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花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

”秋の宝石” (13)

2020-11-17 | 植物 花

「ザクロ」(柘榴)が、熟しています、ピンク色が眩く輝きます。

グレナデシロップの原料で、鑑賞用にも、食料にもなります。

ミソハギ科、ザクロ属、落葉小高木、地中海沿岸原産、学名  Punica granatum、英名  Pomegranate

”秋の宝石” シリーズ<ルビー>は、下図の「ザクロ」の粒々の種子が、一番相応しいようです。

 

更に、 “秋の宝石” <ルビー> の追加として、「モッコク」(木斛)の赤い実を載せました。

秋、球状の実の皮が裂けて、真赤な種子が露出してきます。

「モッコク」(木斛)の名前の由来は、“花の香りが「セッコク」(石斛、シンビジュウム)の香りに

似ている樹木の花なので” とのことです、日本、中国、朝鮮半島に分布

夏、花径1.5cm位の白色の花が下向きの咲きます。

互生する葉は、分厚く光沢が有り、生垣、庭木などに利用します。

ツバキ科、モッコク属、常緑高木、学名 Ternstroemia gymnanthera

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今日は、過去の記事の最掲載で終わります、次回は、何か吟味したものを載せますので・ ・ ・ 

 
秋の夕陽色

秋に色着く №9「イチゴノキ」(苺の木)の実が赤く色着いてきました。此の時季には、花と果実を同時に視ることができます、理由は、開花期が、此の季節なのと果実になる......
 

”秋の宝石” (12)

2020-11-15 | 植物 花

今日、<ルビー>に見立てた果実は、「タラヨウ」と「チャイニーズホーリー」の赤い実です。

<「タラヨウ/多羅葉」の実>

“ハガキの木” の名前が付いた「タラヨウ」の赤い実です、光沢の葉と真赤な実が輝いています。

モチノキ科、モチノキ属の常緑高木、4~5月にかけて小さな淡い緑色の花をさかせます。

「多羅葉」の名前の由来ですが、インドで経文を「多羅樹」の葉に書いたからとのことで

同じく、「タラヨウ」の葉の裏を釘などで傷をつけると、黒く変色するので、文字を書くことができます。

そのため、「多羅樹」から「多羅葉」の名前が付いたとか

郵便局の敷地には、郵便局のシンボルツリー“ハガキの木” として植樹している場合が多いのです。

この葉に住所、氏名を書いて切手を張ると、郵便ハガキとして配達されます、一度試してみては如何ですか

モチノキ科、モチノキ属、日本、中国原産、学名 IIex latifolia 、英名 Tarajo Holly

愛称、「葉書の木」、「郵便局の木」

 

次の<ルビー>は、「チャイニーズ ホーリー」の赤い実です。

 「ホーリー」(西洋ヒイラギ)は、モチノキ科の総称、「チャイニーズ ホーリー」は、中国原産の「ホーリー」です。

葉が似ている日本の「ヒイラギ」は、モクセイ科ですので、別の植物になります、実も赤くなく、黒紫色です。

「ホーリー」Ilex aquufolium の葉より刺が少なく、帆掛け船の帆の様に4画なのが特徴です。

此の4角も成長に従って全縁になります、互生する光沢の有る濃い緑色の葉は、赤い実とのコラボで一層綺麗です。

「西洋ヒイラギ」と同様「クリスマス ホーリー」の名前でも知られています。

モチノキ科、モチノキ属、常緑低木、雌雄異株、小高木、中国、朝鮮半島原産、学名  Ilex cornuta 

英名 Chinese holly、別名「ヒイラギモチ」、「ヒイラギモドキ」

 

最後は、<「チャイニーズホーリー」>の真赤な実です。

総じて、四角形をした葉の先端に棘が在りますが、楕円形で先端一箇所だけに棘が在るのも見られます。

葉は、肉厚く光沢が在り、濃緑色の葉と赤い実のコントラストが鮮やかです。

似た植物で、地中海原産の「セイヨウヒイラギ」(西洋柊) Ilex aquifolium も 同 じモチノキ科、モチノキ属ですが

日本、台湾原産の「ヒイラギ」(柊) Osmanthus heterophyllus は、モクセイ属の違いが有ります。

モチノキ科、モチノキ属、雌雄異株、常緑低木、中国原産、学名 Ilex cornuta 、英名 Chinese holly

別名「ヒイラギモチ」(柊・)、「シナヒイラギ」(支那柊)、holly とは、モチノキ属Ilexの総称とか


次の<ルビー>は、「チャイニーズ ホーリー」の赤い実です。

 「ホーリー」(西洋ヒイラギ)は、モチノキ科の総称、「チャイニーズ ホーリー」は、中国原産の「ホーリー」です。

葉が似ている日本の「ヒイラギ」は、モクセイ科ですので、別の植物になります、実も赤くなく、黒紫色です。

「ホーリー」Ilex aquufolium の葉より刺が少なく、帆掛け船の帆の様に4画なのが特徴です。

此の4角も成長に従って全縁になります、互生する光沢の有る濃い緑色の葉は、赤い実とのコラボで一層綺麗です。

「西洋ヒイラギ」と同様「クリスマス ホーリー」の名前でも知られています。

モチノキ科、モチノキ属、常緑低木、雌雄異株、小高木、中国、朝鮮半島原産、学名  Ilex cornuta 

英名 Chinese holly、別名「ヒイラギモチ」、「ヒイラギモドキ」

 

