”冬に咲く(2)” は、「ラケナリア」と「キダチアロエ」の花です。
「ラケナリア」
花が、筒状、壺状の形、花色も白、ピンク、オレンジ、青、緑、其の複色と多彩で
原産地の南アフリカには、100種位の品種が有る様ですが
開花期が、冬から早春の「ラケナリア・アロイデス」Lachenalia aloides が、多く植栽されています。
「アロエデス」の名前は、「アロエ」に似ているとの理由からの命名とか
中でも、花の色が、多色の「ラケナリア・アロエデス ’クオドリカラー’」L.aloides var.quodricolor
が綺麗で、葉には、斑点が入ります、葉は、披針形、総状花序に花を咲かせます。
3色の変種の「ラケナイア・アロエデス ’トリカラー’」L.tricolor 等も有ります。
他に、此の時季に開花する品種には、白色で先端が青紫色の「ラケナリア・コンタミナタ」
L.contaminata が、有りま、秋や春に咲く品種は、多く有ります。
キジカクシ(ユリ、ヒアシンス)科、ラケナリア属、半耐寒性球根、別名「アフリカヒアシンス」
「ラシュナーリア」、学名 Lachenalia spp.、英名 Cape cowslip
白い色で、花冠が、青紫色の「ラケナリア・コンタミナタ」L.contaminata も冬咲きです。
次のユリ科の花は、「キダチロカイ」(キダチアロエ)です。
寒い露地でも「キダチアロエ」(木立アロエ)は、朱色の花を咲かせます、冬の灰色の風景に色彩を添えます。
剣形で多汁の葉の縁には、大きな刺ご密生します、中心から花茎を伸ばして、朱赤色の筒型の花を咲かせます。
多くの薬効が有るので、”医者いらず” の愛称が付いています。
「アロエ」は、ツルボラン科、アロエ属の多肉植物の総称とのことで
此の「キダチアロエ」も其の一種で、日本には、鎌倉時代に伝来したと記されていました。
日本の本州から九州の海岸に、多く帰化して分布しています。
仲間に「アロエ・ベラ」Aroe bella が有り、5月頃に黄色い花を咲かせます。
ツルボラン(ユリ)科、アロエ属、常緑低木(多肉)、マダカスカル原産、学名 Aloe arborescens
下図は、「キダチロカイ」の葉です、多肉質で縁の棘は、アロエ属の特徴です。