街を歩いていて、どこか場所は忘れたけれど、またここに来てしまった!
と いうことは ありませんか?
フィレンツェの場合、私はこの果物屋さんがそうです。
Duomoとポンテベッキオの間には 縦横に路地があり、そのどこを歩いても
つい立ち止まってしまうお店があるものです。
この「Mauro」も そんな路地の一角にあり、その色合いの美しさに
思わずカメラをむけてしまいました。
実は このお店、初めてのイタリアの時も写真を撮っています。
その時は、写真の順で考えると、お昼のレストランに行く途中。
もちろん ツアーで、どこを今通っているのか全然わかっていないときでした。
歩きながら 目に入る気になったものを撮っている中に、この果物屋さんが
今と変わらない状態でありました。
それから、何回か この前を通り、そのたびにカメラに収めているのですが、
なぜか ゆっくり立ち止まってみることがなかったのです。
二度目のツアーの時は、その中で旅なれた人がグループからさっと抜け、
食後用にと、果物を一袋買っているのを見ましたが、
「私たちも買えばよかったね。」と、あとから思っただけでした。
そして、今回も。
何を急いでいたのか忘れましたが、
「買えばよかった・・・」と いう気持ちだけ残しています。
見るものすべてが新鮮な思いの昔、ここがどこなのかわからないけど
とにかく撮った写真がいっぱいあります。(現在もその傾向は変わらずですが)
その中で、遠くに見えた建物が いったい何だったのか、
帰ったあとで調べたり、次に行って「ここだったのか~」と確認するのが
好きな私です。
そして写真の中のイタリア語(看板、標識、などなど)を片っ端から辞書で引き、
アルバムの余白に書くのも楽しいもの。
ここのお店は 「MAURO (マウロ)、Frutta (果物)」
と、書いています。
(2000年の旅から)
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