花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

ランタナの花盛り(鹿児島)

2013-07-05 11:52:07 | 
梅雨末期の蒸し暑さが続いて南方系植物のランタナが元気です。花の色が変化することから七変化とも呼ばれる夏の花です。



きれいな花である一方、世界自然保護連合が定めた「世界の侵略的外来種ワースト100」に入っている繁殖力旺盛な要注意植物です。日本では冬の寒さで枯れて、翌春に新芽を伸ばし1.5m程度まで成長します。

下の画像のランタナは道路側溝とブロック塀の隙間に根を伸ばしています。昨夏に生え出し一度は地表部を全部刈り取ったのですが、1ヶ月もせず元の状態まで伸びました。今年は5月頃から早々と開花しています。





すでに実が付いて一部は青紫色から黒くなって成熟したようです。鳥が実を運ぶのか周辺50mほどにも同じようなランタナが育っています。挿し木でよく発根するようです。下は畑脇に挿して2週間程度経過したものです。雑草で荒れていた道沿いに移植したところ、2週間ほどで花を咲かせています。





上の画像では小さくてわかりにくいのですが、オニユリの左側がランタナ。下の方はコバノランタナ。コバノランタナは茎は細めで地表を這うように伸びて塀などに垂らすときれいです。花色は変化しませんが繁殖力はランタナと同じように旺盛です。

ランタナは茎に細い棘が一杯生えています。葉の表面もざらついているので素手で触ると手荒れするようです。肌荒れしやすい人はご用心ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

園田の滝(鹿児島県さつま町)

2013-07-03 10:29:22 | 自然観察
薩摩半島北部のさつま町を流れる北方川にある園田の滝です。周辺の田植が終わった今年6月17日に訪れました。滝の近くには園田ビオトープがありトンボや釣舟草などの自然観察ができます。

鹿児島県のホームページによると2011年3月8日付けで公共事業により整備されたことが記載されています。ビオトープには5台ほどの駐車区画があり、滝までは直線距離で300m程度に感じました。



駐車場から少し引き返したところに滝への道がありますが、ご覧のとおり荒れています。案内板はなく滝まで行く人は殆どいないようです。付近一帯の公園整備計画があるようですが、ビオトープは土手が崩れて草が茂り荒れているように思えました。自然観察地なのでゴルフ場のようにきれいに草刈りすることもないでしょうが少し気になります。道の左手は水田跡地でその横に川が流れています。



北方川左岸を100mほど上流に進み孟宗竹林を抜けると園田の滝が現れます。落差10mほどのこじんまりした滝ですが水量もほど良くきれいな滝です。ここを餌場にしている野鳥の声が聞こえていました。

下の画像は滝のすぐ下流側です。水しぶきでレンズが濡れて光の帯が出ています。右側は高い崖で、左側は孟宗竹が茂る急斜面です。この日は水量が少なめで膝上程度まで濡れると対岸まで歩けそうでした。





滝近くでの画像です。水しぶきが絶え間なくかかりレンズを拭きながらの撮影でした。滝つぼは深いように見えませんでした。曇りや雨の日は違った表情を見せるのでしょうがこの日は晴天で変化に乏しい感じでした。



おそらく公園整備計画は予算の手当がつかないのか、ビオトープだけで終わったのかもしれません。自然豊かな場所なのであまりいじらずにそっとして置いてほしいものです。

滝への道は原野をかき分け竹やぶを歩きます。蛇にも遭遇しましたので誰にでもお勧めできる場所ではありません。行ってみようという方は暑くても長袖長ズボンで、足元、やぶ蚊、ダニなどにご用心ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

茶碗蓮が次々に開花(鹿児島)

2013-07-02 16:41:24 | 
7月に入り梅雨明けの時期が気になります。九州南部の梅雨明けは平年値では7月14日。梅雨前線が北上して太平洋高気圧にすっぽりと覆われるパターンが一般的です。



鹿児島市都市農業センターの大賀蓮は開花のピークを過ぎました。バトンタッチするように隣の池で茶碗蓮が開花しています。茶碗蓮は小さな蓮の総称で、ここの蓮の品種名は知らないままです。左側の花が湯飲み茶碗程度の大きさです。



池にはトンボも多いのですが通り雨が降るので数は少ない状態です。日射しが強く出ると蝶トンボの羽がさらに輝くのですが雲が日射しをさえぎっています。雨に濡れて羽化できないトンボもいました。

一時的に強い日射しが出るものの南風が運ぶ雨雲にさえぎられ、お日様の姿は殆ど見えません。それでも次第に高気圧圏内に取り込まれて梅雨明けも近い気がします。



蕾が次々に膨らんでいますのでしばらくはきれいな花を楽しめそうです。花びらが多い分だけ雨や日射しの影響を強く受けます。咲き始めの新鮮さは日射しが強いと30分程度しかもたないようです。花びらは乾きやすく、飛んでくる虫にも痛めつけられて可哀相です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吹上浜砂の祭典 2013

2013-07-01 18:17:53 | 吹上浜
今年も5月2日から12日まで南さつま市で「吹上浜砂の祭典2013」が開催されました。このブログ開始前の話題ですが、吹上浜の大型イベントとしてご紹介します。1987年(昭和62年)に旧加世田市で始まりました。



最初の頃は真夏に万之瀬川の南河口海岸で開催されていましたが台風による大雨や高波被害もあり、現在は海岸から少し離れた松林内の特設会場で5月に開催されています。砂像作品展示を中心に、催し物、特産品販売に多くの人が訪れます。画像は初日の5月2日に撮影したものです。今年のテーマは動物で海外からも3名の招待作家が参加しました。この作品は「ユニコーン」、作家はオランダのヘレナ バンガードさんです。



これは魚と海亀、鯨をモチーフにしています。南さつま市には鯨が迷い込むことが多く海亀とともにおなじみの動物です。



こちらは地元作家茶円さんの作品、「鑑真」。苦労の末に中国から南さつま市坊津にやって来ました。竜と妖怪に囲まれても心静かに瞑目する姿のようです。



「馬の耳に念仏」です。仏様の念仏はどこ吹く風で酒に浸る馬の表情がユーモラスでした。ここに掲載したのは作品のごく一部です。夜は砂像がライトアップされ花火も打ち上げられて多くの人々でにぎわいました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。