今日の動物は、<猫>です、<猫>の名前が付いた植物達です、「ネコノヒゲ」、「キャットテール」
「ネコジャラシ」を挙げます、皆、猫を彷彿とさせる形、姿です。
学名では、<猫>を著わした名前では、必ずしも無いのですが、和名や別名では<猫>を指しています。
<「ネコノヒゲ / 猫の髭」>
雌蘂、雄蘂が、上向きに伸びて、反り返る様子が、宛ら、”猫の髭” です。
総状花序に白、淡い紫、淡いピンクの花を茎下から順次咲かせます。
初夏から晩秋へと長い期間愉しむことができます。
花色は、白、薄紫色で、茎下から順次咲き上がります。
薬草(薬効ー利尿、血圧降下)、クミスクチン茶としても知られています。
シソ科、オルトシホン属、非耐寒性多年草、インド、マレー半島原産
学名 Orthosiphon aristatus、英名 Cat's wiskers、別名「クミスクチン」、「キャッツウイスカー」
「ホワイトキャットマスターチ」、「オルトシホン」
学名 Orthosiphon は、ギリシャ語で Ortho は、”真っ直ぐ”、siphon は、”管” の意味とか
別名の「クミスクチン」は、マレー語で、「クスミ」=髭、「クチン」=猫 の意味となっています。
下図は、猫の髭のUPです、似ています。
次の “猫” は、「アカリファ 'キャッツテール'」です。
<アカリファ 'キャッツテール,'」>
赤い猫のシッポです、仲間の「アカリファ・ヒスビタ」< ベニヒモノキ>より穂の背丈が低くて
太い違いが有ります、トウダイグサ科、エノキグサ属、西インド諸島原産、多年草、英名 Cat´s tail
別名「キャッツテール」ですが、早春に花咲く「ブルビネラ」の別名が「キャットテール」ですので
紛らわしい名前です、厭いて、“キャッツテール” と “キャットテール” で 区別しています。
小さな花が、集まって穂状の花を咲かせます、雄蕊が目立ちますが、花弁が無いのも特徴です。
次に挙げるイネ科の「エノコログサ」<猫じゃらし>に似ていて、どちらも、猫に纏わる花の姿です。
トウダイグサ科、アカリファ属、非耐寒性這性多年草、西インド諸島原産、学名 Acalypha reptans=A.hispaniolae
英名 Acalypha 、Cat tail 、Summer love 、
別名 「アカリファ」、「アカリファ ´キャットテール`」、「キャットテール」
他の画像は、動画にしました、赤いシッポのオンパレードです。
<エノコログサ」>
下図は、イネ科の「エノコログサ」(狗尾草) Setaria faberi 、愛称「ネコジャラシ」ですので
序でに、挙げてみました、猫用の "玩具" と言うよりも<犬のシッポ>の方が、的を射ているようですが ・ ・ ・
犬の尾っぽに似ているので ”犬っころ草” から「エノコログサ」となった由
尚、「エノコログサ」の名前は、「犬っころ草」から「狗(犬)尾草」の漢字名も付いてます。
<犬の尾っぽ>にも似ているからですが、「イ ノコログサ」ではないのが不思議です。
宮沢賢治の詩には、“いのころ草” と詠われていろのですが ・ ・ ・ 仔細は、分からないのです。
漢字表記も「犬子草」、「狗尾草」とか、でも一番は、「ネコジャラシ」かな、学名 Setaria viridis
英名 Green bristle grass、Foxtail grass
次は、上載の「エノコログサ」に形状が 似た「ベニヒモノキ」<紅紐の木>を載せてみました。
<「ベニヒモノキ」>
「エノコログサ」が、多年草なので、「ベニヒモノキ」の常緑低木との違いが有りますが、似た様な花穂の花です。
「ベニヒモノキ」の方が、「エノコログサ」より長い花穂が下垂します。
花弁が無いのも両者似ています、花期としては、露地では、夏から秋に懸けて開花しますが
温室などでは、冬でも視ることができます、今が盛りのヒユ科の「ヒモケイトウ」にも似ています。
トウダイグサ科、エノキグサ(アカリファ)属、非耐寒性常緑低木、
マレー半島、ニューギニア、インドネシア原産、学名 Acalypha hispida、別名「アカリファ」
英名 Chenille plant、Pussy tail、Foxtail 、英名の Chenille とは、毛足が長い艶の有る糸を指す由
Pussy tail (子猫ちゃんのシッポ)には、太すぎますが Foxtail が妥当かな
学名の hispida は、毛が生えている意味とか、毛深いことは、間違いないのです。