Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

☆ 朝のVenezia散歩で

2021-10-27 02:04:00 | ☆イタリア 記憶の風景



友人との旅では 朝の散歩が楽しみでした。

日本では朝寝坊の私ですが、
イタリアでは
なぜか いつも朝四時半に目が覚めてしまうのです。
その目覚めは友人も一緒で、
色々その日の準備をしても
朝食ルームが開くまで 
時間はたっぷりあります。

例えば Venezia。
4泊同じホテルに泊まるとしたら、
4方向に散歩できるわけです。

そんな散歩の記事を過去にも書いていました。

それがこちら


散歩の時の1枚の写真なのですが。。。
印象的なランタンが忘れられなかったのです。

そしたら先日 NHKの過去の番組のなかで
同じ景色があったのです。

番組は2002年放送の「世界我が心の旅」、
画家の絹谷幸二さんがVeneziaでフレスコ画のお勉強中、
よく通っていたレストランだったのでした。
そこは入り口は小さいけれど、奥にずーっと広がっていて
緑がいっぱいのテラス席も並んでいました。

泊まっていたホテルの近くに
あんな素敵なところがあったなんて 知らなかったなあ。


ユニクロのCMで「ぎゅっと閉じ込めていた旅心」っていうのがありますが、
私の旅心も開いたら、やっぱり最初に行きたいのはVenezia。

なんなんでしょうね。。。この想いって・・・・








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☆ カラバッジョ ☆シラクーサ の記憶

2021-10-06 04:10:00 | ☆イタリア 記憶の風景






イタリアには なかなか行けそうもないのですが、

NHKのラジオテキストを購入、

それを1週間遅れのストリーミングで

まとめて聞いています。

こうでもしないと イタリア語をどんどん忘れて行くばかり。。。


さて、

4月から9月までの入門編の講師は

いつも元気な 入江たまよさん。

「行くぞ、イタリア」 というテーマで

イタリアの州をあちこちバーチャルで旅をしながら

文法も勉強する、お得な講座です。

(残念ながら 9月でこのシリーズは終了しました。)

今はコロナ禍で 「いつか 行くぞ」なイタリアですが、

テキストには 旅で 訪れた場所もいっぱい出てきます。

8月号はシチリア州の旅でした。

第58課のシラクーサ では、

カラバッジョの「聖ルチーアの埋葬」を観に行こうと

いう設定の巻。

Quale chiesa devo visitare per vedere il quadro di Caravaggio?

(そのカラバッジョの絵を見るためには どの教会を訪れなければならないのだろう?)

という構文で 横のページには教会のイラストとカラバッジョの絵の写真もあります。

実は この絵、私も 何年か前 シチリアの旅で 観ていました。

おう~嬉しいなあ。

あれ、でも、場所が違う。。。

テキストでは ドゥオーモの近くの Chiesa di Santa Lucia alla Badia にあるって。。。

でも旅の達人の相棒と行ったのは、

Chiesa di Santa Lucia al Sepolcro。。。

確か タクシーに乗って行ったはず。

あの頃は シチリアに何回も行っている彼女に連れてってもらう

状態の旅だったから 詳しく予習してなかったけれど、

教会の受付で「カタコンベも観ますか?」といわれ、

来たからにはと、カラバッジョの絵を見た後、

受付のお姉さんの案内で 

教会の奥にある巨大なカタコンベにも行きました。

カタコンベとは地下墓所のこと。

わたしにはとっては 初カタコンベ。

不思議と怖くはなかったけれど、

ここが「聖ルチーアの埋葬」の現場です、と案内された場所は


カラバッジョの絵のすごさと重なって、

いまだに忘れられない記憶となっています。

だから 場所が違うのは

どうなっているのか調べて見ました。

この絵は 長い間 引っ越しが続いたらしいのです。

長い期間の美術展への貸し出し、レントゲン検査、修復などのためとか。

私が観た「聖ルチーアの埋葬」の絵は 

たまたまお里帰りをしていたのかもしれません。

イタリアに限らず、

観たい作品があったら、今 どこにあるのか

調べて行ったほうがいいですね。


Wikipediaから画像をお借りしました。↓

実際の大きさは408×300cm、

こんなには鮮明に見えなかったけれど、

カラバッジョの力強さが

ズーンと伝わってくる作品でした。























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