花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

桜の名所 観音ケ池の山桜と新緑 2021/03/11(鹿児島)

2021-03-12 13:56:20 | 
3月11日(水)清藤の次は、いちき串木野市の観音ケ池市民の森を訪ねました。

新緑が目に付く 以下の画像は3月11日に撮影


紅カナメモチ


アジサイ


日置市から観音ケ池に向かう広域農道沿いの山桜は大半で花が終わっていました。観音ケ池でも例年より早めに新緑が目につきました。

池の北側山中に立つ観音様


桜撮影が主で、殆ど近づくことのなかった観音様です。緩やかな階段を50m程度上った岩壁に祭られていますが、公園内のためか存在感は控えめです。

こちらの山桜は今が見頃


晴天に恵まれた


昼食会のような3~4人連れを数組見かけました。いつもならば、ソメイヨシノの木に括り付けられた花見予約の段ボール紙が今年はありませんでした。

コロナ禍が2年も続くとは予想外なことでした。ワクチン接種が始まり、オリンピックの聖火リレーもスタートしようという時期ですが、首都圏では緊急事態宣言解除の見通しが立たないままです。

早咲きの山桜 わずかに残る花


すでに若葉が広がった山桜


水面の花びら


残り少ない山桜 ソメイヨシノの開花も間近


観音ケ池市民の森にはソメイヨシノが沢山あり、蕾が膨らんでおり来週は開花しそうです。園内には遊歩道があり、小高い場所から見下ろす一面の桜は見事です。

今年は唐芋(サツマイモ)の苗床設置も済んでいるので、天候を見ながらゆっくりと再訪したいものです。
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カメラ散歩 清藤の田圃を巡る 2021/03/11(鹿児島)

2021-03-11 18:48:47 | 
3月11日(木)山桜が気になり、日置市伊集院町の清藤地区を歩きました。

県道206号徳重横井鹿児島線の旧道に入る 以下の画像は3月11日に撮影


小さな川沿いには薩摩街道の出水筋跡がありました。右奥に見える山桜が目的地ですが、後の楽しみとして先に周辺を歩きました。

最初に写したかった桜


県道沿いにあり、写したいと思いながらこれまでは通過していました。旧道の広い場所に車を止めて、ここまで引き返す形で歩きました。

近くにも山桜があった 左側上


田圃と組み合わせると良さそうと思っていましたが、現地は電柱や電線があり写しにくいところでした。

上の画像左側の桜 田圃があった


田圃と横に稲作の資材置き場がありました。山手の奥側は耕作放棄地になっていました。

早くもヤマツツジが開花していた


これは桃のようです


竹藪から枝を道路側に突き出して桃が咲いていました。付近には空家が点在しており、ここも民家跡地のようでした。

岩ツツジと菜の花 農繁期には軽トラが行き交いそうな道路


ここには珍しい桜がありました


花は終わりかけ


民家敷地の斜面に大きく枝を広げて、県道からも目立つ桜です。初めて近くまで行きましたが、一般的な山桜とは違って花がびっしり付いていました。桜の好きな家人が園芸種を取り寄せて植えたものかも知れません。

いつもの田圃脇の山桜 近くでは用水路の工事中


毎年のように撮影している田圃脇の山桜です。今年は用水路の工事中で車では近づけず、川沿いの堤防を歩いて行きました。

普段ならば桜の下まで車で行くのですが、今回は車を止めて周辺部も歩くことができました。かねて気になっていたところに行き、新しい桜とも出会う楽しさがありました。

毎年咲く桜ですが、あと何回見ることができるだろうかと思うこともあります。今日は晴天に恵まれ、春の野山を巡ることができてありがたいことでした。
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春の訪れ 唐芋の苗床を作る 2021/03/09(鹿児島)

