花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

早春に咲くー№ 16

2024-03-20 | 植物 花

今日も樹木花にしました、「バンクシア」の花で、昨日の「グレビレア」と似たヤマモガシ科の花です。

世界には、多数の品種が有る様ですが、日本では、数種が 多く栽育されています。

ヤマモガシ科、バンクシア属、常緑低木、高木、オーストラリア原産、学名  Banksia  、ユニークな穂状花序を愛でます。

現地では、地上25m位に直立するものや、地表を這う種類とかも在るとのこと

小さな花の集まりは、ブラシ状になり、開花すると雄蘂を出すので、更に大きくなります。

花序の形状も  ”亀の子タワシ”  、”ボトルブラシ”  、葉の形状も針状、細長い楕円形等々豊富です。

現地オーストラリアでは、山火事で種が弾けて、繁殖するとか、日本の冬の寒さ、雪に強いはなです。

其の中から「バンクシア・インテグリフォリア<B. integrifolia >,別名「コーストバンクシア」を挙げてみました。





鮮やかな花色も乾燥すると褐色になって、見栄えが、劣ります。

 

他の品種も日本の冬の気候に適していて、多く栽育されています。

1.「バンクシア・スピヌローザ < B. spinulosa >、別名  ヘアピンバンクシア」 、2.「バンクシア・エリシroburフォリア<B. ericifolia

別名  ヒースバンクシア」、3.「バンクシア・ロブル<B. robur>、別名 「スワンプバンクシア」等です。

葉、花、色の違いが有り、寒い季節に充分愉しめます。




 

<他の画像は、gif  にしました>

<小さな画像は、クリックで拡しますします>


早春に咲くー№ 14

2024-03-17 | 植物 花

今日は、冬咲きの黄色い樹木花、「エリカ・ブランドフォルディア」(カナリーヒース)です。

<「エリカ・ブランドフォルディア」>

花は、壺型で「スズランエリカ」に似ています、”黄色い鈴蘭” と言ったところでしょうか。

小型で多花性、針形の葉が、輪生します、花径  約 0.3 CM、樹高 約30~100CM位。

冬は、鉢植えにして、昼に屋外に置いて、夜間に屋内に取り込む栽育するのが無難です。

ツツジ科、エリカ属、耐寒性常緑低木、南アフリカ、ヨーロッパ原産

学名   Erica blandfordia、別名 「カナリーヒース」

 



冬は、鉢植えにして愉しみます、花弁の黄色と内部の茶色のコラボが、見事です。

色の違いが有りますが、壺型の花弁は、「鈴蘭エリカ」Erica formosa  に似ています。

他に、黄色い色の冬咲きで、筒状花の「エリカ・パターソニー」  E.patersonii も此の季節に咲く品種です。



早春に咲くー№ 15

2024-03-15 | 植物 花

今日の樹木花は、「グレビレア」の花にしました、早春の頃から初夏に懸けて鮮やかな色で咲き続けます。

<「グレビレア」

原産地では、園芸種も合わせて、250以上の品種が在る様ですが、日本では、此の内の2~3種が多く栽育されている様です。

品種に依って、円錐花序や総状花序を出し、花や葉の形が 違い、多彩です。 

花弁が無く、花弁の様な総苞片から長い花柱を立ち上げるのは、他のグレビア属の植物と同じです。

総苞片の色も白、ピンク、赤、黄、橙と多彩で、葉の形も、線形、針形、羽状と多彩です。

ヤマモガシ科、ハゴロモノキ属、常緑低木、学名  Grevillea spp.   オーストラリア原産

 

今回は、其の中でも鮮やかで、優雅な感じの「グレビレア・ロビンゴードン」にしました。

下図は、交配種の「グレビレア・ロビンゴードン」 Grevillea Robyn Gordon  です、Robyn Gordon は、人名とか

葉が、平たくて裂けていますが、花の様子は、似ています、別名「ハゴロモノマツ」(羽衣松)

今日の樹木花は、「グレビレア」の花にしました、早春の頃から初夏に懸けて鮮やかな色で咲き続けます。

<「グレビレア」

原産地では、園芸種も合わせて、250以上の品種が在る様ですが、日本では、此の内の2~3種が多く栽育されている様です。

品種に依って、円錐花序や総状花序を出し、花や葉の形が 違い、多彩です。 

花弁が無く、花弁の様な総苞片から長い花柱を立ち上げるのは、他のグレビア属の植物と同じです。

総苞片の色も白、ピンク、赤、黄、橙と多彩で、葉の形も、線形、針形、羽状と多彩です。

ヤマモガシ科、ハゴロモノキ属、常緑低木、学名  Grevillea spp.   オーストラリア原産

 

今回は、其の中でも鮮やかで、優雅な感じの「グレビレア・ロビンゴードン」にしました。

下図は、交配種の「グレビレア・ロビンゴードン」 Grevillea Robyn Gordon  です、Robyn Gordon は、人名とか

葉が、平たくて裂けていますが、花の様子は、似ています、別名「ハゴロモノマツ」(羽衣松)

 他の品種も豊富ですが、上に挙げた「ロビンゴードン」よりは華やかさは、イマイチです。

花の形や葉の形も微妙に違っています。

 