最後は、<「チャイニーズホーリー」>の真赤な実です。

総じて、四角形をした葉の先端に棘が在りますが、楕円形で先端一箇所だけに棘が在るのも見られます。

葉は、肉厚く光沢が在り、濃緑色の葉と赤い実のコントラストが鮮やかです。

似た植物で、地中海原産の「セイヨウヒイラギ」(西洋柊) Ilex aquifolium も 同 じモチノキ科、モチノキ属ですが

日本、台湾原産の「ヒイラギ」(柊) Osmanthus heterophyllus は、モクセイ属の違いが有ります。

モチノキ科、モチノキ属、雌雄異株、常緑低木、中国原産、学名 Ilex cornuta 、英名 Chinese holly

別名「ヒイラギモチ」(柊・)、「シナヒイラギ」(支那柊)、holly とは、モチノキ属Ilexの総称とか

次の「セイヨウヒイラギ」(西洋柊)も、「ヒイラギモチ」同様、「クリスマス・ホーリー」の名前が付いています。

ヨーロッパ、西アジア原産なので、此方が、「クリスマス・ホーリー」の名前が、最初に付いた由

「ヒイラギモチ」とは、葉の形が違っていて、楕円形の葉の先に棘が多く着いています。

学名  Ilex aquifolium 、英名  English holly、European holly

初夏の頃に淡い緑色の小さな花を咲かせます。

次の「セイヨウヒイラギ」(西洋柊)も、「ヒイラギモチ」同様、「クリスマス・ホーリー」の名前が付いています。

ヨーロッパ、西アジア原産なので、此方が、「クリスマス・ホーリー」の名前が、最初に付いた由

「ヒイラギモチ」とは、葉の形が違っていて、楕円形の葉の先に棘が多く着いています。

学名  Ilex aquifolium 、英名  English holly、European holly

初夏の頃に淡い緑色の小さな花を咲かせます。


”秋の宝石” (11)

2020-11-13 | 植物 花

今回は、「ビバーナム・ティヌス」、「クサギ」、「ラクショウ」の実を<サファイヤ>に見立ててみました。

最後 は、「ビバーナム・ティヌス」の実です、青い色のメタリックな輝きです。

4月頃に、集散花序に、蕾が、ピンクの白い花を咲かせます。

日本の「ガマズミ」(莢蒾) Viburnum dilatatum や「チョウジガマズミ」V.carlesii var.bitchiuense

「オオデマリ」V.plicatum の仲間で、此等も同じく「ビバーナム」と称しますが

一般の、「ビバーナム・ティヌス」を「ビバーナム」と呼ぶようです。

「ガマズミ」等が、落葉低木に対して「ビバーナム・ティヌス」は、常緑低木の違いが有ります。

スイカズラ科、ガマズミ属、地中海地方原産、学名 Viburnum tinus 、別名 「トキワガマズミ」(常盤莢蒾)

「ジョウリョクガマズミ」(常緑莢蒾)、「セイヨウガマズミ」(西洋莢蒾) 等々




下図は、「ビバーナム・ティヌス」の花です、赤い蕾と開花した白い花のコントラストを愉しみます。

花弁の表面に点在するピンクの斑点が綺麗です。

 

下図は、似た「チョウジガマズミ」の花です。

「クサギ」(臭木)の実も<サファイヤ>に喩えました、秋の陽に輝きます。

 

