あかんあかん、
ぐずぐずしていたらまた秋になってしまいました。
いつものごとく、私のブログはまだTorinoです。
トリノはカフェ文化の街だから、行きたかったカフェはまだまだあるのですが、
私たちが滞在中に行ったカフェの思い出話を聞いてくださいね。
↑の写真は 「カフェ アル ビチェリン」 というトリノで最古といわれるカフェ。
当然のことながら、トリノの名物「ビチェリン」を皆さん注文しています。
(ピエモンテ語で小さな器という意味だそうです。エスプレッソ、ホットチョコレート、牛乳
が層になっている飲み物)
タクシーでこのお店まで来ましたが、運転手さんは
「ビチェリンはカステッロ広場にあるカフェでも美味しいよ。
でもアル ビチェリンの前にはコンソラータ大聖堂があるからいいと思う。」
と、教会に行ってみることを薦めてくれました。
そんなにいいのなら、と ちょっと混んでいたカフェは後回しにして
コンソラータ大聖堂 Santuario della Consolataへ。
外は工事中でしたが、中へ入ってその荘厳さにびっくり!
思わずじっと見つめ、写真に撮ることもわすれたほどでした。
↑なので 画像は Wikipediaからお借りしました
中に、マリア様のメダルが買える自販機みたいなのがあって、
1ユーロだったか入れると出てくるはずなのですが、
私たちが次々と同じようにするからなのか、
トリノの自販機は登山電車の切符販売機のように機嫌が悪かったのか、
お金を入れたのに出てこないときがありました。
そこにまたまた関係者が登場し、ガチャガチャ動かしてくれて
なんとか4人分のマリア様がそろってくれたのです。
その一部始終を見ていた絵葉書などを売っているシニョーラと
私たちは思わず小さく拍手、
みんなが笑顔になったとき、
私はそのシニョーラが友人 Tちゃんの亡くなった母上に見えたのです。
「ねえねえ、Tちゃん、あの人お母さんに似てへん?」
「そゃねえ、そういえば似てるかも・・・」
なんか、嬉しくなってしまった私は、シニョーラにそう話しました。
シニョーラは「そうですか。とても嬉しいことです。」とほほ笑んで、Tちゃんと握手、
Tちゃんも英語で嬉しさを伝えました。
マリアさまのおかげだったのかな?
みんなも嬉しくなって、
そのあとからは(そして今でも)Santuario della Consolataは
「Tちゃんのお母さんの教会」と呼んでいます。