花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

カメラ散歩 桐野利秋開墾地の梅 2022/02/07(鹿児島)

2022-02-08 21:44:47 | 日記
2月7日(月)寺山公園を下りて鹿児島市本城町へ向かいました。

桐野利秋の開墾地跡 案内板 以下の画像は2月7日に撮影


鹿児島市本城町(吉田)宇都谷に移動して、桐野利秋開墾地への入口にある梅の木を見に行きました。まだ花は咲いておらず、その先の開墾地跡を訪ねました。

付近の白梅 以下の画像は2月7日に撮影


廃屋と空き家があり、周辺部の一部は耕作されています。どのあたりが開墾地なのか、山手側だろうと思いますが、枯草に覆われて全容は判りませんでした。

枝先に一杯花をつけている


梅の木は人の暮らしがそこにあったことの名残りでしょう。他の木々に混じり力強く枝を伸ばしていました。

公園の鑑賞木のように手入れされることもなく、自然のままに逞しく生きる力強さを感じます。

桐野利秋 田蘆碑


田蘆(でんろ)とは開墾のことで、開墾時の暮らしぶりなどが石碑に刻まれています。

石碑横の白梅


桐野利秋田蘆碑のすぐ横の林に白梅があり、枝先に白い花を咲かせていました。

石碑について、明治維新とかごしま見て歩き(鹿児島県観光連盟)のページから引用して紹介します

 中村半次郎こと桐野利秋が西郷隆盛の下野に従って明治6年鹿児島に帰ってのち農業に従事した場所が、吉田郷宇都谷久部山(現鹿児島県鹿児島市吉田)です。

旧知の人物・山下孫兵衛の援助を受けこの地に水田四反歩・畠五反余を開き、作業小屋に妻・久と暮らしたと伝わります。

西南戦争に従軍した桐野の死後、孫兵衛は自ら農業に励んだ桐野のことを顕彰するため記念碑を建てました。(引用終わり)

吉田 谷上地区の梅

最期は鹿児島市本名町(吉田)の谷上(たにかみ)地区 道路横の白梅


花の撮影でよく訪れる場所です。冬の寒さに耐えてきた山間の地に、白梅が春の訪れを告げていました。

菜園と梅 手入れの行き届いた菜園


昭和の頃は多くの家で庭先に梅、ビワ、柿、ミカンなどの果樹がありました。農家以外でも庭先の小さな菜園に、日常使う野菜を植えていました。

大きな農家では牛や馬を飼育し、荷馬車を引かせ、広い田畑を耕していました。

大きな梅の木 民家入口にあり、他よりも特に目立つ大きさでした


農村部の過疎高齢化は止まることがなく、昔ながらの里山風景が荒れていくのは寂しいものです。
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カメラ散歩 姶良カルデラ展望台 2022/02/07(鹿児島)

2022-02-08 21:28:53 | 桜島
2月7日(月)吉野公園の次は北側の寺山公園へ向かいました。

緑の額縁に入ったような桜島 以下の画像は2月7日に撮影


県道215号吉野公園線を北側に向かうと、上之原(かんのはい)バス停の20mほど先で、右手の林の中から桜島が見えます。危険防止の柵は、管理する人がいなくなったのか朽ち始めていました。

150mほど上に行くと左手(西側)に原五社神社がある


上之原振興会の集会所、上之原ゲートボール場もあり、標高は305mです。

桜島が良く見えるこの辺りは、桜島の安永噴火(1779年)で桜島黒神地区から逃れてきた人たちが開拓したところです。

道路右手から見える桜島と鹿児島湾(錦江湾)


寺山公園展望台まで行かずとも道路から桜島の眺望が良い場所ですが、姶良市霧島市方面は見えません。

寺山展望台からの桜島


寺山展望台は標高約423m、吉野公園展望台は標高234m、鹿児島市の城山展望台は標高107mです。

桜島の標高は北岳が1117m、中岳が1060m、噴煙を上げる南岳は1040m、湯之平展望所の標高は373mです。

同じく姶良市方面 右奥は霧島連山の韓国岳(1700m)


曇り空で視界も悪く、韓国岳は見えても積雪の様子までは判りませんでした。

桜島・錦江湾ジオパークの案内板


錦江湾(鹿児島湾)北部は直径約20kmの姶良カルデラです。寺山は姶良カルデラ外輪山の一部です。約3万年前の姶良カルデラの巨大噴火の3千年ほど後に桜島が誕生したと言われています。