<「クサギ」(臭木)>

”臭い話” で恐縮しますが、臭いのは、葉を傷つけた場合で、花は、其の分、甘い良い香りがします。。

「香木」では無く、「臭木」の名前の由来です。

集散花序に、白く筒部が細く長い花を咲かせます、先端は、5裂して平開します。

花弁は、萼から遠く離れます、4本の雄蘂と、1本の雌蘂が長く突出ます。

緑色の萼が、段々に赤色に変化するのも見物です。

秋に瑠璃色に熟す果実も、赤い萼とのコントラストが美しいものです。

熟す前の実は、黄緑色ですが、熟すと紺碧に変わります。

花や実は、仲間の「ボタンクサギ(牡丹臭木)」や「ゲンペイカズラ(源平葛)」に似ています。

実は、オクナ科の「ミキーマウスの木」の実にも似ています。

シソ(旧クマツヅラ)科、クサギ属、常緑小高木、日本、朝鮮半島原産、学名 Clerodendrum trichotomum

英名 Harlequin glory bower

秋が、深まると、 萼の色と果実の色合いが素晴らしい実になります。

目立つ色彩は、鳥の目に留り易く、種子の分散に役立つようです。



下図は、「クサギ」の花です、花弁が、萼から突出た姿が特徴です。

 <各画像は、クリックで拡大表示

最後に過去の記事の再掲載です、>続きを読む から入って下さい。

 
キク科の花(1)
上図=キク科の「ジニア・リネアリス」、別名「ホソバヒャクニチソウ」(細葉百日草)今日は、今が盛りのキク科の花々を載せてみました。最初は、今月一杯愉しめる「ジニア・リ......
 

”秋の宝石” (10)

2020-11-11 | 植物 花

今回の ”秋の宝石” は、<サファイヤ>に見立てた「野ブドウ」、「アオツヅらフジ」の実です。

<「野ブドウ」(野葡萄)>

 「ヤマブドウ」(山葡萄 、Vitis coignetiae  と間違いやすいのですが

同 じブドウ科でも、「野ブドウ」は、ノブドウ属で

「ヤマブドウ」のブドウ属とは、別属の植物になります、葉は、「ヤマブドウ」の葉に似て、3~5裂します。

夏に、「ヤブガラシ」に似た淡い緑色の小さな花を咲かせます。

果実の着き方も、「ヤマブドウ」が、房状に着きましが、「野ブドウ」は、葉と交互に疎らに着きます。

秋に、球形の果実を着けますが、全てが、紺碧色ではなく、白や紫色の果実が混在します。

蜂の幼虫が、此の実に寄生するからとのこと、当然、食用には不向きで、食べても不味い味がします。

ブドウ科、ノブドウ属、蔓性落葉低木、日本、サハリン、千島、中国に自生

学名 Ampelopsis glandulosa var.heterophylla、英名  Porcelain berry

別名「イヌブドウ」(犬葡萄)、「カラスブドウ」(鴉葡萄)、「ジャブドウ」(蛇葡萄)

次の “サファイヤ” は、「アオツヅラフジ」の実です。

此の時季には、淡い緑色の若い実とブルーや青紫色の熟した実を同時に視ることができます。

夏に、円錐花序に、淡い黄色の花を咲かせますが、目立ち難い小さな花です。

名前の由来は、若い蔓が、青(緑)色をしていて、葛篭(つづら)の材料にしたからとか、蔓の色が、徐々に

茶色になるので、葛篭の材料にしたのは、年を経た蔓だとは思うのですが ・ ・ ・

光沢の在る葉の形は、卵型、ハート型等々で互生します。

果実は、「ブドウ」の様に房状に付き、球状の核果が、緑色から、今頃に青色に変化します。

熟すと黒色になります、「ブドウ」の様ですが、有毒なので食べられません。

種子は、かたつむり、アンモナイトの様なユニークな形をしています。

ツヅラフジ科、アオツヅラフジュ属、蔓性落葉木本、雌雄異株、日本、沖縄、台湾、朝鮮半島原産

別名 「カミエビ/神海老」、学名  Cocculus orbiculatus、英名  Snailseed、Moonseed


下図は、「アオツヅラフジ」の種子です、英名で Snailseed、Moonseed の名前が付いているのも頷けます。

亀吉

”秋の宝石” (9)

2020-11-08 | 植物 花

”秋の宝石” (10)には、<ルビー>に代って<エメラルド」に見立てた「ホルト」と

「ユズリハ」、「オリーブ」のグリーンの実にしました。

<「ホルト」>の実

「ホルト」とは、ポルトガルの意味で、ポルトガルで採れるオリーブ油を<ホルト油>と称していたのが

間違って、此の木から採れるとしたのが始りとか、確かに「オリ-ブ」の実と似てはいます。

間違えた人が、平賀源内とか、真偽の程は解りませんが ・ ・ ・ 

常緑高木ですが、紅葉した古い葉が、必ず何枚かは付いています、「ヤマモモ」の葉にも似ています。

夏にフサフサが付いた面白い形の白い花を咲かせます。

ホルトノコ科、ホルトノキ属、常緑高木、東アジア、日本に分布

学名 Elaeocarpus sylvestris var.ellipticus、別名 「モガシ」

学名の Elaeocarpus は、ギリシャ語で ilaia (オリーブ)+carpus (果実)が語源とか

学名も「オリーブ」に拘っていました。


下図は、「ホルトノキ」の花です、ユニークな形の花ですので、我々は、「クラゲ」海月と称しています。

白い釣鐘型で、花弁の先端が、糸状に分離しているので、海月の触手の様です。