「赤毛のアン」の訳者の村岡花子さんの生涯を描いたNHKの朝ドラ「花子とアン」が今日最終回を迎えた。途中あまり真剣には見ていなかったが、赤毛のアンの舞台であるプリンスエドワード島を彷彿させるシーンが散りばめられていたので、興味深く見ていた。
プリンスエドワード島に旅行したのは、2008年9月で、赤毛のアンの初版(原書)発行の100周年記念の年で、日本とカナダ双方で特別記念のイベントが多数行われ、記念切手も双方で発行された。定年後、カナダのビクトリアに留学していた時、東海岸にあるこの島にあえて長距離旅行を敢行したが、今振り返ると大正解であった。
プリンスエドワード島では、「赤毛のアン」ゆかりの名所を訪ねるツアーに入ったので、グリーンゲイブルズというアンの家、アンの部屋、作者モンゴメリーの生家、お墓、結婚式をあげたところ、勤めていた郵便局などゆかりの舞台はほとんどすべて見て回った。また、赤毛のアンのミュージカルも生で見てきたし、ホテルに置いてあった映画のDVDも見ることができた。
その「赤毛のアン」を題材にした「花子とアン」が今年、朝ドラに取り上げられ、「赤毛のアン」も再ブームを迎えたことは大変喜ばしい。ドラマの最初に流れるアニメのシーンもすべて行ったことのある場所を彷彿させるもので、懐かしい想いである。旅行の楽しみや醍醐味とはまさにこれである。「映画のロケ地を訪ねる旅」も自分のHPで紹介しているが、映画やテレビで見たシーンの現地を訪ねるのはそれなりに感動的なものがある。
絢香の歌う主題歌も大変気に入っている。歌を聴くたびに赤毛のアンのふるさとを思い出す。この朝ドラを見ていて、まだプリンスエドワード島に行ったことがない人は是非とも足を運んで「赤毛のアン」の世界に浸ってほしい。よかったら、HPにも立ち寄ってみてください。