また夏の記事に戻ることにしましょう。
パッラーディオ建築の街Vicenzaは
ロザンナ先生と私のお気に入りの街となりました。
街並みを愛でながら最終目的地であるテアトロオリンピコにたどり着いた時には
夏の暑さもピーク。
↑の赤い看板のむこうに見えるのが入口です。ちっちゃ!
やれやれ、屋根の下に入れる。
館内は冷房も効いてるかしらん、さぞかし涼しいことだろうな、
・・・なんて思っていたら大違い。
世界遺産でもある1580年着工のテアトロオリンピコは保存状態を保つためか、
冷房装置はなかったのでした。
あつ~い。
↑ テアトロオリンピコの中。
ずっと昔からここへ来てみたかったのです。
木製の階段席に腰かけてゆっくりと舞台に目をやると、遠近法を駆使した
舞台装置がまるでVicenzaの当時の街のように見えます。
イタリア在住のshinkaiさんの
ブログで、
きれいな画像つきでテアトロオリンピコの記事がご覧になれます。
私がここへ来たかった理由のひとつが
1585年に日本からここVicenzaのテアトロオリンピコへやってきた天正少年使節。
そのときの絵も残されていると聞いていたので、
客席からそれらしきものを探したのですが、見当たりません。
あとになってshinkaiさんのブログでわかったのですが、
それはブックショップのあるロビーにあったのでした。
がっくり・・・
テアトロオリンピコに行かれる方は劇場見学のあと、
ちゃんと見て行ってくださいね。
4人の少年たちの一人 中浦ジュリアンにはこの旅のローマでも縁がありました。
その時の記事は
こちらからどうぞ。
冷房のない室内は、じっとしていても(^_^;)がたらり~。
それを我慢できたのは、
今も現役の世界遺産の劇場と、ここで借りた音声ガイドです。
劇場の音声ガイドだからか、説明がまるで専属ガイド風。
タイミングよく、こちらに話しかけてくれているようで、
ロザンナ先生と 同時に笑ってしまう場面もありました。
でもイタリア語音声だったからか、中身はすべて忘れてしまっている私です。
できれば 暑くも寒くもない時期にじっくり訪れたいVicenza。
まだまだ行きたいところがあったのですが、
暑さと、なぜかVeneziaへ行かなければ!と思いこんで電車に乗って、
またまたズッコケが発生しました。
それは次回の記事でお話することにして・・・
また来るね、Vicenza!