島崎藤村の歌で知られる「椰子の実」が吹上浜に流れ着きました。撮影はいずれも7月25日です。猛暑続きの天候が変わりはじめ、南西の湿った風で海は少し荒れていました。
はるばる遠い潮路をやってきた椰子の実。夏場に吹上浜を散策するとよく見かけます。海に入って長期間を経ているので発芽することはないようです。
椰子の実だけならロマンチックですが・・・・・中国大陸や台湾のものと思われるゴミも一杯漂着していました。漁具、飲料水などの空きボトル、蛍光灯や白熱電球、プラスティック系のゴミなど様々なものがありました。
夏場は黒潮が運んだゴミが台風の高波や土用波などで海岸へ打ち上げられます。おそらく潮流や風向きによってゴミが帯状に集まるのでしょう。それが一気に海岸へ漂着するようです。見える範囲で南北500mほどの渚にゴミの帯が続いていました。
これは殺虫剤のようで容器があまり傷んでいません。製造工場は台湾高雄市と表示されていました。
これはスポーツ飲料のようです。台湾台中市で製造されていました。
これは絵や文字から推測すると蓮の実を加工した食品のようで、中国上海の南側にある浙江省の産品です。大半の容器には製造者や製造内容・注意事項などが書かれていて、中国南部や台湾の地名が読み取れました。
じっくり探すと珍しいものなど多いようです。1時間ほどの散策でしたが湿気と暑さが体に堪えました。天候条件の良い日に再度探しに行って投稿します。