Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

☆Torinoで路面電車に乗る

2017-06-26 04:03:00 | ☆イタリア 記憶の風景



 あ~ そうだった!

 トリノは二度目だと言った私、

 初めてのトリノの記事をまだ書けてないことに気が付いたのでした。

 なんでも中途半端に終わってしまっている、このブログ。

 あかん、あかん。

 こうなったら、トリノは二回分を比べて書くことにしますね。

 で、↑の写真はトリノのトラムの車内です。(1回目のトリノ)

 もう放送は終わったみたいですが、

 BSフジの番組で 「世界各街停車の旅」というのがあって、

 トリノは前編、後編と二回の放送がありました。

 その時の路面電車の旅がなぜか心に残っていて、

 「トリノに行ったら路面電車に乗るぞ!」と決めていました。

 実際、街の中心 カステッロ広場に行くと、

 トラムもバスも すごい数の往来です。

 テレビの中の記憶に残っていた「15番」のトラムがきたので、

 飛び乗った私たち。これが初めてのトリノで乗ったトラムです。↑


 

  



 確か、

これに乗ればスペルガ聖堂 (Basilica di Superga)へ行く登山電車に乗れるはず。

 終点から二つ目のSASSIってとこで降りれば目立たないけど、

 「駅舎」があるってテレビで言ってたよね、とダンナに尋ねても、

 「そやったかな~。」ase2の言葉。

 ま、乗ってみよう。

 線路の上を走る乗り物だから

とんでもない遠くには行かないだろうと思っていたけれど、

 トラムは街の中心からどんどん離れていくし、、乗客は次々降りていき、

 とうとう私たち二人だけになってしまいました。

 なんだか心細くなって、運転手さんに聞こうとしたとき、

 SASSIの文字が停留所にあるのを見つけました。

 これで安心。そしてちょうど、そこが降りるべきところでした。

 終点から二つ目、テレビで見た駅舎があります。meromero2

 

 



 ここを進んでいくと、






 右側に登山電車がいました。

 山の上には、目指すスペルガ聖堂が小さく見えています。

 ここに間違いないけど人の気配がありません。

 奥にあるドアを開けてみると、レストランや切符販売機はあるけれど、

 そこに人がいないのです。

 しばらくして、バールのようなところに人がいたので、尋ねてみると、

 電車の時間にはまだ早い、とのことでした。

 どうやら私たち、早く到着したようです。

 ようやくオープンしたレストランでゆっくりランチしていると、

 ぼちぼちお客らしい人たちがやってきました。

 登山電車の切符は販売機で買うように言われて、

 コインを入れたものの、今度はおつりが出てきません。

 電車の運転手さんらしき人に伝えると、販売機にドーンと軽く体当たり。

 そしたら小銭がパラパラ釣銭口からでてきました。

 彼は計算して「まだ足りないね」と、あと3回くらい体当たりしていました。

 そのたびに小銭が落ちてきて、まなんとか御釣りもそろいました。

 少ないお客を乗せて、レトロな車体の登山電車は出発の時間となりました。




 電車が頂上駅に着くと、スペルガ聖堂まで、少し急な坂が続きます。

 夜に降った雪が解けて、木々の間から氷の粒になって、キラキラ落ちてくる坂を、

 滑らないように気をつけながら登っていくと、





 ふもとで見上げたスペルガ聖堂が現れました。↑

 すごく大きいです!


 続きは次回に・・・ 注:今回の記事は初めてのトリノ訪問時、時期は冬です。





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☆二度目のトリノもCafe Torino

2017-06-17 21:18:00 | ☆イタリア 記憶の風景



 ショーペロにも負けず、ポルトヴェーネレからトリノに無事到着。

 ホテルにチェックインした後はカフェで一休みすることにしました。

 向かったのはトリノのチェントロ、サン カルロ広場に面している

 老舗Cafe  「カフェ トリノ」 です。

 トリノは実は二度目の私。

 前回泊まったホテルがよかったのでまた同じホテルを予約し、

 前回来たこの「カフェ トリノ」で、またカフェタイムとなりました。


 「二度目」というのは、ちょっと余裕ものです。(と、思ってました。)

 初めてのようなワクワクドキドキ感は味わえませんが、

 中の様子(特にトイレの場所は忘れないものです)や、

 注文にもなんとなくの安心感があって、

 これはこれでいいものです。



 



 エスプレッソコーヒーとお任せでお店のお菓子をお願いしました。

 これも前回と同じ、だったのですが、

 実はこのお皿が2皿来たことが、私の記憶の中に全然ないのです。

 余裕があったのは、初めてトリノに来た友人たちのほうだったかもしれません。




 



