先日、内田洋子さんの本を読み終えました。
「モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語」(方丈社)
内田さんの本はいつもいち早く読んでいる友人Mちゃんのおすすめでした。
「中に写真がいっぱいあってね。カバーも素敵なんだけど、
それを取ったら、村の写真があって。」
と、熱く語ってくれました。
その村が↑の Montereggio モンテレッジォ。
こうして置いてみると、本当に山の中にあるのがわかります。
トスカーナですが、リグーリアにも近く、
地図で見ると以前訪れた チンクエテッレも遠くではありません。
この小さな山の村から本の行商で
遥かVeneziaへ旅した村人たちの物語が 内田さんによって綴られます。
書店、といえば。。。
Veneziaの本屋さんを紹介した 当ブログの過去記事を見つけました。
それが
こちら
と
こちら
イタリアの個人旅の楽しみの一つに、書店は欠かせません。
本はもちろん、カレンダーや文房具も魅力的!
カフェやバールもあったりします。
私がイタリアのハッピーアワーを初体験したのは
2003年のミラノでした。
泊まっているホテルの1階と地階が書店で、
その奥にバールが入っていたのです。
暑い暑い8月の街歩きにくたびれて
ホテルの下の書店で涼んでいたら、
5時ごろバールのカウンターにサンドイッチやおつまみなどが並び始めました。
happy hour!
アルコールドリンク1杯の注文で食べ放題!と書いてあります。
「あのー、ハッピーアワーを試して見たいのですが、
彼の分はノンアルコールでもいいですか?」と
聞いたら、
「Certo! もちろんです。で、 コン ギアッチョ?」
「え?ギアッチョ?って、何?」
英語を話さない私達を見て、イタリア語で一生懸命説明するお兄さんなのですが、
初めて出会った言葉に私たちはウロウロ。
辞書も部屋に置いてきてしまったし、
なんなの?ギアッチョって・・・
ついにお兄さんは奥から実物を持ってきました。
ほら、これがギアッチョだよ。
それは 「氷」。 でした。
ジュースに氷を入れるか、聞いてくれたのです。
「はあ、氷、のことだったのか。
はい、con ghiaccio per favore! と 解決しました。
ついつい忘れてしまうイタリア語の中で、
ghiaccio は私もダンナも決して忘れない言葉の一つになりました。