花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

秋の夕陽色

2019-11-14 | 植物 花

秋に色着く №9

「イチゴノキ」(苺の木)の実が赤く色着いてきました。

此の時季には、花と果実を同時に視ることができます、理由は、開花期が、此の季節なのと

果実になるのが一年先なので、今年咲いた花と、去年咲いた花が実になったものが同居してるわけです。

名前の「イチゴノキ」(苺の木)は、果実が、「苺」の実に似ている故の命名とか

花は、同じツツジ科の「ドウダンツツジ」の花に似た釣鐘型の花を下垂した花茎に咲かせます。

花の色は、白、ピンクが有ります、葉は、肉厚で長楕円形、縁には鋸歯です。

果実は、淡い緑色からオレンジ、晩秋には、赤色と変化します、「ヤマモモ」(山桃)の果実と似ています。

食用になりますが、酸味が強いの「ヤマモモ」の様に甘くはないので、ジャム等に加工することが多いようです。

学名の unedo は、”一度食べる” の意味で、"二度と食べたくない” となるので、味は、不味いのです。

試しに食べてみると、確かにスカスカしていて「苺」の味とは、比較にも

ツツジ科、アルブッス属、常緑低木、地中海沿岸、ヨーロッパ、アイルランド、小アジア原産

学名 Arbutus unedo、英名 Strawberry tree、別名「ストロベリーツリー」、「アップル ウネド」

 

花と果実を同時に視ることができます。

下図は、「イチゴノキ」の果実に似た実を着けるヤマモモ科の「ヤマモモ」です。

似ていますが、果実を着ける季節が違う点と、果実の表面が、「ヤマモモ」の方が、艶が有ります。

 

”秋の夕陽色” と題して「マネッチア」、「レオノチス」の花を挙げます。

<「マネッティア」(「マネッチア」)>

花期が長く、初夏の頃から露地で咲き続けた「マネッチア」も今月で咲き終わります。

冬でも、室内で管理すると、濃いグリーンの葉とオレンジ色の花を愉しむことができます。

勿論、植物園の温室などでは、周年視ることができます。

赤い筒状花で、花冠が黄色で4裂、赤と黄色のツートンカラーが美しい花です。

炎が、燃え盛る様な鮮やかな赤と黄色が、印象的です、葉は、卵形で無毛、光沢が有ります。

肉厚の花の表面には、粗い毛が生えていて、別名「アラゲカエンソウ」(荒毛火焔草)の名前の由来です。

空が澄み切った初冬の夕陽の様に鮮やかです。

アカネ科、マネッチア(カエンソウ)属、非耐寒性蔓性多年草、パラグァイ、ウルグァイ、ブラジル原産

英名 Manettia luteorubra、英名 Firecracker vine、Brazilian firecracker、Cigerflower

Candy corn vine、別名「アラゲカエンソウ」(粗毛火焔草)

次は、「アスクレピアス」(トウワタ)です。

「アスクレピアス」>

「アスクレピアス」の仲間は、絹糸のような長い毛が、種子に着くので「トウワタ」属と呼ばれています。

北アメリカ、南アメリカ、アフリカ、アシアに多くの品種が分布しているとか

日本で主に栽育してるのは、「アスクレピアス・クラサヴィカ」Asclepias curassivica

「アスクレピアス・ツベロサ」A.tuberosa とか

赤、橙色のツートンカラーが鮮やかな「クラサヴィカ」は、耐寒性が無いので

今月が、開花の限度で越冬が不可能です。

他方、「ツベロサ」は、耐寒性が有るので、越冬が可能です。

キョウチクトウ(ガガイモ) 科、トウワタ属、耐寒性多年草(非耐寒性一年草)

英名 Bloodflower、別名「トウワタ」、「ヤナギトウワタ」、「シュッコンパンヤ」等々


この記事についてブログを書く
« ”秋のルビー” 追加 | トップ | 秋の夕陽色(2) »