2021-03-10 17:51:21 | 野菜作り
3月9日(火)、例年より早めに唐芋(サツマイモ)の苗床を作りました。

実家に咲く山桜 以下の画像は3月9日に撮影


60年ほど前に母が植えた山桜です。近所の井戸近くに芽生えた桜と聞いていました。折れた枝が屋根に落ちないよう、絡みついたムベの蔓はそのままにしてあります。

きれいなポピー 危険植物のナガミヒナゲシらしい


道沿いにあり花が増えていました。ネット検索するとナガミヒナゲシらしく、繁殖力が爆発的で他の植物の生育を阻害する性質があるようです。

一つのサヤに1600個ほどの種子ができ、一株では8万~20万粒になり、数年にわたって発芽するとのこと。

早くもボケの花が散っていた


このところの気温上昇のためか、蕾が膨らんだと思ったら半分以上は散っていました。

海岸部に自生するトベラ 新芽が伸び始めた


幼木のうちは生育が遅く、1m程度に達すると成長が加速されます。子供の頃、家の南側に大きなトベラの木がありよく登って遊びました。

開花寸前の大根 試しに一本だけ収穫


3月に入り花茎が急に伸びて開花寸前です。手に持った感じでは以前よりも少し軽く感じますが・・・さて中身はどうでしょうか。

唐芋の苗床 例年よりも10日ほど早い設置 今年は2種類を伏せ込む


一つは苗が市販されていない焼酎原料用の白系芋で、生育力が強く大きくなります。デンプン目的のため甘みに乏しく、焼芋では粉っぽくなります。

水分が少なめで、飲み物なしに食べると喉に引っ掛かります。あまり好まれませんが、私はホクホク感があり好きです。

えんどう豆の西側 ビニルをかけて完成


もう一つは人気種の紅はるかです。焼芋にすると甘く少しねっとり感があり、多くの苗が市販されています。

ビニル資材のない昭和30年代は彼岸前後に苗床を作るものでした。囲いの中の栽培区画に稲わらなどを敷き込み、地熱を上げる工夫をしていました。

竹藪開墾用の土ふるいを設置


山鍬で削った土と竹の根などをプラスティック製の魚箱に入れて、前後に揺すって土をふるい分けます。竹の根やシダの根などを取り除いた分だけ、地表面が下がります。

補充策として唐芋の蔓や落葉、雑草などを入れる予定です。バラと芙蓉を撤去した花壇には、半分土になった雑草や落葉を補充予定です。

ユスラウメ 花は殆ど終わっていて残念


庭先ではなく砂山にあり、すぐに目に付かないため今年は撮影好機を逃しました。

春は駆け足で進む 浜ではコウボウムギに穂が出ていた


砂の間から新芽が伸び出し、あちこちに穂も出ていました。過酷な真夏前に種を残すため、砂山の植物は懸命に生きています。

吹上浜のジギングは不調のままで終わろうとしていますが、少し沖合にはサゴシ狙いの引縄漁船が行き来していました。来月にはキス釣りが始まり、大型連休の頃には初夏を感じるほどになります。
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小雨の日曜日 この冬を振り返る 2021/03/07(鹿児島)

2021-03-07 19:08:07 | 天気の話題
3月7日(日)このところ曇り空が続き、今日は時々小雨が降っています。

山桜の撮影予定を取り止め、気象データでこの冬を振り返ってみました。

昨年12月から今年2月までの気温変化 平年値との比較


普段使うこともなくなったエクセルでのデータグラフ化に難航。2月末には一部は準備していたのに、うまく進まず今日になりました。

錆びついた記憶をたどりながらのデータ操作でしたが、あれこれと考えるのも気分転換になって良いものです。

2012/12/04 吉田牟礼岡 ハゼの紅葉 左奥はヤツデ
 

旬ごとの昨年冬との平均気温の比較


前半を中心に昨年の冬よりも気温が低めでしたが、後半は昨年並みでした。

2012/12/11 鹿児島県民の森の紅葉


12月は前の冬よりも寒く感じましたが、まだ一部で紅葉が残っていました。

最低気温の変化と一日ごとの気温差


雨が少なく晴天が多かったため、一日の気温差が大きい日がありました。

2021/01/11 雪の朝 花野川


旬ごとの最低気温を平年値と比較


12月から1月上旬までは平年よりも低く、2月は雪の日もありましたが旬ごとに比較すると平年よりも高めでした。

2021/02/06 咲き始めた河津桜とメジロ 吉野公園


旬ごとの雨量を平年値と比較


雨量は平年よりも少なく、前の冬の半分程度となっています。

2021/03/01 春の花 岩ツツジ(ハヤトミツバツツジ)


この冬は平年並みの寒さと予想されていました。1月上旬と2月中旬に雪の日もありましたが、それほど寒い冬にはならなかった感じです。

伊佐市の氷柱撮影は、1月上旬の適期を外してしまい残念。春は足早に進んでいます。普段よりも早めに唐芋(サツマイモ)の苗床を設置することにしました。
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庭先の鉢植え 春の植え替え 2021/03/05(鹿児島)

