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花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

冬に咲く(7)

2022-01-22 | 植物 花

冬に咲く(6)

2022-01-20 | 植物 花

”冬に咲く(6)” には、「プリムラ」を挙げます、最初は、「プリムラ・シネンシス /  ユキザクラ(雪)」と

「プリムラ・フィルクネラエ / ウンナンサクラソウ(雲南草)」です。

早春の色を表現する「プリムラ」ですが冬に見頃の種類も多く有りますので

次回も何種かを挙げる予定にしてます。

今回は、「桜」<染井吉野>に先駆けて<桜の名前が付いた「プリムラ」達です。

 

<「ユキザクラ / 雪桜」(「プリムラ・シネンシス」)>

花冠が五裂して、さらに、其の先端が二裂する可憐な形をしています、亦、花の中心が薄い黄色です。

原種の花色は、白とのことですが、最近では、赤、ピンク、薄紫、青色と多彩な園芸種が多いようです。

次に載せる「プリムラ・フィルクネラエ」との交配種も作出されているとか

掌状の葉の裏が,赤色をしています、表の緑と赤のコラボが見事です。

唯、「ユキザクラ」雪桜 の名前は、早春の季節に「染井吉野」に雪が積もった様子を

”雪桜” と表現するので「プリムラ・シネンシス」の名前が無難かも

サクラソウ科、サクラソウ(プリムラ)属、常緑多年草、中国原産

学名   Primula sinensis英名   Chinese primrose



 

次は、「ウンナンサクラソウ」(雲南桜草)、「プリムラ・フィルクネラエ」です。

上に載せた「プリムラ・シネンシス」 Primula sinensis  近縁種で「プリムラ・シネンシス」同様

葉茎を伸ばして、淡いピンク色の花を咲かせます、明るい “春の色” です。

葉や茎に軟毛が被い、葉が羽状に裂けているのも似ていますが

「シネンシス」より花が、稍小さく、葉の形も多少違い、切込みが深い違いが有ります。

葉、茎には、柔らかい毛が生えていて、茎が、ロゼット状に着きます。

人気の「プリムラ・マラコイデス」Purimula malacoides   等に比べると色も形も清楚な感じがします。

サクラソウ科、プリムラ/サクラソウ属、多年(一年)草、学名   Primula filchnerae

別名「プリムラ・フィルクネラエ」、「雲南桜草」


過去の記事の再掲載です。

「グレビレア」2種

春の様な明るい色のサクラソウ科の「プリムラ」Purimula Hybrids が、咲き揃っています。秋から冬、秋と長い間愉しむことができます。此の時季の寒さの中でも、温......

冬に咲く(5)

2022-01-19 | 植物 花

「ギョリュウバイ」も寒い季節に咲く花です、花が少ない時季に咲くので重宝されます。

鮮やか花色が、無機質は風景に色彩を添えます。

葉が、「ギョリュウ」(御柳)の葉に似て、花が、「梅」の花に似ている故の命名とのこと

花は、秋から早春に咲く品種と、3月頃から5月頃迄咲く品種が在ります。

葉は、ブロンズリーフ で、先が尖っていて、堅く肉厚です。

亦、園芸品種が多いのも特徴です、一重や八重咲き、花色も白、赤、ピンクと豊富です。

花後に褐色の球形の視を着けます、中には、細長い種子が、ギッシリ詰まっています。

学名の 「レプトスペルマム」は、ギリシャ語で ”薄い種子” の意味とか、細長い種子を著わしています。

フトモモ科、レプトスペルマム(ギョリュウバイ)属、半耐寒性常緑低木

オーストラリア、ニュージーランド原産、学名    Leptospermum scoparium

英名     Tea tree 、別名「ショウコウバイ」(松紅梅)、「レプトスペルマム

英名の  Tea tree は、葉を茶葉として飲用したからとか


一重や八重咲き、花色も赤、ピンク、白色等多彩です。

亀吉

「梅」の花に見えますか、「梅」を愛した菅原道直を奉った天神様の<梅紋>に似ています。

 

尚、「ギョリュウバイ」の<ギョリュウ>は、葉が、ギョリュウ科の樹木「ギョリュウ」(御柳)の葉に似て

花は、バラ科の「梅」に似ている故の命名とか、「ギョリュウ」の葉は、細長く先端が尖った小さな硬い葉です。

フトモモ科、ギョリュウバイ属、半耐寒性常緑低木、オーストラリア、ニュージーランド原産

学名  Leptospermum scoparium英名  Manuka、 Tea tree

別名「レプトスペルマム」、「ティーツリー」、「ショウコウバイ」(松紅梅)

亦、塩分を含む土地でも生育するので、砂漠の緑化にも貢献してるとのことでした。

 


冬に咲く(4)

2022-01-17 | 植物 花

冬に咲く(3)

2022-01-16 | 植物 花

冬咲きの「クレマチス」にしました、“春から初夏の花” の花「クレマチス」には、冬に咲く種類も有ります。

花が終わって、実を結び初めていますが、今でも、花を愉しむ事ができます。

「クレマチス」は、多数の系統が有りますが、冬咲き「クレマチス」の系統を二種挙げてみます。

カンパネラ系の「クレマチス・アンシュネンシス(アンスンエンシス)」 や

シルホサ系の 「クレマチス・シルホサ」です。

「クレマチス・アンシュネンシス」は、ベル型の白い花が、下向きに咲きます。

常緑の葉とのコントラストも愉しみます。

花弁は、肉厚で市4枚、先端が反り返ります、葉は、先端が尖った卵型、蕾は、淡い緑色です。

花の少ない冬場には、有り難い存在です。

近縁種に、似た花で、葉の形が少し違った「クレマチス・ウロフィラ」  Clematis urophylla   有りますが

殆ど見分けが付け難く、「ウロフィラ」の花の方が、稍小型とか、葉の色が濃いとか、葉の縁が、鋸型とか

葉は、此の花の方が、丸味が大きいとか、三枚葉の中の一枚が、特に多きとか

諸説が、有りますが、定かでは無く、詮議は終りです。

キンポウゲ科、クレマチス属、常緑蔓性多年草、中国原産、学名   Clematis clarkeana=C.anshunensis

別名 「ウィンターベル」、「ガビザン ハンショウズル」(峨眉山半鐘蔓)



キンポウゲ科の特徴、綿毛のボンボンの様な種子ができています。

 

 次も冬咲きの原種系「クレマチス」の落葉性の「クレマチス・シルホサ」です。

<「クレマチス・シルホサ」>

透明感が有る軟らかい花弁をパラシュートの様に開きます、濃い赤銅色の葉とコラボします。

シルホサ系の「クレマチス」は、夏は休眠しますので、葉が有りませんが

秋頃から濃い緑色の葉を着け、赤銅色に変色してきます。

落葉性でも花と葉を同時に視ることが出来るわけです。

夏咲きの「クレマチス」には無い、優雅な感じのする花です。

キンポウゲ科、センニンソウ(クレマチス)属、落葉蔓性、南ヨーロッパ原産、学名 Clematis cirrhosa

英名 Early virgin's bower


花が終わった後に綿帽子を被った種坊ができます、未だ、咲いている花と同時に視ることが多いのです。