浪漫飛行への誘(いざな)い

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アジア各国の連帯の難しさ

2016年01月23日 16時05分58秒 | 旅行

 

現役時代にアジア各国で構成される会議体に何回も参加したことがあるが、アジア内部をまとめるのはいかに難しいかと感じることが多々あった。自分のかかわったスポーツの世界では、加盟国(212の国と地域)は、ヨーロッパ(50ヵ国)、アフリカ(53ヵ国)、アジア(45ヵ国)、北中米(31ヵ国)、南米(13ヵ国)、オセアニア(20ヵ国)という6つのブロックに分かれていたが、異なる人種、宗教が混在するアジアが一番まとまりにくいことを実感したものである。

アジア45ヵ国の中には、仏教国、イスラム教国、旧ソ連の国々(カザフスタン、トルクメニスタン等)が混じっているし、シリア イラク イラン のような紛争国、問題児の北朝鮮、巨大なパワーをふりかざす中国、影に隠れる台湾、日本に対抗心を燃やす韓国、バングラデシュ・ネパール等の貧困国とにかくどうみてもまとまるとは思えないような国々で構成されているのがアジアの現実である。

特に、役員の選挙ともなると票を確保することがなかなかむずかしい。イスラム諸国、旧ソ連諸国、南アジア、東南アジアに東アジアとまとまりをつけるのは至難の技である。アジアの連帯Unityなどスローガンを掲げても現実はかけ離れている。外交という業務の大変さは容易に想像がつく。現役時代に、スポーツという狭い分野であるが、アジアの他の国々の人達と会議でいっしょになったり、食事をしたり、交友する機会を持つことができたのは大変ラッキーであった。

アジア45ヵ国の内、行ったことがあるのは日本を含め、31ヵ国であり、残り14ヵ国となっているが、紛争やらで行けそうもない国がほとんどである。残る14ヵ国は、イラン イラク アフガニスタン パキスタン サウジアラビア 北朝鮮 トルクメニスタン タジキスタン オマーン カタール イエメン モンゴル ブータン 東チモールの14ヵ国であるが、旅行計画を立てられそうなのが、モンゴル ブータン カタール オマーン位で、あとはまず無理であろうと思われる。こう考えると日本という国は天国のような存在で、日本に生まれた我々は皆もっと感謝すべきであろう。 ベッキーの不倫、SMAPの解散騒動とかがやたらテレビや週刊誌を賑わせているが、日本はつくづく平和な国であると感じる今日この頃である。

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