2021-03-05 17:33:12 | 
3月5日(金)雨は朝までに止んで昼過ぎから晴れてきました。

フェンスの鉢植え ハツユキカズラ 以下の画像は3月5日に撮影


この先の気温は平年よりも高めとの予報。久しぶりの植え替えと言っても、根元を切り詰め枯枝を除き、新しい土に入れ替えた程度です。

昨年夏に全部枯れていたが再び発芽


生命力の強い蔓性植物です。枯れても捨てず水をかけ様子を見ていたら新芽が出ました。庭先に植えるとはびこるので要注意です。

ハナデマリ 表土は深い苔に覆われている


持ち上げると意外にもスッポリ抜けた


苔に覆われて土が湿っていたせいか、根の呼吸が悪いためか、根が出ていたのは数センチ程度でした。

苔はすべて取り除く 生えていたネジバナもそのまま植えなおす


ハナデマリには鉢が大きすぎ(土の量が多すぎ)かも知れません。苔を取り除いたことで根の呼吸が回復し、うまく生育してほしいものです。

ここ数年咲かず チドメグサに似ているが名前も忘れた


びっしり根が回っていた 鉢土がほとんど残っていない


鉢底に近いところまで根がぎっしり詰まっていました。土が根に置き換わったような状態で驚きました。根を半分以上切り落として新しい土を入れて植えなおしました。

ガーベラは残っていた


畦板で囲った20センチ程度の丸枠内にガーベラを植えていました。最初の頃は花が咲いていたのですが、長年放置して最近では葉が数枚出る程度でした。

シラス土のままで、周りから芝が入り込んでいました。鉢植え用土を入れて植えなおしたので回復してくれることでしょう。

庭先の花も季節ごとに植え替えるときれいですが、手間も費用も掛かり長年放置状態の所が大半です。たまには自宅の庭いじりも楽しいものですね。
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春に3日の晴れなし 野菜に追肥 2021/03/03(鹿児島)

2021-03-04 15:42:37 | 野菜作り
3月3日(水)天気回復、日置に出かけて豆類に追肥しました。

道沿いに咲き始めたポピー 以下の画像は3月3日に撮影


畑跡の空地ですが、ここ数年春先にポピーが咲いています。生命力が強いのでしょう、年々生育範囲を広げています。

タンポポに早くも綿帽子


春は天気が周期的に変わりやすく、雨や曇りの日が多くなります。季節は足早に進み、畑の隅で雑草が目立ち始めました。

天気の良い日は少しでも農作業を進めておきたいものです。

重くなり倒れたヤツデの実房 やがて実は紫色に変わって落ちる


今年は良く伸びているホトケノザ


隣の畑では主に外国人技能実習生が働いています。昨年来のコロナ禍で入国できず、この春も耕作できないようです。例年ならばトラクターで耕されてしまう野草が元気に伸びています。

えんどう豆と手前はおたふく豆(ソラマメ)


自家消費程度の栽培で、農家から見るとままごと遊び程度。お日様に当たりながら、適度に体を動かし汗を流し、新鮮な食材を得られることが楽しみです。

まずは草取り 一輪車一杯に


この時期は草の伸びが目立ち始めます。畑の周囲からは茅とシダが侵入していました。

今回は8-8-8の化成肥料 根元の東西両側に追肥


時期的にはもう少し早めが良かったかも知れません。気温が上がり、周期的に雨が降り春の日差しも出るため追肥効果は抜群です。

効きすぎると蔓や茎が徒長して花芽が減り、強風で倒れやすく、減収となります。追肥でぐっと伸びますが、肥料が多すぎるのもダメ。

おたふく豆には支柱を設置 ロープで囲う


茎の成長につれてロープ位置を引き上げていきます。今の倍ほどにも茎が伸び、さらに花が増える見込みです。

芙蓉の根元から新芽が出始めた


ブロック塀そばから引き抜いて仮移植しています。10センチほどもある太い根を切り、わずかしか根は残っていないはずです。

竹藪開墾を進めて少しでも条件を整え定植する予定です。下旬には唐芋(サツマイモ)の苗床を設置するため、忙しくなります。

夕方 引潮の吹上浜日置海岸


膝の辺りまで海に入り釣りを続ける人がいました。風は東寄りで海辺は静かですが、魚が釣れそうな気配はありません。

もう少し雨が増えて海が濁れば、小魚も寄って来るのでしょうか。小魚が来ないとブリやサゴシもやって来ません。
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山里に花咲く 思川源流部の春 2021/03/01(鹿児島)

