「うどん」・・・いえ、私たち大阪人女性は「おうどん」といいますが、
私はこれを無性に食べたくなるときがあります。
それは海外旅行から帰ってきた日。
空港であれ、鉄道の駅であれ、老舗であれ、立ち食いであれ、
要するに「大阪のおうどん」であれば、何でもOKなのです。
お店に入ったときの「だし」の匂いで、「ああ、帰ってきた~」と
日本人であること、大阪に住んでいてよかった!と妙な感激を
してしまう私ですが、↑の「今井」の「だし」は格別です。
「だし」本来のおいしさで勝負!
色はほとんどない感じですが、そこには深さがあります。
ひょっとしたら、かなり濃厚な味に慣れてきている自分の味覚を
反省しなければならないような、そんな味。
とはいえ、これは「はも丼と小うどん」のセット。
天神祭りには「鱧」がつきものですよね。
この丼はその「鱧」とささがき牛蒡を煮込んであるので
山椒をかけていただきます。
これが、またおいしい~
単品で「鱧丼」もありますが、でも「今井」にきたら、「おうどん」。
食べずに帰ると損した気分になるかも。
日曜日の夕方、大阪国際美術館で「ルーブル美術館展 美の宮殿の子供たち」を
駆け込みで観た帰りに立ち寄った「今井」。
おうどんをすすりながら、「子供のサトゥロスがよかった」だの
「クロアチアで買ったネックレスの色がTizianoの赤に似ていてよかった」だのと、
話がクロス、京都の「ルーブル展」にもぜひ行かなくちゃ!ね。
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