1月7日(火)深古院の後は永吉川の自然地形「蛇の窟」に行きました。
日置市日吉町吉利の扇尾小学校跡 以下の画像は1月7日撮影
深固院跡から南東へ500mほど進むと扇尾小学校跡(2016年3月閉校)があり、現在は鹿児島ジビエ研究所「REIBIG JAPANレイビッグジャパン」(イノシシ肉などの食肉卸売業)になっています。画面外右手には扇尾保育園があります。
ここの駐車区画に車を止めて蛇の窟(じゃのあな)を目指します。ヘビ年の話題として、日置市のインスタグラムで存在を知りました。
小さな案内板が3か所ほどある
県道36号永吉入佐線を横断して永吉川にかかる小さな橋を渡ります。意外と車が多く、スピードが出ているので道路横断には注意しましょう。
この案内板から蛇の窟までは300m程度です。
草刈・倒木処理がされた通路 車両通行はできません
民家横にある案内板に従って、狭い道を永吉川左岸の上流方向へ進みます。
地元の方々が荒れていた通路の草刈、倒木片付けをされて昔ながらの田圃道がよみがえりました。
窟(あな)が見えてきた
杉林に沿って5分程度歩くと窟らしきものが見えてきました。もっと大きなものを想像していたので、いささか拍子抜けでした。
雄大な自然風景を期待する方は、ガッカリされるかも知れません。人物を配置して撮影すれば、窟の形や大きさが判りやすいと思います。
私は吹上浜近くに生まれ育ち、このような自然に接することが今でも好きです。
蛇の窟 案内板
大蛇の化身とされる美女の言い伝えには、深固院と永吉川河口の久多島神社が登場します。
崩れたシラス斜面には小さな鳥居が倒れていて、かつては神様が祀られていたようです。
西側(下流側)から見た 蛇の窟
崩れたシラスの小山から写したものです。西側の崖は大雨時には表面が洗い流されるようなシラス崖で、植物は殆ど生えていません。
窟の上部は雑木林で周辺に見られる杉の植林はありません。高さは3メートルから10メートル、幅10メートルから15メートル、奥行きは15メートルほどです。
東側(上流側)から見た 蛇の窟
こちら側は日当たりが良いためかシラス崖の表面にシダが生えていて、西側とは少し趣が違います。
きれいに残っている稲作の道具
上流部は耕作放棄されてかなり年数が過ぎた水田跡のようでした。グーグルマップの航空写真を見ると広さは30~50アール程度でしょうか。
大きなトンネル下は農作業用具を置くには都合が良かったのでしょう。掛け干しの支柱や藁が整然と積まれ、一輪車や梯子も残されていて、農家さんの苦労がしのばれます。
帰りに気付いたのですが、窟の西側には1~2軒の廃屋跡がありました。上流部水田の耕作農家だったかも知れません。
永吉川右岸側から見た蛇の窟 左側が上流部
県道側の水田から見るとシラス崖というよりは、シラスが固くなった岩山のように見えました。
シラス崖の柔らかい部分で川による浸食が進み、長い年月のうちに自然に窟(トンネル)が形成されたのではないでしょうか。
川床などは整備されていて、浸食防止のコンクリート壁があり、水中には石を詰めた籠が並んでいました。
県道側から見た蛇の窟
右側の丸い山のようなところに蛇の窟があります。農地拡大のために自然窟の先に(左手、上流側)水田を開墾したのでしょう。
手前(永吉川北岸側)の水田は広さがあり、県道のすぐ横で便利な場所です。
今回整備された通路も夏草が茂れば、蛇や虫などが出そうで心配です。見学には冬から春先が良さそうです。
どなたにでもおススメできる場所ではありませんが、駐車場から歩いて8分ほど。道も判りやすく、小学校社会科の見学で訪れるには良さそうな場所でした。幼いころの体験は故郷の思い出になることでしょう。
地元テレビ局KKBで『巳年・ヘビ年で話題 日置市民話に伝わる「ヘビの穴」』としてニュース報道(動画あり)されています。