現在の桜島の噴火規模の100万倍もの巨大噴火で、薩摩半島・大隅半島全体に約60mの厚さに火山灰(火砕流堆積物)が積もり、シラス台地になったと書かれています。

大量のマグマが噴出したことで地面が落ち込み巨大な穴(姶良カルデラ)になり、海水が入り今のような海(湾)が出現。姶良カルデラは桜島へのマグマ供給源とされています。

あまりにもスケールが桁外れで壮大すぎます。ここから見渡すと地形的には納得できますが、現実に置き換えると空恐ろしいことです。
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吉野公園 河津桜は3分咲 2022/02/07(鹿児島)

2022-02-08 14:48:26 | 
2月7日(月)前日の強風が収まり、吉野公園へ出かけました。

2月7日 NHK朝の気象情報 薄雲が見える桜島


気象情報の中で、九州・沖縄各地のライブ映像が2か所映し出されます。

NHK鹿児島放送局は鹿児島本港近くにあり、この時期の朝は逆光になるため桜島が映ることは少なめです。

10時57分 吉野公園から見る桜島 以下の画像は2月7日に撮影


北岳にはわずかに雪が残っていました。桜島山頂部は2月に入り3日と5日に雪化粧しています。

河津桜 メジロが数羽とヒヨドリが1羽


レストハウス東側の河津桜です。1月31日には部分的に咲き始めていました。2月に入り寒い日が続いて、期待ほど開花が進んでいませんでした。

レストハウスに掛かるほどに伸びていた枝は全て切られています。レストハウス内から椅子に腰かけて撮影できて好都合だったのですが・・・時は過ぎ行く。

下枝が多く切られたことで河津桜のボリュウム感が失われ、以前ほど見映えがしません。

メジロのような小鳥が来た


ネットで見るとエナガのような感じですが、数羽いたもののすぐに飛び去って戻って来ませんでした。

紅梅は今が花盛り


なごみの庭に植えられた梅は7割方開花しています。紅梅は今が花盛りですが訪れる人は少なめでした。

レストハウス北側の河津桜


寒い中、こちらでも遠慮がちに咲き始めていました。暖かい日差しが数日続けば開花が進みそうです。

白梅は少なめ 水仙の香りが良い


紅白の彩の対比が美しく感じます。あいにくと雲が厚みを増してきましたが、薄日が出ると花が浮き立ってきれいでした。

散策の人たち


公園内ではウォーキングに励む人をあちこちで見かけました。一眼レフカメラを構える人もいましたが、短時間のうちにいなくなりました。

庭の下からレストハウスを見る


レストハウスの左側にも河津桜があります。右側のものと比べると樹形が少し異なり、開花時期も2週間ほど遅いので、河津桜の近縁種のような「伊豆の踊子」ではないかという話も聞きます。

11時32分 ハボタンと菜の花


風は弱いものの日差しが出ないので、じっとしていると寒さを感じます。桜島北岳の雪は見えなくなりました。この後、寺山から吉田方面を回りました。
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春の始まり この冬を振り返る 2022/02/06(鹿児島)

2022-02-06 16:44:16 | 天気の話題
2月4日(金)立春を迎えましたが、鹿児島でも寒い日が続いています。
気象データをもとに、昨年10月からの鹿児島の天候を振り返ります。
パソコンを使い始めた頃の画像も掲載しました。

2004年正月の画像 霧島連山 韓国岳山頂周辺からの風景


韓国岳(1700m)山頂部は強風で厳しい寒さです。右側は2011年に大噴火を起こす前の新燃岳(1421m)、左側奥は高千穂峰(1574m)です。

韓国岳の霧氷


天候回復待ちで体温を保つため、山頂から8合目付近を3時間ほども歩き回ったこと、三脚ごとカメラが吹き飛ばされたこともありました。

平均気温(旬別)の移り変わり 以下の観測地点はいずれも鹿児島


鹿児島市東郡元町の鹿児島地方気象台での観測データです。旬別の平均気温(青色)と平年値(茶色)を比較したものです。

平均気温の平年値との差(旬別)


