7月26日~8月11日までの予定で第33回オリンピック競技大会がフランスのパリで開催され、26日夜7時から(日本時間27日未明)開会式が行われた。無理して深夜にライブで見るのは体によくないので、ビデオ録画して、後で主要な部分を早送り観覧した。オリンピックをライブで見たことはないが、陸上競技の世界選手権は、1999年から2007年まで5回ほど開会式を含め、ライブでの観戦経験があるので、大体の様子は想像がつく。やはり開会式は一つの感動的なショーとして見応えがあり、テレビで見るのと生で見るのとでは雲泥の差がある。
今回の開会式は、スタディアムではなく、エッフェル塔やセーヌ川をメインに屋外で実施され、入場行進も船に乗って行われるという画期的な演出で、感動的であったが、雨に降られたことが可哀そうであった。さすがパリで、セーヌ川、エッフェル塔はじめ観光資源を活用し、3年前の東京大会をはるかに超える素晴らしい演出であった。ただ、マリーアントワネットのギロチン演出はちょっと問題かなと感じた。フランスと関係なさそうな陸上のカール・ルイスやテニスのセリーナ・ウイリアムズやナダル、体操のコマネチが船上の聖火リレーに加わっていたことにも若干違和感を覚えた。開会式にはレディー・ガガやセリーヌ・ディオンといった超有名なエンタテイナーも出演していたが、これもちょっと違和感があった。また、久しぶりにぼったくり男爵のバッハIOC会長の姿を見たが、不快な印象は変わっていなかった。
今回、ロシアとベラルーシの選手は、国としての参加は認められず、AINという「中立的な個人資格の選手」としての参加のみ認められるが、開会式などへの参加は認めないとしているようだが、当然である。国際社会から締め出されたプーチンの地団駄踏んだ孤立感に満ちた顔が目に浮かぶようである。また、今回、205の国と地域が参加しているとのことであるが、地域として、香港が参加していることには疑問がある。今や中国に完全返還されていて、自由も自治も全くないのだから、地域して認められるきではないと思う。認めるなら、中国政府に対し、香港の自治、自由を要求すべきである。
オリンピックを見るといつもどんな国や地域が参加しているかが気になる。行ったこともなく、よく知らない国も多いが、個人的に102ヵ国に行ったことがあるので、205ヵ国ということは、そのほぼ半分には行っている計算である。パリには、8回ほど行ったことがあり、街の状況はある程度わかるので、いろいろな観光スポットが紹介されるのが楽しみである。アフリカと南米はほとんど手付かずの状態なので当然馴染みはないが、行ったことがある国や地域が紹介されるとなんとなく嬉しい気持ちになる。大会では、個人的には、卓球や陸上競技を楽しみにしている。
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