<余録>

次のヤマモガシ科の花は、「プロテア」Protea spp. の花す。

「プロテア」もヤマモガシ科、プロテア属の総称とのことで、南アフリカに90種有ると言われています。

”アフリカの印象” が強く感じられる花です、此の花も ”頭状花序が、総苞で飾られています。

名前の由来は、ギリシャ神話の神、プロテウス(Proteus)に由来するとか

姿を自由に変えられる神とのこと、由来との関係は、分からないので、割愛します。

南アフリカの国花とのことです。

今日は、花径が、30cmにもなる「キング・プロテア」を載せてみました。

ヤマモガシ科、プロテア属、半耐寒性常緑低木、南アフリカ原産、学名   Protea synaroides 

英名   King Protea、別名「キング・プロテア」、「ジャイアント・プロテア」


<各小さな画像は、クリックで拡大表示します>

 

 他の品種も豊富ですが、上に挙げた「ロビンゴードン」よりは華やかさは、イマイチです。

花の形や葉の形も微妙に違っています。

 



<各小さな画像は、クリックで拡大表示します>


早春に咲くー№ 13

2024-03-10 | 植物 花

今日の樹木花は、黄色い花「マホニア・メディア  ' チャリティー` 」です。

<「マホニア・メディア ’チャリティー’」>

 濃い緑色の葉をバックに、長い総状花序を立ち上げて、黄色に輝く小花を沢山咲かせます。

花の少ない冬場の 色彩豊かな花の一つです。

「ヒイラギナンテン」(柊南天)Mahonia japonica と「マホニア ロマリホリア」M.lomariifolia

の交雑種とのこと、「ヒイラギナンテン」の花穂が、放射状に下垂するのに対して

上向き、直立する違いが有ります。葉は、独特の形の奇数羽状複葉で互生します、

面白いのは、雌蘂に触れると、雄蘂が、雌蘂を目掛けて動くことです。

花に留った昆虫を利用して受粉をさせる仕組みとか

メギ科、ヒイラギナンテン(マホニア)属、耐寒性常緑低木、学名 Mahonia media cv. Charity'

亦は、Mahonia × media 、別名「セイヨウヒイラギナンテン」(西洋柊南天)

「タチヒイラギ」(立柊)、「テンジョウザキヒイラギナンテン」(天井咲き柊南天)

<他の画像>

果実は、薄緑、青、青紫と変色しながら、熟します。

尚、交雑相手の「「ヒイラギナンテン  / 南天南天」は、生垣等に植栽するお馴染みの同じメギ科の植物です。

「柊南天」の名前は、「柊」の葉に似た葉で、南天の様な実を着ける事からの命名とのこと

メギ科、ヒイラギナンテン属、英名  Mahania japonica  、別名「トウナンテン  \  唐南天」

中国原産で、日本には、江戸時代に入ってきた由

「ヒイラギ  /  柊」の名前が、付いていますが、モクセイ科、、モクセイ 属、英名  Osmanthus ueterophyllus ではなく

葉の形状が似ていても、別の植物に属します、花の色も白色で違っています。




他に、細長い葉の「ヤナギバヒイラギナンテン」(柳葉柊南天)Mahonia confusa 等も


早春に咲くー№ 12

2024-03-06 | 植物 花

以前の記事にも載せた「ブルーシャンデリア」が、新しく咲き始めました、寒い季節が大好きな花です,。

今日の樹木花は、「ギンヨウアカシア」の花にしました、先般は、"黄金の粒々”  と 蕾の様子を挙げましたが、開花が始りました。

開花し始めました、黄一色で埋め尽くされます。黄金色のオンパレードです。

蕾は、黄金の粒々です、金の玉です。

今は、下図の様に開花した状態です、”黄金”  が、溢れ出ます。



<各画像は、拡大します>

 

下図は、「フサアカシア」の花です、「ギンヨウアカシア」も「フサアカシア」も

葉は、羽状複葉ですが、前者は、小葉が、5対に対して、後者は、10から20対位の違いが有ります。

亦、花や花が、後者の方が、大きい違いが

 

<「ギンヨウアカシア」(銀葉アカシア」>

総状花序に黄色い花が、多数咲き揃っています、”黄金の粒々”  が、”黄金の花”  に変身です。

「ミモザ」とも称していますが、正確には、「ミモザ」は、「オジギソウ」含羞草 / 眠り草 / タッチミーノット /  Mimosa pudica

指すとのこと,で、似た花の「フサアカシア」<房アカシア/  Acacia dealbata「ミモザ」と称しますが

此も、正確には、間違っているとのことです。

葉や花が似ているので、間違って名付けたとか、現在では、「ミモザ」の名前は、両者の総称として使われています、

確か、砂糖菓子の粒々のトッピングも<ミモザ>と呼びます。

両者は、似ていますが、見分ける方法として、羽状複葉小葉が、「ギンヨウアカシア」は

20枚位を対生させて、葉の色が、灰緑色に対した、「フサアカシア」の小葉は、40枚位を

対生させ、多少大きめの葉は、濃緑色です。

マメ科、アカシア属、半耐寒性常緑高木、オーストラリア原産、学名   Acacia baileyana

英名   Cootamundra Wattle、別名「ミモザ」、 「ミモザザアカシア」、「ゴールデンミモザ」、「ハナアカシア」