10月中旬までは平年より高めでしたが、その後低めになり、1月中旬までは全般に平年よりも低め、1月下旬は平年より高くなりました。

昨年12月から2月4日まで 日ごとの平均気温 観測地点は鹿児島


12月以降を日ごとに見ると、12月下旬に特に低い日がありました。1月下旬には高めの日もありましたが、その後低下して2月に入りました。

期間中の平均気温が低かったのは12月26日と27日で、3.9度。12月26日の最高気温は5.9度で、期間中最も低くなりました。最低気温が低かったのは12月27日と1月19日で、0.2度でした。

降水量(旬別) 観測値と平年値


10月は平年よりもかなり少なく、11月は平年より少し多め、12月~1月は平年よりも少なめで経過しています。

10月の少雨で大根の伸びが例年より悪くなりました。2月以降の雨不足と低温はエンドウ豆、ソラマメの生育に悪影響が懸念されます。

霜が付いた山茶花


ヤブツバキ


出水のツル


2月1日(火)、午前10:40、ナベヅル 65羽、マナヅル 81羽(合計146羽)の北帰行が確認されました。この北帰行は、昨年度(1月18日)に比べて14日遅いものでした。

雪国では大雪が続き、南国鹿児島でも2月3日と5日には桜島山頂部が薄く雪化粧しました。鹿児島市街地ではこの冬はまだ積雪はありません。

2004/02/22 阿久根市大川のしだれ梅


今日も冷たい北風さえなければ、日差しはかなり暖かく感じます。春は確実に進んでいます。
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立春 草取りなどで体温まる 2022/02/04(鹿児島)

2022-02-05 21:08:17 | 日記
2月4日(金)は立春、日差しが広がりそうで日置へ出かけました。

2月4日 朝のNHKニュース 冬のオリンピック開幕


コロナ禍は先が見えず、全国の新規感染者数が一日あたり10万人に迫っています。オリンピック期間明けにロシアのウクライナ侵攻があるのか、世界経済に大きな影響を及ぼす不安材料です。

2月4日 NHK朝の気象情報


冬型の気圧配置が続き、明日からさらに寒くなるとの予報です。今日の方がまだ日差しが出て、畑仕事には良さそうです。

日置のお寺 境内の万両 以下の画像は2月4日に撮影


祖父の命日が近づき、日置のお寺参りをしました。この辺りは野鳥が少ないのか、万両の実が一杯残っていました。

10時15分 吹上浜日置海岸 今日も釣人があちこちに


数人が集まる所に行くと、顔見知りの地元常連さんたちでした。少し小魚が打ち上げたものの、魚群は見られません。

今季の釣果は特にダメだった昨季よりは良くて、週末にはもっと多くの釣人が来るそうです。この時間帯は晴れて弱い北風、海は少し波がある程度でした。

咲き始めた沈丁花 実家の庭先


母が植えたもので、今年も咲き始めて甘い香りが漂って春を感じさせました。

エンドウ豆 野鳥の食害は見られない


ソラマメ 少しずつ成長している


発芽不良でエンドウ豆は3回、ソラマメも2回種蒔きしました。生育が1か月ほども遅れていますが、寒さによる傷みはありません。

3月にかけて順調に伸びるか、興味深いところです。エンドウ豆は昨年の倍ほどの数を植えてあり、自家消費量程度は収穫できると期待しています。

大根を収穫 残りは3本


栽培初期の雨不足で大根の成長が悪く、例年よりも短めです。一部には虫食いもありましたが、今季の消費は順調です。

梅の枝を剪定


本来の剪定時期は梅の実を収穫後の夏場のようですが、その頃は暑さで畑仕事は大変。放置すると生い茂るので、花の時期に可哀想ですが、絡み枝や長く伸びた枝先を剪定しました。

紫陽花の枝を整理 周辺の雑草を抜く


雑草の生育が止まる冬場には、耕作地の回復作業が大事です。紫蘭の生育地にもシダが広がっていたので山鍬を使い取り除きました。

シダは地表近くに伸びる根でつながっており、取り除きやすいものです。放置していた使用済みのマルチシートや竹材なども処分しました。

ここ以外には、芙蓉やバラを移植した場所に入り込んだ野イチゴを、鍬で耕しながら取り除きました。

16時59分 雲が出て北西の風が強くなった 釣人の姿はなし


浜に出ると風が冷たく、波が高くなっていました。畑仕事で温まっていた体が冷え込み、カメラを構える指先が痛くなりました。

強風が足跡をかき消していく


少しずつでも冬場の作業が進んだことに安堵し、17時過ぎ家路につきました。2月に入り日足が伸びており、まだ明るいうちに帰宅できました。
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