ロザンナ先生とのミラノの教会巡りは続きます。
さて、こちらの教会はChiesa di San Gottardo in Corte
(サン ゴッタルド イン コルテ教会)。
14世紀の八角形の美しい鐘楼が目を引きます。
中を訪れてみようとしましたが、こちらも日曜日のミサでかなわず、
外からバラ色の鐘楼を見上げて名残を惜しみました。
この教会はミラノ公 Azzone Visconti (アッツォーネ ヴィスコンティー)の
個人礼拝堂でクレモナの建築家 フランチェスコ ペコラーリにより、
建てられました。
主のアッツォーネが痛風の病を抱えていたため、
痛風の守護聖人であるサン ゴッタルド教会と名を改めたのだそうです。
ミラノで初めて時を知らせた鐘楼がこちらの教会。
なので昔はこの地区をContrada delle Ore(時の地区)と呼んでいました。
↑ この辺り Via delle ORE(時の通り)はそこから来ているのですね。
ヴィスコンティ家のお屋敷がPalazzo Reale (王宮)で
この教会は拡張の時に取り込まれてしまい、王宮とくっついた感じになっています。
↑ イタリアの旗が見えるところが王宮、その後ろに鐘楼が見えますよね?
次回ご紹介する「20世紀美術館」からの眺めです。