昨年秋の木曽御嶽山の噴火に続き、今年も全国各地の火山活動が報じられています。
浅間山と箱根大湧谷でごく小規模の噴火があり、南方海上では西之島が大きく成長しています。鹿児島では5月下旬の口永良部島噴火による全島避難は衝撃的なニュースでした。
8月5日 今朝の桜島 噴煙の方向予想 KYT鹿児島読売テレビから
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/f3/ddbbeba60445fdad19b3bfe161d3b06c.jpg)
鹿児島市街地から見た朝の桜島は逆光です。
鹿児島では天気予報に併せて桜島上空1500mの風向予想が出されています。
桜島は最近おとなしくなり、8月に入って今日まで全く噴火していません。これからも桜島の夏休みが続くのでしょうか。
桜島の噴火回数 鹿児島地方気象台資料から引用
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/6d/68eeb0660eaf17e64bd6239b32cfdff0.jpg)
昭和火口が活動を再開した2006年6月以降の噴火は殆どが昭和火口によるものです。噴火活動は2008年までは断続的でしたが2009年以降活発になっています。
2015年は年明けから山体の膨張傾向が継続し、噴火回数は3月から5月にかけて増加、6月以降は低下傾向です。山頂が雲に覆われて噴火状況が観察できない日も多く、7月に入りさらに活動は低下しています。
2006年7月30日に撮影した画像で昭和火口活動再開当時を振り返ってみましょう。
大隅半島側の垂水市から撮影した桜島東側斜面
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/96/004556ea176454c5014bc26183f29289.jpg)
桜島黒神地区から撮影した昭和火口と南岳
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/06/6bfbb5a0950051ea1c5bb56e52bfd3a8.jpg)
昭和火口の活動再開直後のため、まだ火口は小さく直径100m程度のハート型。噴煙を上げているのは南岳火口です。当時の火山活動は小規模でカメラマンも殆ど訪れることはなく、一般の関心はそれほど高くありませんでした。
2015年3月24日撮影 黒神橋から見た昭和火口
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/b6/a5545927606cc5044a96965969e652a1.jpg)
2015年3月26日撮影 昭和火口の爆発
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/5e/7ed988bc718a3439579b194877cf0fed.jpg)
活動が活発な頃の風景です。1~2時間程度の間隔で小規模噴火が多発していました。上の噴火回数記録を見ると、桜島は一時的に噴火回数が減っているだけと思われます。
桜島は鹿児島湾北部の姶良カルデラ南部に位置し、およそ1万1千年前に北岳が活動を始め、南岳はおよそ4000年前から活動しているとされています。(桜島昭和火口の活動 2006年から2011年 験震時報 第76巻第1~2号)
火山活動の時間スケールでは、数ヶ月はまばたきする程度のごく短い期間に過ぎません。いずれ活動が活発になり、周辺に大量の火山灰を撒き散らすものと思われます。
今の時期は夜が短く、花火のような爆発風景が撮影できる時間帯は21時から3時くらいまで、冬場は長くて18時から翌朝6時頃までです。
夏場は薮蚊が出るものの寒さに震えることもなく夜間撮影が楽な分、撮影可能時間は短いものです。やはり冬の寒さに耐えて待機・撮影する頃が空も澄み渡り、空気が乾燥して火山雷も出やすいようです。
浅間山と箱根大湧谷でごく小規模の噴火があり、南方海上では西之島が大きく成長しています。鹿児島では5月下旬の口永良部島噴火による全島避難は衝撃的なニュースでした。
8月5日 今朝の桜島 噴煙の方向予想 KYT鹿児島読売テレビから
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/f3/ddbbeba60445fdad19b3bfe161d3b06c.jpg)
鹿児島市街地から見た朝の桜島は逆光です。
鹿児島では天気予報に併せて桜島上空1500mの風向予想が出されています。
桜島は最近おとなしくなり、8月に入って今日まで全く噴火していません。これからも桜島の夏休みが続くのでしょうか。
桜島の噴火回数 鹿児島地方気象台資料から引用
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/6d/68eeb0660eaf17e64bd6239b32cfdff0.jpg)
昭和火口が活動を再開した2006年6月以降の噴火は殆どが昭和火口によるものです。噴火活動は2008年までは断続的でしたが2009年以降活発になっています。
2015年は年明けから山体の膨張傾向が継続し、噴火回数は3月から5月にかけて増加、6月以降は低下傾向です。山頂が雲に覆われて噴火状況が観察できない日も多く、7月に入りさらに活動は低下しています。
2006年7月30日に撮影した画像で昭和火口活動再開当時を振り返ってみましょう。
大隅半島側の垂水市から撮影した桜島東側斜面
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/96/004556ea176454c5014bc26183f29289.jpg)
桜島黒神地区から撮影した昭和火口と南岳
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/06/6bfbb5a0950051ea1c5bb56e52bfd3a8.jpg)
昭和火口の活動再開直後のため、まだ火口は小さく直径100m程度のハート型。噴煙を上げているのは南岳火口です。当時の火山活動は小規模でカメラマンも殆ど訪れることはなく、一般の関心はそれほど高くありませんでした。
2015年3月24日撮影 黒神橋から見た昭和火口
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/b6/a5545927606cc5044a96965969e652a1.jpg)
2015年3月26日撮影 昭和火口の爆発
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/5e/7ed988bc718a3439579b194877cf0fed.jpg)
活動が活発な頃の風景です。1~2時間程度の間隔で小規模噴火が多発していました。上の噴火回数記録を見ると、桜島は一時的に噴火回数が減っているだけと思われます。
桜島は鹿児島湾北部の姶良カルデラ南部に位置し、およそ1万1千年前に北岳が活動を始め、南岳はおよそ4000年前から活動しているとされています。(桜島昭和火口の活動 2006年から2011年 験震時報 第76巻第1~2号)
火山活動の時間スケールでは、数ヶ月はまばたきする程度のごく短い期間に過ぎません。いずれ活動が活発になり、周辺に大量の火山灰を撒き散らすものと思われます。
今の時期は夜が短く、花火のような爆発風景が撮影できる時間帯は21時から3時くらいまで、冬場は長くて18時から翌朝6時頃までです。
夏場は薮蚊が出るものの寒さに震えることもなく夜間撮影が楽な分、撮影可能時間は短いものです。やはり冬の寒さに耐えて待機・撮影する頃が空も澄み渡り、空気が乾燥して火山雷も出やすいようです。