与えた多色の上着からの命名とか

学名の tricolor は、”三色” の意味で多彩を意味します。




 花は、下図の様に葉の根元に小さな花が密生していて見栄えがイマイチですが

其の分、綺麗な色の葉が補います。