”夏、白い樹木花” と題して「サンユウカ」と「マンデヴィラ」の花を挙げてみました。
<「サンユウカ」(三友花)>
下図は、八重咲きの Tabernaemontana divaricata cv. Flore Pleno
散形花序に、花径が、5cm位の花を咲かせます、一重で風車型、花の色は、白色です。
尚、園芸種の八重咲きで、「クチナシ」の花に似た種類が人気を集めています。
「ヤエサンユウカ」(八重三友花)の名前が付いています。
肉厚で、先端が尖った卵型の艶やかな葉が、対生して、純白の花を引き立てます。
夜間に芳香を振りまき、いい香りが漂います。
「三友花」の名前の由来は、不明ですが、英名に Crape Jasmine 「クレープジャスミン」の名前が、付いています。
キョウチクトウ科、サンユウカ属、非耐寒性常緑低木、インド原産、学名 Tabernaemontana divaricata
= Ervatamia coronaria 、英名 Crape Jasmine 、Ceylon Moon beam
下図は、八重咲きの園芸種、「八重三友花」です、花弁の襞が、魅力的です。
花弁の形も園芸種に依って、違いが見られます。
次の白い樹木花は、「マンデヴィラ」です。
白色の原種で「サマードレス」の名前で人気があります「マンデヴィラ・ボリビエンシス」を挙げてみました。
「マンデビラ(マンデヴィラ)」 Mandevilla spp. には、品種や其の交雑種で100種位有るとのこと
なかでも、「マンデビラ・アモイナ」 M. × amoena、「マンデビラ・サンデリ」 M.sanderi 等を基にした
交雑種が、多く視られますが、此の「マンデビラ・ボリビエンシス」が、色、形とも清楚な感 じがします。
純白で、中心の喉辺が黄色、花弁が五枚で、先端が大きく開きます、アモイナ種より花が小さいのが特徴です。
濃緑色の葉も、白い花をよく引き立てます。
キョウチクトウ科、チリソケイ(マンデビラ)属、非耐寒性蔓性多年草、旧属名 デプラデニア、メキシコ、南米原産
学名 Mandevilla boliviensis、英名 White dipladenia
別名 「ホワイトディブラデニア」、「サマードレス」
他にも、色の違うもの、花の形が違うもの等が多種視られます。
下図は、園芸種の数々です、白い「マンデヴィラ・ボリビエンシス」に比べて
色鮮やかで、華やかな雰囲気の花々です。
園芸種には「マンデヴィラ・アモエナ ´ローズジャイアント`」 M.× amoena ´Alice du Pont`=下段左
「マンデヴィラ・アモエナ ´ホワイトデライト`」 M. × amoena ´White Delight=上段左
「マンデヴィラ・アモエナ ´ルビースター`」 M.× amoena ´Ruby Star`=下段右 等が有ります。
八重の花も ・ ・ ・ “パッフェ” =上段右 の名前が付いています。