”冬の女王様” 、「雪女王」が、咲き続けます、寒さに負けない健気さです。
ユリ科、アロエ属、学名 Aloe albiflora、別名「アロエ・アルビフロラ」、常緑多年草、マダカスカル島原産
冬に咲く黄色い樹木花を挙げます、
最初は、「マホニア・メディア ’チャリティー’ 」です。
<「マホニア・メディア ’チャルティー’」>
濃い緑色の葉をバックに、総状花序を立ち上げて、黄色に輝く小花を沢山咲かせます。
花の少ない冬場の 色彩豊かな花の一つです。
「ヒイラギナンテン」(柊南天)Mahonia japonica と「マホニア ロマリホリア」M.lomariifolia との
交雑種で、「ヒイラギナンテン」の花穂が、下垂するのに対して、上向き、直立する違いが有ります。
葉は、独特の形の奇数羽状複葉で互生します、葉の縁は、ギザギザになっています。
雌蘂に触れると、雄蘂が、雌蘂を目指して動く様子が、現れます。
花に留った昆虫を利用して受粉する為とか
開花も「ヒイラギナンテン」より早く1月から2月に開花します。
メギ科、ヒイラギナンテン(マホニア)属、耐寒性常緑低木、学名 Mahonia media 'Charity'
亦は、Mahonia × media 、別名「セイヨウヒイラギナンテン」(西洋柊南天)、「タチヒイラギ」(立柊)
「柊南天」の名前は、「柊」の葉に似た葉で、南天の様な実を着ける事からの命名とのこと
細長い葉の「ヤナギバヒイラギナンテン」(柳葉柊南天)Mahonia confusa 等も
果実は、薄緑、青、青紫と熟します、混在した様子も見られます。
次は、「サンシュユ」の黄色い花です。
<「サンシュユ」(山茱萸)>
”春告げ花” の一つで、散形花序を作って、黄色い花を咲かせるので、樹木全体が、黄金色に輝きます。
葉が出る前に、4弁花を咲かせ、4本の雄蘂が目立ちます。
秋には、珊瑚のような、赤く艶やかな実が、生ります。
ミズキ科、ミズキ属、落葉小高木、中国、朝鮮半島原産、学名 Cornus officinalis
別名「ハルコガネ」(春黄金) ・ ・ ・ 春先に花が、”黄金色” に輝くから
別名「アキサンゴ」(秋珊瑚) ・ ・ ・ 秋に、赤く艶やかな珊瑚の様な実を着けるから
別名「ヤマグミ」(山茱萸) ・ ・ ・ 漢字名から 茱萸は、「グミ」と読むことから
九州の <稗搗節>に ”庭のサンシュユの木に” の詩が入っているが、此の木は、「サンショ」(山椒)の木とか
日向地方の方言で、「サンショ」を「サンシュユ」と発音するとのこと
秋に稔る艶やかな赤い実です、食べられます。
秋に、赤い艶やかな「茱萸」に似た実を着けます、「秋珊瑚」、「山茱萸」の名前の由来です。
最後に「マンサク」(万作、満作)です。
<「マンサク」>
日本では、稲の作柄を占う樹木花とした由、花が、沢山咲いた年は、豊作になるとのこと
名前の由来もユニークで、早春に咲くので→ ”まず咲く” →”まんず咲く” (東北地方の方言)→「マンサク」とか
此の花も ”春を告げる花” として、知られています。
葉が出る前に花を咲かせますが、「シナマンサク」は、去年の葉の枯葉が、落葉せず
葉と花を同時に視る場合が、有ります。
細長い紐状の花弁に、反り返った赤紫色の萼片が、目に付きます。
「マンサク」(Hamamelis japonica )は、日本原産ですが、似た花に
中国原産の「シナマンサク」(H.mollis)が、有ります。
見分けるのは、困難で、判別のポイントは、「シナマンサク」の方が、「マンサク」より開花時期が早く
花も、大きいのが、特徴で、「マンサク」より花弁が、長く色も鮮やかな違いが
其の他、「シナマンサク」の方が、香りが強く甘い香りがする違いも
他にも、多くの違う点が、有る様ですが、今回は、省略です。
マンサク科、マンサク属、落葉小高木、別名「アオモミ」、「ハマメリス」(「マンサク」の場合)
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