Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

☆Santuario della Consolataと カフェ アル ビチェリン

2017-09-24 03:46:00 | ☆イタリア 記憶の風景



 あかんあかん、

 ぐずぐずしていたらまた秋になってしまいました。

 いつものごとく、私のブログはまだTorinoです。

 トリノはカフェ文化の街だから、行きたかったカフェはまだまだあるのですが、

 私たちが滞在中に行ったカフェの思い出話を聞いてくださいね。

 ↑の写真は 「カフェ アル ビチェリン」 というトリノで最古といわれるカフェ。

 当然のことながら、トリノの名物「ビチェリン」を皆さん注文しています。

(ピエモンテ語で小さな器という意味だそうです。エスプレッソ、ホットチョコレート、牛乳
 が層になっている飲み物)


 タクシーでこのお店まで来ましたが、運転手さんは

 「ビチェリンはカステッロ広場にあるカフェでも美味しいよ。

  でもアル ビチェリンの前にはコンソラータ大聖堂があるからいいと思う。」

 と、教会に行ってみることを薦めてくれました。

 そんなにいいのなら、と ちょっと混んでいたカフェは後回しにして

 コンソラータ大聖堂 Santuario della Consolataへ。

 外は工事中でしたが、中へ入ってその荘厳さにびっくり!

 思わずじっと見つめ、写真に撮ることもわすれたほどでした。








↑なので 画像は Wikipediaからお借りしました


 中に、マリア様のメダルが買える自販機みたいなのがあって、

 1ユーロだったか入れると出てくるはずなのですが、

 私たちが次々と同じようにするからなのか、

 トリノの自販機は登山電車の切符販売機のように機嫌が悪かったのか、

 お金を入れたのに出てこないときがありました。

 そこにまたまた関係者が登場し、ガチャガチャ動かしてくれて

 なんとか4人分のマリア様がそろってくれたのです。

 その一部始終を見ていた絵葉書などを売っているシニョーラと

 私たちは思わず小さく拍手、

 みんなが笑顔になったとき、

 私はそのシニョーラが友人 Tちゃんの亡くなった母上に見えたのです。

 「ねえねえ、Tちゃん、あの人お母さんに似てへん?」

 「そゃねえ、そういえば似てるかも・・・」

 なんか、嬉しくなってしまった私は、シニョーラにそう話しました。

 シニョーラは「そうですか。とても嬉しいことです。」とほほ笑んで、Tちゃんと握手、

 Tちゃんも英語で嬉しさを伝えました。

 マリアさまのおかげだったのかな?

 みんなも嬉しくなって、

 そのあとからは(そして今でも)Santuario della Consolataは

 「Tちゃんのお母さんの教会」と呼んでいます。


 

 

 

 
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☆大阪のお菓子「和洋」

2017-09-13 22:26:00 | ☆おいしいもの



 数年前、グルメな友人が大阪のお土産ならこれ!と選んだくれたのが

 住吉にある 粟玄(あわげん)  さんの「和洋」。 ↑

 

 



 和紙の袋の中には さらに和紙で包まれた小さなお菓子が入っています。↑

 カリカリのアーモンドは艶よくコーティングされて、

 ほんのりコーヒーの味も。

 コーヒーでも日本茶でも、 あ、もしかしたら白ワインでもいけるかもしれないな。

 だから「和洋」ってことかしら?

 でも「粟玄」さんのお店は、土曜、日曜、祝日がお休み。

 遠くに住む者にとってはちょっと困るところなんです。

 (オンラインでも買えますが、すぐ届かないので、お店に行くのが一番。)

 この「和洋」をロザンナ先生にお味見してもらったところ、

 「これって マンマが作ってくれたクロッカンテにそっくり!

  クリスマスのお菓子でマンマはコーヒーやシナモンで アレンジしてた。」

 と、とても喜んでいただけました。

 「ほら!」とスマホで見せてもらったクロッカンテの画像は

 「和洋」の拡大版のようなのがずらりと並んでいます。







 ↑ 画像がきれいなので こちらのサイトのをお借りしました。

 イタリア語ですが、レシピも掲載されています。

 (少し音が出るかもしれません。)

 クロッカンテとはイタリア語で「カリカリ」という意味。

 音の響きが同じですよね。

 お菓子だけではなく、

 お魚もカリカリに焼けばクロッカンテになります。

 だから「和洋」みたいなのは Croccante alle Mandorle

 アーモンドのカリカリってとこでしょうか。


 美味しいものが似ているのは嬉しいですね。symbol2symbol2symbol2


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☆トリノ Palazzo Carignano

2017-09-04 12:28:00 | ☆イタリア 記憶の風景



 ↑ カリニャーノ広場でひとりCafeを楽しむの図。


 日本ではガイドブックにあまり取り上げられないけれど、

 トリノは実は見どころがいっぱいなのです。

 滞在中のある日、友人たちはエジプト博物館へ、

 前回 そこを訪問済みの私は すぐ近くの

 カリニャーノ宮殿 Palazzo Carignanoを訪れました。


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 Guarino Guariniによるバロック建築様式の宮殿。

 現在はリソルジメント博物館となっている、元サヴォイア家の宮殿です。

 これも世界遺産、サヴォイア王家の王宮群のひとつ。

で、こちら側は表。↑





 




 裏側は19世紀に建てられ、白いファサードになっています。

 まるで印象が違って見えるので、前回は違う建物だと思っていました。↑




 




 



 中にはイタリア統一後最初の国会議事堂にあたる部屋も残されています。↑

 (Camera dei Deputati)

 

 トリノはリソルジメント後(イタリア統一)1861~1865、

 イタリア王国として首都だったのですものね。

 なるほどです。


 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
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