花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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彼岸花咲き始め 吉田の倉谷 2023/09/10(鹿児島)

2023-09-11 16:02:33 | 自然観察
9月10日(日)彼岸花の様子見に、鹿児島市宮之浦町などへ出かけました。

9時24分 牟礼岡の風車 以下の画像は9月10日に撮影


鹿児島市宮之浦町(旧吉田町)は高速道路の吉田IC近くで、東側の牟礼岡には多くの風車(牟礼岡ウィンドファーム)があります。

少し見える屋根は、三井農林によって「牟礼ケ岡団地(三井ニュータウン)」として造成された住宅団地の一部です。

倉谷地区の水田 この辺りは道路が狭いのが難点


稲荷川に沿って水田地帯がありますが耕作放棄地が年々増えています。耕地整理はされておらず昔ながらの田園風景が残る緑豊かな場所です。

ここにはグローバルバイオ企業の新日本科学が本社を置いています。社屋の増設工事が継続中で平日は工事車両の出入りが多いと聞き、日曜日に訪れたのは幸いでした。

小さな畑


田圃に混じって高齢女性が耕す小さな畑があり、以前お会いして世間話などしました。野菜植え付けの準備がされていて、お元気そうで何よりです。

イノシシ対策がされた水田


真新しい有刺鉄線と電線らしきものが張り巡らされ、ピンクのテープが風に揺れていました。

上流部にも狭い水田が4枚ほどありましたが、今年は完全に休耕地となり道路沿いをイノシシが掘り返していました。

葉っぱの上にカエル


田圃横の斜面に栗の木が数本ありましたが、山陰のためかイガは見当たらず木が弱っているようでした。

昨年までは狭いながらもきれいに耕作されていたので、寂しい思いをしながら歩くとカエルの姿に目が止まりました。

黄色の小さな花が一杯 蔓が杉の枝先に巻き付く


画像で検索するとヤマノイモ科のカエデドコロでした。昨年頃まではグーグルの画像検索は今一つでしたが、雑草なども良く判別できるようになり、便利さよりも空恐ろしいような気さえします。

道沿いの山手には鹿児島市の水道施設もありますが、車が出入りしないようで道は完全な草藪になっていました。

畦道の彼岸花


広い水田地帯では耕地整理が進み田の神様が姿を消し、彼岸花は一切見かけないところが殆どです。

彼岸花を公園のように一杯植えた個所もありますが、昔ながらの畦道は美しく心が安らぎます。

彼岸花と大豆


今年は大豆の本数が多く茂っているため、道路側から写すと稲が目につきにくいほどです。

夏雲が少し見える


大気の状態は不安定で、自宅でも16時頃から雷が聞こえましたが雨雲は西に移動して結局降らないままで残念でした。

11時22分 サルスベリと梅の木


この付近はこれまで写していなかったところで、梅の花が咲くころ忘れずに再訪したいものです。

旧吉田町内でも倉谷地区は彼岸花の開花が早いところです。年ごとに開花が早まり、道路脇に植えられた彼岸花は8月に開花してすでに枯れたとも聞きました。

他の所では彼岸花の開花を前に、畦道がきれいに草刈されていました。一雨降れば一斉に花茎が伸び出し、きれいな花景色が期待できそうです。
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