 ↑ は前回のトリノ。

 年が明けても、まだクリスマスツリーがあるのが、フツーのイタリア。

 このアーケード、今回も通りました。

 でもクリスマス色の冬が勝ちかな。





 ↑  前回、冬の 広い広いサン カルロ広場。

 ポルティコの左のほうに「cafe Torino」はあります。

 こんな風に がらんとした広場ですが、

 イベントとなるとここが人で埋め尽くされます。


 ちょっと前、

 ヨーロッパチャンピオンズリーグの決勝戦(地元ユベントス対レアルマドリード)を

 大型スクリーンで観るイベントがこの広場であったのですが、

 その最中に爆竹のような音があって、誰かが「爆弾だ!」と叫んだとか。

 テロかもしれないと思った人々が一斉に逃げたので、

 大勢のけが人が出たりしてニュースになってました。


 我々の滞在中、この広場では「市民マラソン大会」がありました。

 スタートの時間に遭遇して市民に交じって応援したのもトリノの良い思い出です。

 


 

 



 友人Mちゃんの子供たちは全員ランナーです。

 どうりで健脚の彼女。

 スタートを見守る眼が生き生きしていました。



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☆レストラン シャンボール

2017-06-10 21:52:00 | ☆レストラン


 リーガロイヤルホテル内の「レストラン シャンボール」、

 29階からの眺めも素晴らしいのですが、

 ランチのコスパがすごいと思います。

 前回の記事「紫陽花」を書いていて思い出したのが、

 最近ランチでいただいた「フルーレット」のコース。

 詳しくは こちらをご覧ください。



 フルーレットとはフランス語で「小さな花」という意味だそうで、

 そのネーミング通り

 お皿の上は色とりどりの花を散りばめたよう。

 我々女性客のハートとお腹は満たされっぱなしでした。



 






















 ホテルのポスターやホームページより、

 実際のお料理のほうが素敵!と友人たち。

 ほんに、ほんに。ブログも映えます。

 

 



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☆紫陽花

2017-06-08 20:04:00 | ☆にっこり





 友人Tちゃんから、お庭に咲いた紫陽花の花をいただきました。

 きれいです。kirakira










 近寄ってみると、小さな花束のよう。


 今日一番の「にっこり」です。


 Tちゃん ありがとう!heart



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☆PortovenereからTorinoへ

2017-06-05 23:47:00 | ☆イタリア 記憶の風景



 二日間のポルトヴェーネレ、

 一番美しいと思ったのが、ホテルのテラスからのこの眺めです。↑

 朝は特に素晴らしく、

 朝陽がカラフルな家々を徐々にオレンジ色に染めていきます。


 写真の下方に見えるのが、ホテルのレストラン。

 朝食はこちらで、海を見ながらいただきます。



 

 




 幸福だ~と思うひと時です。fork


 さて、名残惜しいポルトヴェーネレですが、

 私たちは次の目的地 トリノに向かうために

 ホテルからラ スペーツィアの駅までタクシーで移動です。

 とてもいい感じの運転手さんで、いろいろお話ができました。

 花火がなんで真夜中に上がったのか、教えてくれたのは彼です。

 そして、彼が私たちに聞きました。

 「で、駅からどこへ行くのですか?」

 「Torinoです。」

 「何の電車で?」

 「え?フレッチャ何とかで。日本からオンラインで切符も買ってるんですけど。」

 「特急ですよね。それなら大丈夫と思いますよ。」

 「どーゆーことですか?」

 「今日はショーペロ(スト)なんですよ。

  各駅停車みたいな普通列車はキャンセルされているそうですよ。」

 hi  一瞬 凍りつく私。

  ええええ~!

  続けて運転手さんがいうには、

 「昨日ショーペロが決まって、 今日チンクエテッレに電車で行く人は

  バスやタクシーの手配なんかでバタバタしてます。」

 そっか。

 昨日 海から見たチンクエテッレを走る電車がストで動かないんだ。

 私たちは本当にトリノに行けるのか、心配になってきました。



  



 駅に着くと運転手さんは

 「ちょっと待っててください。確認してきますから。」

 すぐに、

 「大丈夫でしたよ。トリノ行きは出発します。」とのお言葉。

 よかった、よかった。

 こんな風に何が起こるかわからないのがイタリア。

 やれやれです。

 記念に駅の掲示板を撮影。↑

 実際キャンセルもかなりあるようで、駅員さんは説明に大忙しでした。

 タクシーの運転手さん、最近 やっとVeneziaに国内旅行したそうです。

 日本はいいとこよ、ぜひ来てね!と宣伝しておきました。

 「電車はものすごく正確にやってきますよ。」・・・

 と、実感込めて。

 

 我々のユーロスターは、昨日見た海を見ながら、

 トリノに向かって走り続けました。

 お願い、途中で止まったりなんかしないでよ。


 時々ある車中アナウンスにはいつもより皆で聞き入っておりました。

 



 


 
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