2021-03-02 15:55:36 | 自然観察
3月1日(月)桐野利秋開墾地跡に続いて思川源流部を訪ねました。

思川(おもいがわ)の支流 鹿児島市西佐多町 以下の画像は3月1日に撮影


思川は鹿児島市西佐多町(旧吉田町西佐多浦)の前峯付近に源を発し、姶良市重富の脇元地区で鹿児島湾に注ぐ長さ17キロの2級河川です。

ここは支流の一つで、川での漁には遊漁券が必要との告知板がありました。この上流部は山林が続き、水源地とわずかな民家、耕作地が点在しています。

白木蓮が咲いていた 強い風で傷みやすい薄命の花


田の神様と自動販売機 白塗りの顔が恥ずかし気


葉桜となった緋寒桜 3月1日の最高気温は鹿児島市で22.9度


久しぶりに訪れましたが空き家が目につき、高齢化と人口減少で休耕田が増えていました。

あちこちで山桜が咲いていた 鳥の姿も


畑の菜花


畑の人に話を伺うと、最近ではイノシシだけでなくシカが出没し野菜の食害が出ているとのこと。

耕作水田は半分ほどに減りましたが秋の彼岸花は美しく、多くのカメラマンが訪れるそうです。

岩ツツジが多い所


竹林の斜面では 受難の山の神様 左は岩ツツジ 右側が倒木


台風の影響でしょうか、太い倒木で山の神様の祠が壊れていました。ここを大事に守ってこられた隣家老人はすでに亡く、廃屋を目にして胸が痛みました。

倒れた孟宗竹も複数絡み合い、倒木は全く動かすことができません。押さえつけられた岩ツツジですが、枝先に少しだけ花を咲かせていました。

道沿いの馬頭観音様(右側)


道沿いの観音様は今も大事にされ、水仙が供えられていました。軽トラの進む先はちょっとした峠(分水嶺)で、その先は姶良市蒲生町です。

柿の木の下 多くのフキノトウ


帰りは別な道をたどりましたが、民家庭先に岩ツツジを多く見かけました。道路反対側にはフキノトウが一杯出ていました。

他の草木が生えていないことから、すぐ近くの方が手入れされているようです。午前中の短時間に多くの春の花を楽しむことができて幸いでした。
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カメラ散歩 桐野利秋開墾地跡 2021/03/01(鹿児島)

2021-03-01 20:48:00 | 史跡巡り
3月1日暖かい南風の月曜日、旧吉田町の桐野利秋開墾地跡を訪ねました。

鹿児島市本城町 県道40号脇の案内板 以下の画像は3月1日に撮影


鹿児島県道40号伊集院蒲生溝辺線は、日置市から姶良市、鹿児島空港に向かう車が多い路線です。咲き始めた岩ツツジに誘われるように、初めて桐野利秋開墾地跡に立ち寄りました。

県道の北側すぐ横に駐車スペースあり 普通車5台程度は大丈夫


観光地ではなく石碑だけの史跡的な場所です。あまりおススメできませんが、県道から近いので天気を見て歩くと、気分転換に良いかも知れません。

開墾地跡などの位置図


開墾地跡への道は農耕車が走る程度の狭い道で離合ができません。必ず県道横の駐車場を利用してください。

梅は殆ど散っていた 画面外左手に小川がある


案内板 石碑まで100m ゆるやかな坂 ゆっくり歩きで5分程度


石碑入口の案内板 竹林横を少し上がる


石碑と案内板 石碑に刻まれた内容が説明されています


田蘆(でんろ?)とは何でしょうか。ネット検索では蘆田(あしだ)が出てきますが、開墾地の意味のようです。「でんろひ」の方が「あしだひ」よりも聞こえが良い気がします。

開墾地跡に向かう 意外にも岩ツツジが咲いていた


道を奥に進んで少し曲がると空き家の岩ツツジが鮮やかでビックリ。さらに進むと広い田圃跡のようなところがありました。

上流部を望む 草藪になった開墾地


枯草が覆っていますが木は生えていないので、数年に一度は田起こしされているのかも知れません。下流部の田圃は今も殆どが耕作中でした。

想像していたよりも広い場所でした。開墾の苦労をしのぶうちにも・・・・・県道を走る大型車の走行音が海鳴りのように谷間に響いて来ました。

駐車場脇の椿 潔さを感じる白椿


車に戻ると緑の中に白い花が目につきました。わかりやすい場所だったので、機会を見てまた訪れたいと思います。
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花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。