花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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九電 太陽光発電の出力制御 2018/10/14 (鹿児島)

2018-10-14 15:46:58 | 日記
九州電力は10月13日に続き14日も太陽光発電の出力制御を行いました。
鹿児島市の天候は13日快晴、14日は曇り空です。

青空と酔芙蓉


出力制御とはどのようなことでしょうか

九州電力ページのお知らせを引用して紹介します。

(2018/09/07更新)再生可能エネルギー発電事業者の皆さまへの重要なお知らせ
今秋の九州本土における再生可能エネルギー出力制御実施の見通しのお知らせ

九州本土においては、今年のゴールデンウイークに、太陽光発電の出力が電力需要の8割程度を占め、その後も太陽光発電の接続が増加していることから、電力需要が低く推移する今秋には再生可能エネルギーの出力制御の可能性があります。

安定した電気をお届けするためには、需要(負荷)と供給(発電)をバランスさせる必要がありますが、供給力が電力需要を上回る状況となった場合には、あらかじめ定められたルール(優先給電ルール)によって、九州本土内の火力発電の出力抑制や、関門連系線を活用した他エリアへの送電などの対応を行います。

それでも供給力が電力需要を上回る場合は、電力の安定供給維持のため、やむを得ず出力制御を行うことになります。

弊社は出力制御に際し、発電事業者さまの公平性を損なうこと(注)がないように対応してまいりますので、発電事業者さまにおかれましては、出力制御の実施について、ご理解をお願いいたします。(引用終わり)

売電単価の引き下げ

10kW以上の事業用太陽光発電の売電単価は2012年度に1kwh当たり40円(税別)だったものが毎年引き下げられ、現在は18円で今後も引き下げが検討されています。

いちき串木野市 大里虫追い踊り


国策に翻弄された?

今朝の地元紙には国策に翻弄されたと憤る事業者の「つぶれても関係ないのか」との声が出ていました。大きなきっかけは東日本大震災による原発事故。国民の反原発感情を煽り立て、民主党政権は原発廃止と再生エネルギー利用を推進しました。

自然エネルギーの開発と言えば聞こえは良いですが本音は売電収入確保でしょう。期待の売電単価は年々低下し、投資経費回収に暗雲が立ち込めているのではないでしょうか。一方で周辺環境への影響を指摘されながらも発電所設置計画を強行しようとする業者もあります。将来的に耐用年数を過ぎた設備が適正に処理される保証はありません。

吹上浜の夕日


今回の出力制御を好機ととらえて、改めて出力が不安定な再生エネルギーのあり方について冷静に考え直す必要があります。低コストで大量の蓄電設備ができたら電気自動車以上に有益なことでしょう。

今回は太陽光発電所が出力制御の対象となりましたが風力発電所も同様です。鹿児島県北部の紫尾山系に数社の構想がある風力発電所設置計画などは再考が望まれます。
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