日置市日吉町吉利の扇尾小学校跡 以下の画像は1月7日撮影
深固院跡から南東へ500mほど進むと扇尾小学校跡(2016年3月閉校)があり、現在は鹿児島ジビエ研究所「REIBIG JAPANレイビッグジャパン」(イノシシ肉などの食肉卸売業)になっています。画面外右手には扇尾保育園があります。
ここの駐車区画に車を止めて蛇の窟(じゃのあな)を目指します。ヘビ年の話題として、日置市のインスタグラムで存在を知りました。
小さな案内板が3か所ほどある
県道36号永吉入佐線を横断して永吉川にかかる小さな橋を渡ります。意外と車が多く、スピードが出ているので道路横断には注意しましょう。
この案内板から蛇の窟までは300m程度です。
草刈・倒木処理がされた通路 車両通行はできません
民家横にある案内板に従って、狭い道を永吉川左岸の上流方向へ進みます。
地元の方々が荒れていた通路の草刈、倒木片付けをされて昔ながらの田圃道がよみがえりました。
窟(あな)が見えてきた
杉林に沿って5分程度歩くと窟らしきものが見えてきました。もっと大きなものを想像していたので、いささか拍子抜けでした。
雄大な自然風景を期待する方は、ガッカリされるかも知れません。人物を配置して撮影すれば、窟の形や大きさが判りやすいと思います。
私は吹上浜近くに生まれ育ち、このような自然に接することが今でも好きです。
蛇の窟 案内板
大蛇の化身とされる美女の言い伝えには、深固院と永吉川河口の久多島神社が登場します。
崩れたシラス斜面には小さな鳥居が倒れていて、かつては神様が祀られていたようです。
西側(下流側)から見た 蛇の窟
崩れたシラスの小山から写したものです。西側の崖は大雨時には表面が洗い流されるようなシラス崖で、植物は殆ど生えていません。
窟の上部は雑木林で周辺に見られる杉の植林はありません。高さは3メートルから10メートル、幅10メートルから15メートル、奥行きは15メートルほどです。
東側(上流側)から見た 蛇の窟
こちら側は日当たりが良いためかシラス崖の表面にシダが生えていて、西側とは少し趣が違います。
きれいに残っている稲作の道具
上流部は耕作放棄されてかなり年数が過ぎた水田跡のようでした。グーグルマップの航空写真を見ると広さは30~50アール程度でしょうか。
大きなトンネル下は農作業用具を置くには都合が良かったのでしょう。掛け干しの支柱や藁が整然と積まれ、一輪車や梯子も残されていて、農家さんの苦労がしのばれます。
帰りに気付いたのですが、窟の西側には1~2軒の廃屋跡がありました。上流部水田の耕作農家だったかも知れません。
永吉川右岸側から見た蛇の窟 左側が上流部
県道側の水田から見るとシラス崖というよりは、シラスが固くなった岩山のように見えました。
シラス崖の柔らかい部分で川による浸食が進み、長い年月のうちに自然に窟(トンネル)が形成されたのではないでしょうか。
川床などは整備されていて、浸食防止のコンクリート壁があり、水中には石を詰めた籠が並んでいました。
県道側から見た蛇の窟
右側の丸い山のようなところに蛇の窟があります。農地拡大のために自然窟の先に(左手、上流側)水田を開墾したのでしょう。
手前(永吉川北岸側)の水田は広さがあり、県道のすぐ横で便利な場所です。
今回整備された通路も夏草が茂れば、蛇や虫などが出そうで心配です。見学には冬から春先が良さそうです。
どなたにでもおススメできる場所ではありませんが、駐車場から歩いて8分ほど。道も判りやすく、小学校社会科の見学で訪れるには良さそうな場所でした。幼いころの体験は故郷の思い出になることでしょう。
地元テレビ局KKBで『巳年・ヘビ年で話題 日置市民話に伝わる「ヘビの穴」』としてニュース報道(動画あり)されています。
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