花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

日差しに誘われて 吹上町入来浜 2022/02/14(鹿児島) 

2022-02-16 17:58:52 | 吹上浜
2月14日(月)日置市吹上町の早咲き桜の前に、入来浜に立ち寄りました。

若宮神社展望台から見る吹上漁港 以下の画像は2月14日に撮影


伊作川の河口近くに漁港と漁協があり、河口南岸に伸びた堤防の先には船着場もあります。日置からは西南西沖合の久多島(ふたしま)が、ここからは北西方向に見えます。

漁協横の広い無料駐車場 20台ほど止まっていた


ここは海岸まで近く、トイレ、足洗い場が整備され、釣りや潮干狩り、浜遊びにとても便利でおススメの所です。

吹上町は古くからの温泉地でもあり、手軽なレジャーにはもってこいの場所です。ここ数年、若者だけでなくシニア世代にまで冬の釣りが人気です。

海が穏やかな日は、ブリ、サゴシ、ヒラメなどを狙って平日も多くの釣人が吹上浜にやって来ます。

ジギングの釣人たち


予想通り南側の砂浜には多くの釣人の姿がありました。堤防先端部にも数人いるようでした。大きな魚を釣る行為そのものに価値を見出す、スポーツフィッシングとして楽しむ人も多いようです。

私たちの世代の魚釣りは食糧確保が目的でしたので、釣った魚をリリースする感覚がどうにも理解しかねます。

打ち上げられたカタクチイワシ


釣人の待機場所か 竹で組まれた竿受け


吹上浜沖合への風力発電機設置反対署名を集めているという人にも出会いました。自然エネルギーの活用自体は悪くないでしょうが、設置工事や設備管理、さらには将来の設備撤去などまで考えると賛成しかねます。

目先の利益を狙う者が、誠意をもって事業を運営、管理するとは思えません。紫尾山周辺でも風力発電機設置の計画が進んでおり、鹿児島の豊かな自然が踏み荒らされるようで嫌な気分です。

2月とは思えない暖かい日差し


南西方向の山は薩摩半島の西端部、小さな三角形の山頂部が特徴的な野間岳(591m)です。

北側の風景 昼過ぎから快晴に恵まれた


伊作川南の堤防の向こうには、吹上浜北部の江口浜方面がわずかに見えます。

少し浸食された浜崖


昨年は台風被害がなかったものの、ここでは浜崖が迫り砂浜が少し狭くなっているように感じました。

海に入って竿を振り続ける


見ている範囲では釣れる様子はありませんでした。腰まで海につかりながら、休むことなく仕掛けを投げ込んでは巻く釣人もいました。

遠目にも動きが良いので、殆どが若者でしょう。コロナとは無縁の潮風に当たって健康的で何よりです。頑張るうちには釣果も期待できます。

散歩の人の他、若い親子連れの姿も


小さな子供連れの家族も見かけました。お父さんは釣りに集中、子供たちは波打ち際で遊び、お母さんは大きなベビーカーで幼子を抱いていました。

近所の方でしょうか、愛犬と散歩の人も何人か見かけました。午後からの日差しに恵まれ、農作業の前後には、各地で梅や桜を楽しむ充実した一日でした。
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中田尻自治会 伊豆の踊子 2022/02/14(鹿児島)

2022-02-16 15:50:33 | 
2月14日(月)は日置の農作業後に吹上町の桜を見に行きました。

日置市吹上町 中田尻自治公民館 以下の画像は2月14日に撮影


入来浜自治会の桜が日陰になったので、直線で4㎞程度北東側の中田尻地区へ向かいました。吹上中学校横で国道270号から県道296号に入り、山手側に向かいます。

公民館の北側から西側にかけてL字型に桜があり、訪れた人に聞くと「伊豆の踊子」とのこと。

17時過ぎ 夕日に照らされた桜 公民館入口側


ここではまだ日差しが残り、桜の花が引き立っていました。17時を回ってもまだ多くのメジロが花枝を飛び回っていました。

公民館入口右手の大きな田の神様 周囲はのどかな田園地帯


鹿児島県指定の有形文化財です。鹿児島県教育委員会のページから引用して紹介します。

像の高さ 96cmは田の神としては高いもの。白質の粗い凝灰岩で作られ,風化しやすいため顔面はくずれていて表情は不明である。

頭巾風にシキをかぶり,長い袖の衣にひだの多い袴をつけている。右手に小さいメシゲ,左手にカギ状の長い鍬を持っている。

雲竜紋のある台石の下に角台石があり,その正面に「奉供養 享保二丁酉年正月十四日」と刻んである。

享保2(1717 )年のもので,薩摩半島の金峰,吹上を中心に多く見られる僧衣立 像の背の高い田の神のうち,最も古く典型的なものである。(引用終わり)

公民館北側 水路沿いの桜


鹿児島県道296号沿いですが、東側の山手に行くと急に道幅が狭くなります。昼間は砕石場に出入りするダンプカーが多く、離合個所が限られるため走行しない方が無難です。

ここでも色付いた葉がわずかに残っていた


詳しいことは判りませんが、ここの桜も伊豆の踊子のようです。入来浜自治会の桜と同様の経緯で植えられたものかも知れません。

メジロが写せた


車の通りは少ないので、メジロのさえずりも記録できる動画撮影がおススメです。

背景の明るい緑に映える


伊豆の踊子を、吹上町内の2か所で見ることができて幸いなことでした。

訪れた人が数組


夕方の散歩の人、車で立ち寄る人などがスマホを向けていました。

山手側へ走ると鹿児島への帰りには時間がかかるため、西日をまともに受けましたが国道270号に引き返し、いつもの道で家路につきました。
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