花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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雨上がり 加治木太鼓踊り 2019/08/16 (鹿児島)

2019-08-16 18:35:35 | 祭り・伝統行事
お盆の鹿児島に恵みの雨を降らせてくれた台風10号が通過。
8月16日朝方、雨上がりの春日神社に太鼓と鉦の音が響き渡りました。

春日神社の新しい鳥居 姶良市加治木町 以下の画像は8月16日に撮影


帰宅後に昨年の画像と見比べ、改めて境内の鳥居に気付きました。周囲の濃い緑に負けず真新しい存在感がありました。今年は8時20~50分の間に西別府と木田の保存会が踊りを奉納しました。

西別府保存会の吉左右踊り






吉左右(きそ、きそう)踊りについて、鹿児島県のホームページから引用して紹介します。

太鼓踊りに付随した踊りで吉左右踊りがあります。西別府地区だけに伝わるこの踊りは,もともと豊作を祈願する棒踊りが変化したもので,2列に並ぶ踊り手は,朝鮮軍と島津軍に分かれ,戦の様子を演じます。

また,白・赤の化粧をした二人のドラ打ちは,血なま臭い戦場でユーモラスな動きを加え,笑いを誘う狐役です。(引用終わり)

西別府保存会の太鼓踊り






同じく太鼓踊りについて鹿児島県のホームページから引用して紹介します。

江戸で駿河の念仏踊りが練り歩いたところ,大流行していた疫病が下火になったという話を島津義弘が聞き,文禄・慶長の凱旋祝いに家臣に習得させ,薩摩に持ち帰ったといわれています。

太鼓踊りの先頭に立つのは「ホタ振り」といい,太鼓と鉦に合うようにホタや扇を振り,踊りの指揮を取るように踊ります。その後ろには「鉦打ち」が4人続き,歌に合わせて鉦を打ちます。「太鼓打ち」は,道太鼓(行進)の時は2列縦隊で,庭踊りの時は円形になり左まわりにまわって,足をはねて賑やかに踊ります。

太鼓踊りは,昔は雨乞いの時も踊ったといい,疫病や災厄をもたらす悪霊や御霊を鎮めて,勇壮・豪華な踊りや華やかな行列で送り出そうとするもので,農村生活に密着した野趣にあふれた群舞です。吉左右踊・太鼓踊は,昭和36(1961)年8月16日に,鹿児島県無形民俗文化財に指定されています。(引用終わり)

木田保存会の太鼓踊り






3枚目の画像は動画の1フレームを静止画に保存したものです。カメラで連写した中にはこの場面は入っておらず、今後の撮影の参考になりました。

春日神社を後に




今年の梅雨は前半が雨不足、梅雨は長引き後半は大雨被害も出ました。梅雨明け後は連日の暑さに閉口、ようやく台風10号の雨で一息ついた感じです。このところ体調が今ひとつでしたが、太鼓踊りを撮影できてありがたいことでした。

夏至の頃に比べると日の入りが早まっており、この暑さもしばらくの我慢でしょう。強烈なお日様の照り付けにはかないませんので、無理をしないよう日々を大切に過ごしたいものです。
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