最近 夜になるのがぐっと早くなってきましたね。
六時になると、「もうおうちに帰らなくちゃ!」と、子供でもないのに心焦るほど。
こうなると思い出すのはメラーノの夕食の思い出です。
↑は私たちが泊まった
ホテル のレストラン。
このテーブルは朝と夜、三日間の滞在中 私たち専用のテーブルでした。
夕食をホテルで、というのは ほとんどない旅をしていたforchettaですが、
このホテルは二食付、というシステムになっていました。
「夕食のお時間は七時からでございます。」
「はあい、まだまだやね。おやつタイムにせえへん?」
と、見晴らしのいいお庭で ケーキとお茶をいただきました。
これから前々回の記事の続きとなります。
↑の写真がホテル。
左側のバルコニーがあるところが私たちの部屋です。
見晴らしは最高!
↑はバルコニーからではなく、一部屋できそうなくらい広いバスルームからの眺め。
眼下にメラーノの街が見えます。
このバスルームには猫足のクラシックなバスタブがあり、ダンナの入浴シーンの写真も
ありますが、もちろんカットさせていただきます。
早めのチェックイン、早めのシャワー、これぞヴァカンスだわ~とホクホク。
滞在中の夕方、いつも同じ方向から 雨になりました。
雨の音は耳に心地よく、お昼寝にはぴったりのBGM。
いや、ここで眠ってはいけない。
夕食は七時からだから、化粧直しして、服も替えて行こう・・・と思いつつ。
「ドンドンドン」とドアをたたく音に、びっくりして飛び起きた二人、やっぱりうとうとしていたのでした。
音の主はホテルのメイドさん。
彼女は私たちが夕食に出かけているだろう間に、タオルを取り替えたり、ベッドメイキングをするために部屋に入り、眠りこけている私たちを発見して、びっくりして外に出て、ドアを叩いたのでした。
「ごめんなさい、確認せずに入ってきてしまいました。お食事に降りておられると思って。もう七時半をまわっています。」
「ええ~!まだこんなに外は明るいのに!すぐ行きます!」
寝起きでふらつきながら、大慌てで着替え、すっぴんで食堂に向かった私たちを迎えたのは
エレガントなドレスにハイヒールの奥様とスーツ姿の旦那様のドイツ人夫妻。
彼らは私たちと同じ宿泊客で、この日は、いえ 次の日も二組だけの食事で、少しお待ちいただいた
ようすでした。
きゃは、申し訳ないやら、恥ずかしいやら。
サマータイムの七時半は日本の六時半。
夏至に近い頃、半分寝ぼけながらのゆっくりした夕食が終わったのが九時過ぎ。
今日の夜五時よりずっと明るいのですよ。
旅の疲れと、おやつのケーキが体に残っていて、たっぷり盛られたフルコースは
もちろん完食できませんでした。
ああ、猛反省のメラーノの夜。
今となっては 笑える思い出ですけどね。