花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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春を楽しむ 次郎次郎踊り 2018/03/04 (鹿児島)

2018-03-05 17:21:11 | 祭り・伝統行事
次郎次郎踊りは薩摩川内市水引町で毎年3月の第一日曜日に開催されています。
今年は天候に恵まれて例年よりも多くのカメラマンが集まりました。鹿児島市の最高気温は22.7度、阿久根市では25.4度まで上がりました。

溜池横で人形たちが出迎え 以下の画像は3月4日に撮影


この日は薩摩川内市内の他の2神社でも同様の田園農耕劇が演じられています。
10時から高江の南方神社で「太郎太郎踊り」
13時半から久見崎町の諏訪神社で「次郎次郎踊り」

祭りの案内紙をもらいました


踊りの内容を説明した紙を頂き、以下に一部を引用しました。

社殿裏で進む準備 14時8分


踊りの重要アイテムを準備中です。下げた鉄鍋には焼酎が入っています。火のついた太い薪を肩に担ぎ、時には放り投げて害虫を焼き払います。ここでは見物人は害虫に見立てられていますので火と煙で追われることもしばしばです。

消火器も準備


田の神様お祓い 14時14分


神社守の原田さんから口上
「東を向いてもゆーらゆら、西をむいてもゆーらゆら、秋の稲穂もゆーらゆら、倒れた千条」

見物人を虫に見立てて子供たちが木の枝で追い払う 14時35分


暴れ牛を使って田を耕す 14時45分


カメラマンの足元にも火が迫る 14時50分


テチョはタバコで休憩 14時53分 テチョ(亭主、父親、主人、親父)


演者は目元以外は顔を隠し無言で動き回るので不気味です。マイクで踊りの進行案内があり、見物人は暴れ牛と火が近づいたら避けるよう注意があります。

見物人はここでは害虫ですから容赦なく火と煙で攻め立てられ軽い悲鳴が上がります。火傷やケガをしない程度に注意が払われていますが、昔はもっと荒っぽかったそうです。

この日は日差しが強くて木漏れ日での明暗差が大きく、演者が走り回るため画像のブレが多発。火のついた薪が近づき、私も何度かのけぞりました。

この後お産直前の嫁女(ヨメジョ)がテチョに会いに田圃へやって来ます。
待ち焦がれたテチョは嫁女と抱き合い、嫁女は子供(モミが入った袋)を産み落とします。喜んだテチョは子供を抱きかかえてはしゃぎ、踊りは終わりました。

ラッカセイとモミ、餅が撒かれて祭りはお開き 14時56分


今回は野焼きと牛が暴れる場面で動画を撮影できました。境内のざわめきが入り動きもあり良い記録ができました。ブレ画像の多い静止画よりもはるかに記録性があり楽しい撮影でした。今年も豊作でありますように。

天気が良かったのでこの後、東郷の藤川天神に立ち寄りました。

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