花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

冬に咲く樹木花

2021-02-07 | 植物 花

”冬の女王様” 、「雪女王」が、咲き続けます、寒さに負けない健気さです。

ユリ科、アロエ属、学名 Aloe albiflora、別名「アロエ・アルビフロラ」、常緑多年草、マダカスカル島原産

冬に咲く黄色い樹木花を挙げます、

最初は、「マホニア・メディア ’チャリティー’ 」です。

<「マホニア・メディア ’チャルティー’」>

 濃い緑色の葉をバックに、総状花序を立ち上げて、黄色に輝く小花を沢山咲かせます。

花の少ない冬場の 色彩豊かな花の一つです。

「ヒイラギナンテン」(柊南天)Mahonia japonica と「マホニア ロマリホリア」M.lomariifolia との

交雑種で、「ヒイラギナンテン」の花穂が、下垂するのに対して、上向き、直立する違いが有ります。

葉は、独特の形の奇数羽状複葉で互生します、葉の縁は、ギザギザになっています。

雌蘂に触れると、雄蘂が、雌蘂を目指して動く様子が、現れます。

花に留った昆虫を利用して受粉する為とか

開花も「ヒイラギナンテン」より早く1月から2月に開花します。

メギ科、ヒイラギナンテン(マホニア)属、耐寒性常緑低木、学名 Mahonia media 'Charity' 

亦は、Mahonia × media 、別名「セイヨウヒイラギナンテン」(西洋柊南天)、「タチヒイラギ」(立柊)

「柊南天」の名前は、「柊」の葉に似た葉で、南天の様な実を着ける事からの命名とのこと

細長い葉の「ヤナギバヒイラギナンテン」(柳葉柊南天)Mahonia confusa 等も

果実は、薄緑、青、青紫と熟します、混在した様子も見られます。

次は、「サンシュユ」の黄色い花です。

<「サンシュユ」(山茱萸)>

”春告げ花” の一つで、散形花序を作って、黄色い花を咲かせるので、樹木全体が、黄金色に輝きます。

葉が出る前に、4弁花を咲かせ、4本の雄蘂が目立ちます。

秋には、珊瑚のような、赤く艶やかな実が、生ります。

ミズキ科、ミズキ属、落葉小高木、中国、朝鮮半島原産、学名 Cornus officinalis 

別名「ハルコガネ」(春黄金) ・ ・ ・ 春先に花が、”黄金色” に輝くから

別名「アキサンゴ」(秋珊瑚) ・ ・ ・ 秋に、赤く艶やかな珊瑚の様な実を着けるから

別名「ヤマグミ」(山茱萸) ・ ・ ・ 漢字名から 茱萸は、「グミ」と読むことから

九州の <稗搗節>に ”庭のサンシュユの木に” の詩が入っているが、此の木は、「サンショ」(山椒)の木とか

日向地方の方言で、「サンショ」を「サンシュユ」と発音するとのこと

秋に稔る艶やかな赤い実です、食べられます。




秋に、赤い艶やかな「茱萸」に似た実を着けます、「秋珊瑚」、「山茱萸」の名前の由来です。

最後に「マンサク」(万作、満作)です。

<「マンサク」>

日本では、稲の作柄を占う樹木花とした由、花が、沢山咲いた年は、豊作になるとのこと

名前の由来もユニークで、早春に咲くので→ ”まず咲く” →”まんず咲く” (東北地方の方言)→「マンサク」とか

此の花も ”春を告げる花” として、知られています。

葉が出る前に花を咲かせますが、「シナマンサク」は、去年の葉の枯葉が、落葉せず

葉と花を同時に視る場合が、有ります。

細長い紐状の花弁に、反り返った赤紫色の萼片が、目に付きます。

「マンサク」(Hamamelis japonica )は、日本原産ですが、似た花に

中国原産の「シナマンサク」(H.mollis)が、有ります。

見分けるのは、困難で、判別のポイントは、「シナマンサク」の方が、「マンサク」より開花時期が早く

花も、大きいのが、特徴で、「マンサク」より花弁が、長く色も鮮やかな違いが

其の他、「シナマンサク」の方が、香りが強く甘い香りがする違いも

他にも、多くの違う点が、有る様ですが、今回は、省略です。

マンサク科、マンサク属、落葉小高木、別名「アオモミ」、「ハマメリス」(「マンサク」の場合)


<各画像は、クリックで拡大します>


冬に咲く

2021-02-04 | 植物 花

冬に咲く ”春色”  の明るい色の花を2種載せてみました。

「チオノドクサ」と「ディピタクス・トリクェントラ」です。

<「チオノドクサ」>

「チオノドクサ」は、寒さに強い植物です、真冬から早春が開花期になります。

雪、霜、凍結も問題なく花を咲かせます。

別名「ユキゲユリ」(雪解百合)、英名も「グロリーオブザスノー」Glory of the snow

寒さには、平気なことを著わす命名ですか、雪を被った花弁が顔を出します。

「チオノドクサ」の名前は、ギリシャ語でも、Chion + doxa <雪+輝き>の意味とか

キジカクシ科、チオノドクサ属の総称とのことですので、花色等の違いで、数種の品種が有る様です。

主な品種は、「チオノドクサ・フォーブシー」Chionodoxa forbosii

「チオノドクサ・ルシリアエ」C.luciliar、「チオノドクサ・ギガンテア」C.gigantea 等々が主な品種です。

キジカクシ(ヒヤシンス)科、チオノドクサ属、地中海沿岸、西アジア原産

学名 Chionodoxa spp. 


次は、早春の花「クリスタルリリー」(オニクソティス)の花です。

<「クリスタルリリー」>

”クリスタル” の名前の通り、キラキラとした純白の花弁です。

純白の花弁6枚は、星形の花で、中心に赤紫色の斑が入り、コントラストが、一層引き立ち、黄色い 色の雄蘂が、目立ちます。

ユリ(イヌサフラン)科、オニクソティス属、常緑多年草(球根)、南アフリカ原産

学名 Dipidax triquetra = Onixotis triquetra 別名「オニクソティス」、「ディピタクス・トリクェトラ」


各画像は、クリックで拡大表示します。

過去に載せた ”冬に咲く” と題した記事です、「ラケナリア」の花を載せています。

 
冬に咲く(2)

”冬に咲く(2)” は、「ラケナリア」と「キダチアロエ」の花です。「ラケナリア」花が、筒状、壺状の形、花色も白、ピンク、オレンジ、青、緑、其の複色と多彩で原産地の南......
 
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